「出刃包丁」のおすすめ商品21選!選び方や研ぐのに必要な砥石も紹介
2021/06/19
魚や肉を捌くのに便利な「出刃包丁」は、メーカーによって素材や刃渡りの長さに違いがあります。最適な「出刃包丁」を選ぶには、どんな点に気をつけたらよいのでしょうか。この記事では、おすすめの「出刃包丁」とその選び方、砥石の使い方をご紹介します。
「出刃包丁」とは?
「出刃包丁」とは、魚や肉を捌くための和包丁で、一般的なサイズは5.5寸〜6寸、小型で4寸ほどです。
「出刃包丁」のルーツは、刃物の街として有名な堺市だと言われています。開発した堺の鍛冶職人の歯の特徴から「出歯包丁」と呼ばれるようになり、それが「出刃包丁」になったとする説が有力です。
元々は魚を捌く和食用の包丁として使われていましたが、食文化が多様化した現在では肉など魚以外の調理にも使われています。刃の形状片は刃が多く、魚や肉の小骨を切り落としやすいのが特徴です。
「出刃包丁」の選び方4つ
ここからは「出刃包丁」の選び方として、「刃渡り」「刃の素材」「柄の形状と素材」「利き手」の4つのポイントを紹介します。自分にあった適切な包丁を選ぶ際に参考しましょう。
ポイント1:刃渡りで選ぶ
「出刃包丁」の最適な刃渡りは、食材の大きさに合わせて選びましょう。
大きめの食材を切ることが多いなら刃渡りが長い「出刃包丁」が、小さめの食材を切ることが多いなら刃渡りが短い「出刃包丁」が使いやすいと言えます。どのサイズを選ぶかで切り方も出来上がりも変わるので、普段の使い方を考えて選びましょう。
また、料理を頻繁にする方は両方購入して、食材によって使い分けるという方法もあります。
ポイント2:素材で選ぶ
「出刃包丁」の素材には鋼とステンレスの2種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。セラミックの「出刃包丁」もありますが、一般的にはこの2種類です。
主に切れ味と手入れの仕方に違いがあり、素材によって向き不向きがありますので、違いを知って選ぶようにしましょう。
ステンレス
ステンレス素材のメリットは、手入れがしやすく扱いやすいことにあると言えます。鋼より錆びにくい素材であるため手入れが楽になります。また、匂い移りしにくいのも特徴です。
一方、デメリットは鋼と比べてしまうと切れ味が落ちることが挙げられます。また、鋼ほどの硬さはないので、使い方によっては欠ける点にも注意が必要です。
ステンレスの「出刃包丁」にも様々なタイプがあり、刃の部分だけステンレスのものもあれば、柄までオールステンレスのものもあります。継ぎ目がないタイプは隙間がないので汚れがたまりにくく、手入れも簡単です。
鋼
鋼素材のメリットは、切れ味の良さと研ぎやすさにあると言えるでしょう。ステンレスよりも硬く重さも厚みもあるので、食材がよく切れます。料理人が選ぶ包丁も鋼素材が多く、玉鋼など高級素材を使ったものもあります。
一方で、錆びやすい素材であるため、洗い方や手入れの仕方など扱いに注意が必要なことがデメリットです。使った後は中性洗剤で洗い、すぐに乾かす必要があります。サビが出た場合もすぐに取り除きましょう。
ポイント3:柄で選ぶ
「出刃包丁」の柄は素材や形状が様々あり、それぞれ特徴が異なります。価格や使いみちを考えて、普段の使い方に合ったものを選ぶようにしましょう。それでは、柄の素材と形状を具体的に紹介します。
形状
「出刃包丁」の柄の形状には、小判型、栗形、八角型の3つがあります。小判型は手に沿う形なので力が入れやすく、栗形は指を引っ掛けて作業しやすい特徴があります。
また、八角型は握りやすく手に馴染みやすいのが特徴です。八角型は高級な包丁によくつけられています。
素材
「出刃包丁」の柄によく使われる素材は、プラスチック、木製、水牛です。
プラスチックは安価なので家庭用の包丁によく使われますが、木製は幅広い価格帯の包丁に使われます。また、柄の部分は木製で付け根がプラスチックといった複合素材の包丁も家庭用包丁では良く見られます。
