「蒸し器」のおすすめ商品15選!種類と選び方やおすすめの料理も紹介
2021/06/01
「蒸し器」のタイプや素材ごとの違い、使いやすいサイズや形状、知っておくと役に立つポイントなどを解説しています。また、おすすめの「蒸し器」15種類を紹介すると共にそれぞれの特徴や便利なポイントなどにも触れています。ぜひ、参考にしてみてください。
「蒸し器」の種類
油を使わずにヘルシーな調理ができる「蒸し器」は、人気の調理器具の1つです。一言に蒸し器といっても、様々な種類や素材がありますので、用途や目的、好みに合った「蒸し器」を選ぶのがおすすめです。まずは、「蒸し器」の種類について紹介します。
鍋タイプ
鍋タイプの「蒸し器」は、一度にたくさん調理できるのがメリットです。上下2段に分かれた鍋で、下段には水を入れ、上段は底に穴の開いた鍋になっていて、蒸す食材を入れます。下段にたっぷり水を入れられますので、長い時間蒸す必要がある料理にも向きます。
一方、鍋自体のサイズが大きいことから、洗う手間や収納場所の確保が必要となります。
プレートタイプ
プレートタイプは、底に穴の開いた「蒸し器」の部分のみを、お手持ちの鍋に合わせたサイズで購入して使用するタイプの蒸し器です。鍋タイプに比べて収納場所を取らず、また、値段も手頃であるのが魅力です。鍋サイズに合わせて調節可能なものを選べば、用途も広がります。
一方、プレートタイプでは、大きいサイズに対応しているものが少ないことや、「蒸し器」の下に水をたっぷり入れられない場合が多く、一度にたくさん調理する場合や、長時間蒸す必要がある料理には向きません。
「蒸し器」の選び方3つ
「蒸し器」には、様々な素材やサイズ、形状などの選択肢があります。好みや家庭のキッチン・収納場所などに合わせて、お気に入りの「蒸し器」を選ぶことがポイントになります。本項では、「蒸し器」の3つの選び方について触れています。
1:素材で選ぶ
「蒸し器」を選ぶ際に、タイプやサイズと共にポイントになるのが、素材です。調理する料理や、収納場所、用途によって、適した素材を選ぶことが大切です。「蒸し器」でよく使われている素材別に、メリットや特徴を紹介します。
ステンレスやガラス
ステンレス製やガラス製の「蒸し器」は、丸ごと洗えて、臭いも付きにくいので清潔に使い続けることができます。また、ステンレス製の「蒸し器」は、金属のため熱伝導率が高く、他の素材のものよりも短い時間で蒸し調理ができるという点もメリットです。
一方、ガラス製の「蒸し器」は、重量があるものの、ガラス製品の中にはオーブンや電子レンジ調理に対応しているものもあり、そういったものを選べば、蒸し料理の用途の幅が広がります。
木や竹
木や竹を使ったせいろなどの「蒸し器」は、保湿や保温効果が高く、食材がふっくらしっとりと仕上がるのが特徴です。また、ステンレス製などに比べて、食材にゆっくりと熱が伝わるため、プリンや茶碗蒸しを作る際には、「す」と呼ばれる泡ができにくいという特徴もあります。
木や竹の素材は一見お手入れが大変そうですが、調理中に高温で殺菌されているため、衛生的です。使用後は、肉や魚料理などで使用した場合を除き、さっと洗うか拭いて、カビが生えないようにしっかり乾かして保管します。
その他
見た目がおしゃれで、調理したものをそのまま食卓に並べられる製品が多いホーロー製の「蒸し器」や、軽量で洗浄も簡単なシリコン製の「蒸し器」などもあります。
特に、シリコン製の「蒸し器」は、電子レンジ調理ができるものも多く、値段も手頃なものが多いのがメリットです。また、シリコン製でプレートタイプのものを選べば、柔らかく折り畳める場合も多く、収納スペースがコンパクトですみます。
2:サイズや形状をチェックする
家族の人数などに合わせて、「蒸し器」のサイズを選びましょう。プレートタイプは使っている鍋の口径に合ったものを選びますが、プレートタイプの中には、鍋のサイズに合わせて調節可能なものもあります。
鍋タイプは収納場所をとることが多いので、家族の人数や、1度に作る量などを考慮して選ぶのがおすすめです。また、鍋タイプには丸形以外にも角型もありますので、用途や好みに合わせて選びましょう。
3:IHや電子レンジに対応しているかチェックする
鍋タイプの「蒸し器」では、家庭のコンロの熱源(ガス・IH・ハロゲン等)で使えるかどうかをチェックしましょう。中でもIHクッキングヒーターを利用している家庭では、必ず「蒸し器」もIH対応かどうか確認してください。
また、電子レンジに対応しているかもチェックしましょう。ガラス製やシリコン製などでは特に、電子レンジ対応の製品が多いものです。電子レンジで使える場合には、調理時間が短く済むメリットもあるので、急ぎの調理にも向いています。
