「せいろ」のおすすめ商品11選!選び方や長持ちさせるポイントを解説
2021/07/13
「せいろ」は蒸気でじっくり加熱することで食材のパサつきを抑え、素材本来の旨味を引き出せる調理用具です。
この記事では、「せいろ」の選び方やおすすめの商品を11選解説し、長持ちさせる方法まで紹介しています。「せいろ」を食生活に取り入れたい方はぜひご覧ください。
「せいろ」の選び方4つ
食材に含まれる水分を利用して加熱する電子レンジとは違い、「せいろ」は蒸気を使ってじっくりと加熱することでパサつきを抑え、素材本来の旨味を引き出せる調理用具です。
「せいろ」の選び方には、サイズ・素材・タイプ別・使いやすさの4つがあります。項目ごとのポイントを紹介しますので参考にしてください。
選び方1:サイズで選ぶ
「せいろ」の大きさは、1人当たり18~21cmの「せいろ」1段が必要です。人数が増えれば、より大きな「せいろ」か段数を増やす必要があります。段数としては、家庭では3段まで蒸すことができます。
また、使用する「せいろ」が鍋のふちに収まるサイズであるかどうか事前にチェックしておきましょう。
選び方2:素材で選ぶ
「せいろ」の素材には、杉・竹・ひのきがあります。
杉は値段が安くても耐久性が劣るわけではなく、初めて使う場合は杉の「せいろ」で問題ありません。杉には特有の香りもありますが、匂いが少ない素材を選びたい場合は竹が適しています。
杉・竹どちらも、加熱時間の目安は30分以内です。長時間使用の場合はひのきが適しています。ひのきの「せいろ」は高価ですが、木目のデザイン性や香りや耐久性もあります。
選び方3:タイプ別で選ぶ
「せいろ」には、中華せいろ・和せいろがあります。
中華せいろは浅型で重ねやすく、段ごとに別の食材を調理するのが可能。点心や中華まんなどに向いています。和せいろは1段ごとに高さがあり、おこわや茶わん蒸しなどの調理に使用する方向けです。
また、和せいろのほうが重いふたによって蒸気を閉じ込めやすく、短時間で調理したい方には適しています。ただし、蒸気が逃げる中華せいろの方が、食材に水滴が落ちにくいという利点があります。
選び方4:使いやすさで選ぶ
「せいろ」の商品によって、本体(身)とふた、鍋がセットになっているかが選ぶポイントになります。鍋は、汎用性のあるIH対応型がおすすめです。
本体2つ、ふた1つ、鍋1つがセットであれば、すぐに調理に取り掛かることができます。別売りの場合は、破損等した際に個別で購入しやすいメリットがあります。
「せいろ」のおすすめ商品11選
今回は「せいろ」のおすすめ11選をご紹介します。なお、本記事で紹介するおすすめ商品につきましては、Amazonを始めとした各種ECサイト上のランキング・口コミを総合的に判断し、独自の算出方法により選出しております。
おすすめ1:山一 鍋付き和せいろ
木曽産のひのきを使用して職人が仕上げたラインナップを持つ、株式会社山一の「せいろ」です。アルミ製の鍋と木ぶたがセットになっており、3種類のサイズと1段か2段かを選んでセット購入可能です。また、「せいろ」のみの購入もできます。
和せいろタイプで深さがあるので、おこわや野菜を蒸すのに適しています。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:鍋 15.5cm ― せいろ 上部内径 14cm
18cm:鍋 18.5cm ― せいろ 上部内径 16cm 深さ 6cm
21cm:鍋 21.5cm ― せいろ 上部内径 19cm 深さ 7cm
段数|1段~2段(選択可)
タイプ|和せいろ
素材|ひのき(すのこは竹)
鍋|有
おすすめ2:パール金属 和の里 中華せいろ
キッチン用品を多数取り扱っているパール金属株式会社では「せいろ」も扱っています。ふたを入れた全体の高さは約9.5cmと高く見えますが、1段の中華せいろで、肉まんやシュウマイを蒸すのに適しています。
中国産のやなぎ杉が使用されており、サイズは5種類から選べます。鍋は別途必要になります。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:外径 15cm 高さ 9.5cm
18cm:外径 18cm 高さ 9.5cm
21cm:外径 21cm 高さ 9.5cm
24cm:外径 24cm 高さ 10.5cm
27cm:外径 27cm 高さ 11cm
段数|1段