水牛は高価なため高級包丁やプロの包丁に使われます。水牛は水に強く長く使えば使うほど味が出るため、一生ものを選ぶなら水牛を選びましょう。
ポイント4:利き手に合わせる
一般的な「出刃包丁」は右手で使う片刃の包丁が多いため、左利きの方は注意が必要です。
そもそも包丁には、両刃と片刃の2種類があります。両刃は包丁の両方に刃がついており、力をかける方向に進むため、切る、刻むといった作業を得意とします。一方の片刃は、片面にしか刃がなく食材から逃げるように刃が動くため、削ぐ、剥くといった作業向きです。
つまり、三徳包丁に多い両刃の包丁は利き手を選びませんが、「出刃包丁」に多い片刃は右利きに向いていると言えます。ただ、「出刃包丁」にも左利き用の片刃もありますし、両刃の「出刃包丁」もあるので、購入する際は刃の種類を確認するようにしましょう。
「出刃包丁」のおすすめ商品21選
今回は「出刃包丁」のおすすめ21選をご紹介します。なお、本記事で紹介するおすすめ商品につきましては、Amazonを始めとした各種ECサイト上のランキング・口コミを総合的に判断し、独自の算出方法により選出しております。
おすすめ1:佐竹産業 濃州正宗作 白木 出刃包丁
佐竹産業「濃州正宗作出刃包丁」は、老舗メーカーの包丁の中でもコストパフォーマンスに優れた、「出刃包丁」です。
昭和22年創業の佐竹産業は、これまで長きに渡って多くの包丁を製造してきました。老舗メーカーの包丁は高額なものも少なくない中、手軽な価格で手に入ります。
刃は片刃のステンレス製で、柄は白木の小判型を採用しています。形状、素材を考えるとスタンダードな使いやすさの「出刃包丁」と言えるでしょう。
料理初心者の方や肉魚用の包丁がもう1本欲しいという方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス
柄の素材|白木
刃渡り|155mm
刃のタイプ|片刃
重さ|125g
おすすめ2:貝印 関孫六 金寿ST 和包丁 出刃
貝印「関孫六 金寿ST 和包丁 出刃」は、特殊素材で鋭い切れ味と、手入れのしやすさを実現したバランスの良い「出刃包丁」です。
長年、関市で刃物を作り続けている貝印は、カミソリや爪切りなど切れ味と使いやすさにこだわった製品を数多く生み出してきました。この包丁もその1つです。
鋼に近い硬さのステンレス素材「モリブデンバナジウム鋼」を使って、ステンレスと鋼の良さを良い所取りした「出刃包丁」に仕上げています。切れ味のよさを維持しつつ、錆びにくいので手入れも簡単です。
トータルバランスに優れているので、普段使いにおすすめです。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス鋼
柄の素材|木材
刃渡り|180mm
刃のタイプ|片刃
重さ|298g
おすすめ3:吉田金属工業 GLOBAL-IST 小出刃
吉田金属工業「GLOBAL-IST」は、一体型のオールステンレスでスタイリッシュな見た目を実現した「出刃包丁」です。
そのモダンな見た目から海外製の包丁と思われがちですが、昭和29年設立の老舗メーカー吉田金属工業が製造する日本製の包丁です。金属加工で有名な燕三条にあり、伝統とスタイリッシュさを両立した包丁を数多く製造販売しています。
ステンレス鋼の包丁は切れ味が気になるところですが、刃付けに使用する細粒度の水砥石と革砥仕上げ「エクストラエッジ」を施すことで鋭い切れ味と優れた耐久性を実現しています。片刃にもかかわらず、左利き用があるのも魅力です。
インテリアにこだわりがある方や、名入れの処理もできるのでプレゼントにも良いでしょう。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス鋼
柄の素材|ステンレス鋼
刃渡り|120mm
刃のタイプ|片刃(左利き用:有)
重さ|180g
おすすめ4:下村工業 ヴェルダン 小出刃