「蒸し器」のおすすめ商品15選
今回は「蒸し器」のおすすめ15選をご紹介します。なお、本記事で紹介するおすすめ商品につきましては、Amazonを始めとした各種ECサイト上のランキング・口コミを総合的に判断し、独自の算出方法により選出しております。
おすすめ1:下村企販 フライパン用蒸し調理プレート
直径26cm以上のフライパンにぴったりなプレートタイプの「蒸し器」です。フライパンの浅い形状に合わせて、脚が1.8cmと短いので、1cm程の水を入れて蒸すのに向いています。また、脚はフライパンを傷つけないように丸みを帯びたデザインになっているのも嬉しいポイントです。
シンプルなデザインで収納もしやすく、プレートはサイズ調整ができないものの、フラットな形状ですので、液状のものを蒸したい時にも安定感があります。日本製なのも安心感があります。
■商品詳細
素材|ステンレス
サイズ|直径約23.5×高さ1.8cm
重さ|200g
タイプ|プレートタイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ2:パール金属 NEWだんらん ステンレス製ガラス蓋付2段蒸し器
上下2段の鍋タイプの「蒸し器」です。下の鍋は5.8Lの水が入る大容量ですので、長時間蒸さなければならない料理にも向いています。また、下の鍋だけを普通の鍋として使うこともできます。
IHヒーターやハロゲンコンロといった熱源全てに対応しているのも嬉しいポイントです。また、蓋がガラスになっているので、蒸している最中に中の状態を確認しやすくなっています。
■商品詳細
素材|本体/ステンレス鋼、ガラス蓋/強化ガラス
サイズ|幅38.5×奥行28.5×高さ24cm
重さ|2000g
タイプ|鍋タイプ
IH|可
電子レンジ|不可
おすすめ3:share with Kurihara harumi 栗原はるみ フリーサイズ蒸し器
鍋のサイズに合わせて広がるプレートタイプの「蒸し器」です。16~24cmの鍋まで対応しますので、家庭で使いやすい大きさです。折り畳むとコンパクトになり、収納にも場所を取らず値段も手頃です。
真ん中に持ち上げる際のつまみがあることと、デザイン上、プレートに傾斜があるため、茶わん蒸しやプリンなどの器に入った液状ものを調理するのには向きませんが、さっと蒸し野菜をする場合などには、便利な「蒸し器」です。
■商品詳細
素材|ステンレス
サイズ|直径14×高さ7cm
重さ|200g
タイプ|プレートタイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ4:ティファール インジニオ スチームバスケット
有害物質のBPAフリーのナイロン製の、サイズ調整可能な折り畳み「蒸し器」です。食材のニオイや色移りがしにくい素材で、汚れも落ちやすい素材で作られています。また、220℃までの耐熱性があるので、食洗器の使用も可能です。
羽根を折り畳むと、コンパクトに収納でき、広げると16cm以上の口径の鍋で使えます。また、底面にシリコン素材が採用されており、鍋肌を傷つけにくい設計になっています。
■商品詳細
素材|本体/ナイロン、持ち手/ポリプロピレン、底/シリコン樹脂
サイズ|直径25.6×高さ14cm
重さ|190g
タイプ|プレートタイプ
IH|-
電子レンジ|-
おすすめ5:アデリア セラベイクファイア
上下2段のガラス製の「蒸し器」です。下段では、鍋物などの調理をしながら、上段で蒸し料理を一度に作れます。全体がガラス製で、ガスコンロ直火、電子レンジ、オーブンに使えるのが便利です。
また、ガラス製で中の状態が確認できるので調理がしやすくおすすめです。アンバー色のおしゃれな色合いで、そのまま食卓に出すのにもぴったりのデザインです。
■商品詳細
素材|耐熱ガラス(セラミックコーティング)
サイズ|幅26×奥行22.7×高さ20.3cm
重さ|2820g
タイプ|鍋タイプ
IH|不可
電子レンジ|可
おすすめ6:和平フレイズ 蒸し台&カバー
フライパンの底に置くのではなく、フライパンの上に乗せて使うプレートタイプの「蒸し器」です。「蒸し器」とセットで専用の蓋が付いてきます。24~26cmのフライパンに適したサイズになっています。
フライパンの縁に乗せるタイプですので、底に置くタイプよりもフライパンに水を入れることができ、長時間蒸す料理にも使えます。また、「蒸し器」はフラットで、蓋も高さのあるドーム型で9cmの高さがありますので、茶碗蒸しなどの調理にも使いやすいです。
■商品詳細