タイプ|中華せいろ
素材|天然木(中国やなぎ杉)・天然竹
鍋|無
おすすめ3:ハイスト 杉木 セイロ
業務用の厨房機器を多数取り扱う、ハイスト社の中華せいろです。杉を使った「せいろ」で、深さは浅めです。
15cm、18cm、21cmのサイズ展開で本体2個とふた1個がセット販売されており、本体2個で2段の使用が可能です。ふたと本体を別で購入することもでき、多数のサイズが取り揃えてあります。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:内径13cm 深さ3cm
18cm:内径16cm 深さ3.5cm
21cm:内径18.5cm 深さ4cm
ふたサイズ|15cm:内径14cm 深さ1.5cm
18cm:内径17cm 深さ2cm
21cm:内径20cm 深さ1.5cm
段数|1段~3段可
タイプ|中華せいろ
素材|杉・竹
鍋|無
おすすめ4:かごや 杉 中華せいろ
手作りのざるやかごなども販売している、かごやの中華せいろです。IH対応のステンレス鍋と、本体2つ、ふた1つのセットで販売されています。
天然の杉を使った手作り品で、「せいろ」の留め具に桜皮を使用するなど見た目や強度にこだわりも見られます。また、本体を1つ別途購入して、3段で使用することもできます。
■商品詳細
本体サイズ|21cm:鍋 底径 15.5cm せいろ本体 外径21cm 内径18.5cm 深さ4.5cm
24cm:鍋 底径 18cm せいろ本体 外径24cm 内径21.5cm 深さ5cm
30cm:鍋 底径 21cm せいろ本体 外径30cm 内径26.5cm 深さ5cm
段数|1~2段(3段も可)
タイプ|中華せいろ
素材|杉、竹など
鍋|有
おすすめ5:ハイスト 竹セイロ
ハイスト社には、杉木の「せいろ」の他に竹製の中華せいろもあります。杉製と同様、ふたと本体を別で購入でき、壊れたときや重ねるときに便利です。
ハイスト社の杉製の「せいろ」と竹製の「せいろ」は同価格で、好みによって選びやすくなっています。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:内径13.2cm 高さ5.7cm 深さ3cm
18cm:内径16cm 高さ6cm
21cm:内径19cm
段数|1段~3段可
タイプ|中華せいろ
素材|竹
鍋|無
おすすめ6:竹の精 中華セイロ
厨房用具を数多く取り揃える、株式会社萬洋の竹の精ブランドの「せいろ」で中華せいろタイプです。
竹の精ブランドでは、一貫して木製・竹製のデザイン性に富んだ製品が展開されています。「せいろ」には天然竹と杉が使用されています。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:外径15cm 高さ9.3cm
18cm:外径18cm 高さ9.3cm
21cm:外径21cm 高さ9.3cm
段数|1段
タイプ|中華せいろ
素材|竹・杉
鍋|無
おすすめ7:山一 ひのき中華せいろ
山一社による、ひのきの中華せいろです。ふたが2層の竹網代編みになっており、蒸気漏れが少ないのが特徴です。
木曽ひのきを使用している点は和せいろと同じで、特有の香りや耐久性に優れています。本体とふたは別売りになっています。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:外径15cm 高さ7cm
21cm:外径21cm 高さ6cm
ふたサイズ|15cm:外径15cm 高さ5cm
21cm:外径21cm 高さ6cm
段数|1段
タイプ|中華せいろ
素材|ひのき、竹
鍋|無
おすすめ8:照宝 桧せいろ
横浜中華街にお店を構える照宝ブランドの中華せいろです。照宝ブランドには様々な素材の「せいろ」がありますが、ひのき製の「せいろ」は国内で手作りされています。
最小サイズは21cmで、中華せいろの中では大きめ・深めのラインナップです。
■商品詳細
本体サイズ|21cm:外径21cm 深さ5cm
24cm:外径24cm 深さ5.5cm
27cm:外径27cm 深さ5.5cm
30cm:外径30cm 深さ5.5cm
ふたサイズ|21cm:外径21cm 深さ4.5cm
24cm:外径24cm 深さ4.5cm
27cm:外径27cm 深さ4.5cm
30cm:外径30cm 深さ4.5cm
段数|1段(別途本体購入で、2~3段重ねて使用も可)