下村工業「ヴェルダン 小出刃」は、小回りの利くサイズ感とオールステンレスのスタイリッシュな見た目が魅力の「出刃包丁」です。
新潟県三条市で金属加工を続ける下村工業は、これまでに数多くの包丁やキッチンツールを生み出してきました。同社が手掛けるヴェルダンは、オールステンレスの美しさが特徴で、職人の手による水研ぎ刃付けや切れ味にこだわった包丁シリーズです。
ヴェルダンシリーズの小出刃は、小さめの魚の調理に向いています。重さも軽すぎないため、作業しやすい「出刃包丁」です。
■商品詳細
刃の素材|ステンレスモリブデン鋼
柄の素材|ステンレス
刃渡り|105mm
刃のタイプ|片刃
重さ|105g
おすすめ5:貝印 関孫六 碧寿ST 和包丁 出刃
貝印「関孫六 碧寿ST 和包丁 出刃」は、低価格で初心者が使いやすい仕様の「出刃包丁」です。
貝印の包丁には様々なタイプの包丁がありますが、こちらのシリーズは比較的低価格のラインナップが揃っています。ただ、低価格と言っても使いやすさに妥協は見られません。
柄の部分はプラスチックですが、継ぎ目を作らないことで衛生面に配慮しています。刃の部分は、切れ味にこだわった本格的な刃付けが施され、研ぎ直しも可能です。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス鋼
柄の素材|プラスチック
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃(左利き用:有)
重さ|135g
おすすめ6:貝印 関孫六 金寿本鋼 和包丁 出刃
貝印「関孫六 金寿本鋼 和包丁 出刃」は、鋼素材の本格的な包丁を買いやすい価格で実現した「出刃包丁」です。
刃の部分は熟練の職人が1本ずつ丁寧に刃付けを施し、持ち手は天然木と水牛製口金で仕上げています。切れ味にこだわった刃と使い込むほどに味が出るハンドルを採用しながらのこの値段は、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
刃渡りの種類も4種類あるため、ステンレスの出刃の扱いに慣れ、次は鋼を使いたいと考える方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|炭素鋼, 合金鋼
柄の素材|口金/水牛角、柄/天然木
刃渡り|105mm
刃のタイプ|片刃
重さ|124g
おすすめ7:貝印 関孫六 銀寿ST 和包丁 出刃
貝印「関孫六 銀寿ST 和包丁 出刃」は、錆びにくい素材と気軽に使える軽さが魅力の「出刃包丁」です。
刃部分にはモリブデンバナジウム刃物鋼を採用し、錆びにくく手入れのしやすい素材が使われています。持ち手は天然木で、高級感があります。
刃渡りの種類は、4種類ありますが、一番小さいサイズは57gと非常に軽いため、気軽にさっと使いたい時や携帯用にして持ち運びで使いたい時に便利です。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス鋼
柄の素材|天然木
刃渡り|105mm
刃のタイプ|片刃(左利き用:150mmのみ有)
重さ|57g
おすすめ8:下村工業 角馬 出刃包丁
下村工業「角馬 出刃包丁」は、ステンレス製ですが最後の工程まで水砥刃付けをし、切れ味にこだわった「出刃包丁」です。
ハンドルには黒強化積層合板を使用しているため、耐水性・耐久性に優れています。
■商品詳細
刃の素材|超合金ステンレス/バナジューム鋼
柄の素材|黒強化積層合板
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃
重さ|190g
おすすめ9:藤次郎 小出刃 白紙鋼
藤次郎「小出刃 白紙鋼」は、プロの愛用者も多いメーカーの「出刃包丁」で、職人による刃付けが特徴です。
藤次郎は燕三条の老舗メーカーで、職人の手仕事と機械の効率化をバランス良く取り入れ、伝統と革新を両立したものづくりを続けています。
