【管理栄養士監修】「ビーフン」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/06/14
この記事では「ビーフン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
ビーフンを食べると太りやすい?
ビーフンはあっさりとした食べ物なのでダイエット食だと思っているかたもいるでしょう。
ビーフンはほぼ炭水化物であるでんぷん(じゃがいも、さつまいも、緑豆など)からつくられている春雨に比べると、タンパク質やわずかな脂質を含んだ米粉を使っているビーフンはカロリーが若干高くなっています。
3大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質)の中では炭水化物をいちばん多く含むので、脂質が低いものの糖質の高い食品といえます。米粉でつくられた麺なので、小麦アレルギーを持つ人でも食べられるグルテンフリー食材です。
本記事では、ビーフンは果たして「食べると太ってしまう食材」なのか、カロリーや栄養素、食べ方などを解説していきます。
ビーフン1食分のカロリー
ビーフンは1人前(50g)あたり189kcalとされています。これはビーフンそのもののカロリーで、料理の種類によって食材のカロリーがプラスされます。
一般的な焼きビーフンだと、一皿(243.7g)で426kcalほどになります。
ビーフンの炭水化物量は?
ビーフンは、1人前(50g)あたり炭水化物を39.95g含んでいます。
一般的な豚バラ肉・えび・玉ねぎ・ピーマンといった具材でつくった焼きビーフンにすると、炭水化物量は、1皿(243.7g)で48.06gとなります。
白米のご飯は1膳(160g)あたり炭水化物を59.36g含んでいるので、ビーフンを主食として食べるのであれば、白米よりも炭水化物量を抑えることが可能です。
ビーフンを食べる際のポイント
ビーフンは米粉からつくられている麺なので、食事としてとるときはいろいろな具材といっしょに焼きビーフンや汁ビーフンにします。ビーフンをおいしく、かつ、太らないように食べるためにポイントを覚えておきましょう。
ここでは、ビーフンを食べる際に覚えておきたいポイントを紹介します。
野菜を多めにする
ビーフンには食物繊維やミネラルも含んでいますが、少量です。焼きビーフンや汁ビーフンを調理するときに、具材として野菜を多めにすることで、ビーフンに不足している食物繊維やミネラル、ビタミンを補い、バランスのよい料理にできます。
ビーフンは、焼きビーフンや汁ビーフンとして、多くの野菜や海鮮、肉類といっしょに調理するのでバランスのよい食事になります。栄養バランスだけでなく、味わいとしてもビーフンは野菜と合う食材として認知されています。
温かいものといっしょに食べる
太ることを気にしているのなら、ビーフンの調理方法として汁ビーフンを選択するか、焼きビーフンの場合は温かいスープもつけるようにしましょう。
汁ビーフンや野菜スープは、汁をすべて飲むことで溶けだした野菜の栄養を多く摂取できるだけでなく、お腹を膨らませて満腹感を得る効果もあります。
よく噛んで食べる
太りにくい食べ方として、食事はゆっくりとよく噛んで食べるのが鉄則です。ビーフンもよく噛んで食べることで、いっしょに調理した野菜や肉のうまみが麺からしみだしてくるので、味わいが深くなります。
汁ビーフンは汁といっしょに麺を流し込んでしまう人もいますが、じっくりと噛んでビーフンと具材のうまみを味わいましょう。
よく噛んで食べることで、満腹感を得られます。
ビーフンをたくさん食べてしまったときの対処法
おいしくてビーフンを食べすぎてしまった、というときは、そのままにしておくと太る原因にもなりかねません。ビーフンを食べすぎてしまったら、解消するための対処を実施しましょう。
ここでは、ビーフンを食べすぎてしまったときにできる対処方法を紹介します。
有酸素運動をする
ビーフンに限らず、食べすぎてしまったときにすぐできる対処方法としては、有酸素運動が有効です。ビーフン1人前のカロリーを消費するには、ウォーキングだと1時間以上実施する必要があるとされています。
有酸素運動は、脂肪を燃焼し、中性脂肪などの体脂肪の減少が期待できます。食べすぎてしまった場合は、無理のない範囲でジョギングやウォーキングなどをしてみましょう。
水分多めにとる
ビーフンを含め、食べすぎてしまったときや飲みすぎてしまったときの対処として、水分を多めに摂取することをおすすめします。
水分を多めにとることで、基礎代謝が上がり、不要な物質を排出してくれます。また、食事といっしょに水分をとることで満腹感が得られ、食べすぎを防ぐ効果もあります。
ビーフンのおすすめレシピ
ビーフンといえばポピュラーな食べ方は、「焼きビーフン」と「汁ビーフン」に二分されます。どちらも麺に具材のうまみが浸み込み、噛めば噛むほどうまみを感じられる調理方法です。
焼きビーフンや汁ビーフンのほかにも、ビーフンをおいしく食べる応用レシピがありますが、まずは基本のビーフンをおいしく調理してみましょう。ここでは、焼きビーフンと汁ビーフンについて紹介します。
ビーフンのおすすめレシピ1:汁ビーフン
一般的に汁ビーフンとは、いったん肉や野菜とビーフンを炒める「焼きビーフン」をつくり、そのあとスープで煮込む料理です。しかし、こちらのレシピではそのまま汁ビーフンをつくるので、お手軽。具材のうまみがスープに溶け出すので、スープまですべておいしくいただけます。
ビーフンのおすすめレシピ2:焼豚入りビーフン
ビーフンの定番メニューの焼きビーフンです。
ビーフンはいっしょに炒める具材のうまみを吸収してくれます。焼き豚を使えば、野菜だけでなく焼き豚のうまみもそのままビーフンに浸み込みます。
たっぷりとした野菜の栄養素に加え、焼き豚に含まれる栄養素も摂取でき、ビーフンだけでは不足してしまうビタミンやたんぱく質を補いましょう。
ビーフンのカロリーについて知り食べ方を工夫しよう!
ビーフンは春雨と同じ食材だと勘違いしているかたも少なくありませんが、原材料やカロリーなど全く異なる食品なので注意が必要です。
しかし、ビーフンを使った料理では、バランスよくいろいろな栄養素を摂取することができます。太らない食事を心がけているかたは、カロリーだけでなく、バランスよく栄養を摂取できるビーフンをうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。