タイプ|中華せいろ
素材|ひのき、竹(編み込み部分)
鍋|無
おすすめ9:ハイスト IH対応 鍋つき杉セイロ
ハイストの「せいろ」は杉製でIH対応鍋とセット販売されている商品もあります。
購入後すぐ調理できるので初めて「せいろ」を使う方にもおすすめです。
■商品詳細
本体サイズ|15cm:鍋 内径15.5cm 高さ6cm せいろ本体 内径13cm 深さ3cm
18cm:鍋 内径18.5cm 高さ6cm せいろ本体 内径16cm 深さ3.5cm
21cm:鍋 内径21.5cm 高さ7cm せいろ本体 内径18.5cm 深さ4cm
段数|2段
タイプ|中華せいろ
素材|杉、竹
鍋|有
おすすめ10:エムケー精工 電気せいろ
最大60分のタイマー機能が付いた、直径18cmでコンパクトサイズの「電気せいろ蒸し器」です。タイマーにより手軽・自動的な調理ができ、24種類の蒸し料理を紹介したレシピブックも付いてきます。
本体2つとふた1つもセットになっています。本体には直径約15cmまで、高さ約4cmまでの器を入れられ、付属の延長輪を使うと高さ8cmまでの器を入れることができます。
■商品詳細
本体サイズ|せいろ 外径18cm 高さ30.6cm
段数|2段
タイプ|中華せいろ
素材|杉、竹
鍋|無
おすすめ11:池匠 ひのき中華せいろ
キッチン用品を多数販売している株式会社池商の「せいろ」です。奈良産と岐阜産のひのき製で、国内の職人が手作りしています。
身のみ、ふたのみの販売もありますが、セット販売のものもあるので初めて購入する方はセットで購入すると良いでしょう。
■商品詳細
本体サイズ|27cm:外径27.3cm 全高18cm
30cm:外径30.3cm 全高18cm
33cm:外径33.3cm 全高18cm
段数|1段
タイプ|中華せいろ
素材|ひのき、竹
鍋|無
「せいろ」を長持ちさせるポイント5つ
杉・竹の「せいろ」は1~2年しか持たない場合もありますが、長持ちさせるためのポイントがあります。
ここでは、「せいろ」を長持ちさせるポイント5つを紹介しますので、「せいろ」を長く愛用したい方はぜひチェックしてください。
ポイント1:せいろを乾かすときは風通しの良い日陰で
「せいろ」を使用した後はカビが生えないよう、風通しの良い日陰でしっかり乾かしましょう。直射日光下で乾かすとヒビが入る場合もあるので注意が必要です。
水分が切りやすいカゴなどを利用したり、一定時間が経ったら裏返したりなどすると良いです。
ポイント2:せいろを洗うときに洗剤は避ける
「せいろ」は基本的に洗いすぎる必要はなく、洗剤の使用は避けた方が長持ちします。
汚れが少ない場合は、濡れぶきんなどで拭くだけでも可です。食材がくっついているときは、水を流しながらたわしを使ってこすり洗いをしましょう。脂がついた場合は、ぬるま湯を使って洗うと良いです。
ポイント3:せいろを使う際はしっかりと濡らす
「せいろ」は、使用する前にしっかりと濡らして、かつ蒸し板を使用することで焦がさずに長持ちさせられます。また事前に濡らすことで、臭いや汚れも付きにくくなります。
新しい「せいろ」は、濡らしてから使用するとヒビが入りにくくなるというメリットもあります。
ポイント4:せいろには調理する食材を直接のせない
「せいろ」を長持ちさせるためには、調理する食材を直接のせないようにしましょう。キャベツや白菜などの葉野菜やクッキングシートを敷いて使用すると「せいろ」が長持ちします。
食材の匂いや油・水分が「せいろ」に染み込んだり食材がくっついたりするのを防ぐ役割があります。平たい皿で代用しても良いです。
おこわや赤飯を蒸すときは、蒸し布という網目状のふきんを使用しましょう。
ポイント5:使わないときは新聞紙に包んで保管する
「せいろ」をしばらく使用しないときは、風通しの良いところで新聞紙に包んでおくと良いです。通気性の悪い包み方をすると、湿気を吸ってカビが生える原因となり、虫食いや歪みも発生してしまいます。
「せいろ」の選び方やおすすめ商品を参考に自分に合うものを選ぼう
「せいろ」は木や竹の天然素材で扱いが難しいイメージもありますが、使用前の準備や日頃の手入れによって長く使用できます。また「せいろ」は、蒸すことで素材の味を引き出せる調理器具でもあります。
「せいろ」の基本的な選び方と長持ちのさせ方、おすすめ商品を参考に、ぜひ自分に合ったものを選んで調理してみてください。