この製品は芯材に白紙鋼を使用し軟鉄を複合することで、鋭い切れ味を実現しました。強度があり、研ぎやすいので手入れがしやすい仕様です。持ち手には耐水性の高い朴木を使っています。
■商品詳細
刃の素材|芯材:白紙鋼 側材:軟鉄
柄の素材|ハンドル:朴木 桂:樹脂
刃渡り|165mm
刃のタイプ|片刃(左利き用:有)
重さ|270g
おすすめ10:藤次郎 PRO DPコバルト合金鋼2層複合 小出刃
藤次郎「PRO DPコバルト合金鋼2層複合 小出刃」は、業務用の切れ味と手入れのしやすさを両立したスタイリッシュな「出刃包丁」です。
まず、刃の部分にはコバルト合金鋼と13クロームステンレス鋼を複合したものを使用し、業務用レベルの鋭い切れ味を実現しています。
持ち手は耐久性の高い18-8ステンレスを使用し、オールステンレスで丸洗いできるのも魅力です。このハンドルは左右非対称で、片面にトルネード模様を施すことで滑りにくくしています。
■商品詳細
刃の素材|ブレード部:コバルト合金鋼・13クロムステンレス鋼
柄の素材|18-8ステンレス
刃渡り|105mm
刃のタイプ|片刃
重さ|130g
おすすめ11:藤次郎 青紙鋼霞流し 出刃
藤次郎「青紙鋼霞流し 出刃」は、鋼の中でも特別な青紙鋼を芯材に使用している「出刃包丁」です。
職人による、日本刀に準じた本刃付け仕上げのため、持続性のある切れ味があります。本格的な包丁を購入したい方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|青紙鋼/軟鉄多層鋼
柄の素材|朴木/水牛桂
刃渡り|165mm
刃のタイプ|片刃
重さ|285g
おすすめ12:片岡製作所 Brieto-M11 PRO 和風出刃
片岡製作所「Brieto-M11 PRO 和風出刃」は、高い技術で切れ味と持ちやすさを実現したプロ仕様の「出刃包丁」です。片岡製作所は、業務用包丁の製造・販売を手掛けており、その実用性の高さから多くのプロに支持されてきました。
「Brieto-M11 PRO 和風出刃」の刃の部分は、高温での焼き入れ後一気に冷却するサブゼロ処理により、高い硬度と鋭い切れ味を実現しています。
また、持ち手部分は空洞にして、軽さと美観を保つ「ステンレスモナカ構造」を採用し、素材には18-8ステンレス鋼を使うことで高圧・高温洗浄を可能にしました。さらに、刃と持ち手がすき間のない一体構造なので衛生的です。
■商品詳細
刃の素材|モリブデン・バナジウム鋼
柄の素材|18-8ステンレス鋼
刃渡り|130mm
刃のタイプ|片刃
重さ|90g
おすすめ13:穂岐山刃物 土佐刃物 黒打ち 出刃包丁
穂岐山刃物「土佐刃物 黒打ち 出刃包丁」は、しっかりとした厚みと重量感のある「出刃包丁」です。
250gと比較的重い包丁で、安定感があります。焼き入れで黒くなった表面を一部だけ削り、あえて黒い部分を残す黒打ち仕上げを採用しているので、磨き上げの「出刃包丁」より錆びにくくなっています。鏡面仕上げではないので無骨感があり、味がある包丁です。
■商品詳細
刃の素材|刃先/鋼、側面/軟鉄
柄の素材|木製
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃
重さ|250g
おすすめ14:テイク ・ツウ ステンレス小出刃
テイク・ツウ「ステンレス小出刃」は、魚の三枚おろしに最適な小型の「出刃包丁」です。この包丁を製造するテイク・ツウは、実用的な包丁からイラストや柄が描かれた包丁まで幅広く製造するメーカーです。
「ステンレス小出刃」は取り回しがしやすい大きさになっており、小さな魚の調理に使いやすいサイズです。手作りで仕上げているため、個体差があるのも魅力です。
持ち手は木製とプラスチックを使っており、手に馴染みやすい小判型の形状となっています。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス刃物鋼
柄の素材|柄:天然木 口金:PP
刃渡り|105mm
刃のタイプ|片刃
重さ|92g
おすすめ15:澤数馬 江戸菊水 貝サキ包丁 鋼付 黒打
澤数馬「江戸菊水 貝サキ包丁 鋼付 黒打」は、名前のとおり貝類を捌くのに最適な「出刃包丁」です。
小型で切れ込みがよい片刃なので、貝だけでなく小魚の下処理やウロコ取りにも適しています。コンパクトですので、釣りに持って行き、その場で捌くといった使い方も可能です。サイズは小さいですが、火造りの鍛造品です。
小型で長く使える「出刃包丁」をお探しの方におすすめします。
■商品詳細
刃の素材|刃物鋼
柄の素材|木
刃渡り|125mm
刃のタイプ|片刃
重さ|79g
おすすめ16:貝印 関孫六 銀寿 本鋼 和包丁 出刃
貝印「関孫六 銀寿 本鋼 和包丁 出刃」は、1本で様々な調理動作を可能にする「出刃包丁」です。鋼と軟鉄を合わせる伝統的な鍛造を施し、手仕上げ刃付けで鋭利な切れ味に仕上げています。
この包丁の魅力は、刃元と刃先で異なる使い分けが可能なことです。刃元では魚や鶏肉等を捌いたり骨ごと叩き切ったりといった用途、刃先の鋭い部分では身おろしの用途に使えます。
持ち手には水に強い朴を使用し、耐久性と持ち易さを実現しています。滑りにくく、調理作業をスムーズにしてくれるでしょう。
■商品詳細
刃の素材|あわせ材(切り刃/炭素鋼・側金/軟鉄)
柄の素材|口金/ナイロン、柄/天然木
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃
重さ|222g
おすすめ17:下村工業 ヴェルダン 出刃庖丁
下村工業「ヴェルダン 出刃庖丁」は、既に紹介した「ヴェルダン 小出刃」と同じシリーズの「出刃包丁」で、大きめの魚や骨付き肉を処理するのに最適です。
また、かぼちゃなどの硬い野菜もよく切れます。幅広く使える大きめの「出刃包丁」をお探しの方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|ステンレスモリブデン鋼
柄の素材|18-8ステンレス
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃
重さ|200g
おすすめ18:藤寅作 DPコバルト合金鋼2層複合 出刃
「藤寅作 DPコバルト合金鋼2層複合 出刃」は、食洗機も使えるオールステンレスの「出刃包丁」です。「藤寅作」は「藤次郎作」や「TOJIRO PRO」と同じ材料を使った、マーク違いの商品となります。
刃はコバルト合金鋼と13クロームステンレス、ハンドルには18-8ステンレス鋼を使った一体型で高級感があります。洗った際に水分が残りにくく、手入れも楽です。
サイズを考えると、鯛などの中型の魚や骨付き肉の小骨を取り除くのに最適な包丁であると言えます。
■商品詳細
刃の素材|芯材/コバルト合金鋼、側材/13クロームステンレス
柄の素材|18-8ステンレス鋼
刃渡り|165mm
刃のタイプ|片刃
重さ|250g
おすすめ19:スミカマ 和包丁 関時宗作 2点セット(刺身包丁・出刃包丁)
スミカマ「和包丁 関時宗作 2点セット(刺身包丁・出刃包丁)」は、2点セットで買えるコストパフォーマンスに優れた製品です。
両方とも錆びにくく手入れもしやすいステンレス鋼で、持ち手は馴染みやすい天然木を使用しています。手軽に買える価格ですので、種類の異なる包丁を一度に揃えたい方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス鋼
柄の素材|木製
刃渡り|刺身包丁/203mm、出刃包丁/156mm
刃のタイプ|出刃包丁/片刃
重さ|刺身包丁/81g、出刃包丁/129g
おすすめ20:富士カトラリー 成平作 出刃
富士カトラリー「成平作 出刃」は、低価格でステンレス刃と自然木の持ち手を実現した「出刃包丁」です。厳しい品質管理の下、中国協力工場にて生産され、藤次郎株式会社にて刃付け・検品を実施し、日本製の木柄が使われています。
初めて「出刃包丁」を使う方や、一人暮らしの方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス鋼
柄の素材|ハンドル/自然木、桂部/ポリプロピレン樹脂
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃
重さ|140g
おすすめ21:下村工業 大門屋 景綱作 ステンレス 出刃庖丁
下村工業「大門屋 景綱作 ステンレス 出刃庖丁」は、片刃の「出刃包丁」ですが左利き用に作られた製品です。左利き用の片刃は特殊であるため、高額になることもありますが、こちらの包丁は2,000円台で購入可能となります。
左利き用の「出刃包丁」を初めて買う方におすすめです。
■商品詳細
刃の素材|ステンレス刃物鋼
柄の素材|木材
刃渡り|150mm
刃のタイプ|片刃
重さ|150g
「出刃包丁」の研ぎ方
「出刃包丁」を長く使うには、「出刃包丁の研ぎ方」を知り正しく手入れをする必要があります。
そもそも包丁のメンテナンス方法としては、「砥石で研ぐ」「シャープナーを使う」「専門業者や販売店に依頼する」の3つがあります。シャープナーはあくまで簡易のメンテナンスですので、基本的には砥石をおすすめします。
研ぎ方には2つの工程があります。まずは、刃の表を研ぐ作業です。包丁を砥石の上におき、刃の傾きに合わせて角度を保ち、刃返りが出るまで研ぎます。次に刃の裏を研ぐ作業です。包丁を砥石の上に平らに置き、角度をつけずに刃返りが無くなるまで数回研ぎます。
特に鋼の場合は使った後の処理も重要で、水分をよく拭き取って乾かしサビを防ぎましょう。錆びた場合は砥石で研いで落とすか、クレンザーを使って早めに落としましょう。
「出刃包丁」を研ぐのに必要な砥石3種類
それでは、「出刃包丁」を研ぐのに必要な砥石として、荒砥石、中砥石、仕上げ砥石の3種類をご紹介します。砥石には80番や1000番といった番手があり、これは寸法ではなく砥石の粒の細かさを意味します。包丁を適切に研ぐためには、これらの使い分けが必要です。
適切な砥石を揃えて適切に使い分けると新品・中古、安物・有名ブランド関係なく、切れない包丁が切れる包丁に変わります。
なお、練習するほど研ぎ作業はうまくなりますが、作業に慣れず難しいうちは販売店や売り場に相談してみましょう。
1:荒砥石
荒砥石は80~220番程度の砥石で、刃先の欠けが大きい場合の修理に使用します。大きな欠けの修理に中砥石を使うと手間がかかりますが、荒砥石を使うと中砥石より短時間で直せます。
2:中砥石
中砥石は、400~1500番程度の砥石で、日常的なメンテナンスに使用します。荒砥石や仕上げ砥石は「あれば便利」な位置づけですが、中砥石は使用頻度が高く使い勝手がいいので、1つは持っておきたい砥石です。
3:仕上げ砥石
仕上げ砥石は3000番以上の砥石で、中砥石で研いだ後に切れ味を良くするために使用します。粒が細かいので研磨で切れ味が増し、鏡面のように仕上げることも可能です。
仕上げ砥石よりもさらに本格的に仕上げたい場合は、天然砥石やダイヤモンド砥石など特殊な砥石もあります。また、反り・歪み・曲がりの修理用として裏押し用の仕上げ砥石もあります。
おすすめ商品を参考に最適な「出刃包丁」を選ぼう
「出刃包丁」のおすすめ商品21選を、選び方などと共に紹介してきました。
「出刃包丁」と一口に言っても、長さや厚さ、素材などの違いで多様な種類があり、価格も様々です。一般的な包丁でなく、わざわざ「出刃包丁」を選ぶなら、「なぜそれを選ぶのか」「何を切るのか」「どんな場面で必要か」といった用途を考えることが重要です。
また、まな板との相性や包丁立て・スタンドなどの収納の収まりでも、どれを選ぶかが変わります。
今回紹介したおすすめの商品を参考に、最適な「出刃包丁」を選び日々の調理に役立てましょう。