素材|ステンレス鋼
サイズ|直径28.8×高さ11.6cm
重さ|510g
タイプ|プレートタイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ7:パール金属 NEWだんらん ステンレス製ガラス蓋付片手兼用鍋
18cmの片手鍋に、ぴったりサイズのプレートタイプの「蒸し器」がセットになったのがこちらの兼用鍋です。小さめのサイズで収納場所もとらず、ガラス蓋で調理中も中を確認しやすいです。「蒸し器」として使うのであれば、少人数の家族向けのサイズです。
■商品詳細
素材|ステンレス鋼
サイズ|全長35.5×奥行19.5×高さ19cm
重さ|940g
タイプ|鍋タイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ8:工房アイザワ 蒸し用目皿
工房アイザワは機能的ながらも伝統的で美しい製品作りで知られています。そんな工房アイザワの「蒸し器」は、手持ちの鍋の底に入れて使うプレートタイプです。18cmの直径以外にも、4種類の直径でサイズ展開がありますので、鍋のサイズに合わせて選びましょう。
シンプルなデザインは手入れがしやすく、フラットな面で使いやすさも抜群です。ステンレス製ですので、錆びにくく、食品のニオイが付きにくいので衛生面でも安心です。
■商品詳細
素材|ステンレス
サイズ|直径18×高さ2.5cm
重さ|210g
タイプ|プレートタイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ9:かごや 杉 中華せいろ 15.5cm 鍋セット
外形15.5cmで家庭にも置きやすいサイズのIH対応のステンレス鍋と、中華せいろ2段と蓋1つがセットになっています。
小型の中華せいろは、1人暮らしの方にもおすすめのサイズで、肉まんを1つや焼売数個を蒸し上げるのに丁度よい大きさです。せいろは用途に合わせて1段でも2段でも使えます。
■商品詳細
素材|せいろ/杉・竹・桜皮・籐、鍋/ステンレス
サイズ|幅25.5×奥行15.5×高さ23.5cm
重さ|-
タイプ|鍋タイプ
IH|可
電子レンジ|不可
おすすめ10:ジョセフジョセフ ネストスチーム
カップのような形状で、鍋の縁に引っ掛けて使うタイプの珍しい形の「蒸し器」です。サイズの違う3つがセットになっており、3つを並べると円形になります。カップは重ねて収納することができるのも収納しやすく便利です。
また、水を少なくすれば「蒸し器」として使えますが、水が食材を覆うように入れれば、カップごとに違う食材を茹でるのにも使えます。
■商品詳細
素材|本体/ポリプロピレン・シリコン、ハンドル/ステンレス・シリコン
サイズ|スチーマー大/約幅15.6×奥行13.3×高さ7.2cm、スチーマー中/約幅12.4×奥行12.5×高さ7.4cm、スチーマー小/約幅9×奥行11.6×高さ7.7cm
重さ|-
タイプ|-
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ11:野田琺瑯 蒸気調理鍋MIMOZA
料理家の辰巳芳子氏が考案したホーロー製の蒸気調理鍋のセットです。様々な「蒸し器」がセットされており、型にとらわれない多彩な蒸気を使った料理が楽しめます。特に珍しいのが、外鍋の中に、内鍋を入れて内鍋内のスープを蒸し上げるという調理方法ができる点です。
外鍋は通常の鍋としても使え、内鍋は保存容器としても使えます。すのこや網、保存用の蓋などもついて、多機能なセットになっています。
■商品詳細
素材|本体/琺瑯、すのこ・網/ステンレス、シールフタ/EVA樹脂
サイズ|外鍋/幅25.7×奥行23.2×高さ23cm、内鍋/直径19.8×15.2cm
重さ|外鍋/2400g、内鍋/950g
タイプ|鍋タイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ12:ワールドクリエイト ViV シリコンスチーマー
電子レンジでの調理に特化した鍋タイプのシリコンスチーマーです。「蒸し器」として使いたい場合には、蓋付きのシリコン容器の中に、付属のシリコン製のすのこを敷いて使います。
電子レンジに入る小さめのサイズなため、お弁当に入れる温野菜の調理や、1人分の調理にも向いています。長方形で、冷蔵庫でそのまま保存もしやすい形状です。
■商品詳細
素材|シリコン
サイズ|幅19×奥行12.5×高さ8cm
重さ|214g
タイプ|鍋タイプ
IH|不可
電子レンジ|可
おすすめ13:ヨシカワ フライパンにのせて簡単蒸しプレート
フライパンの上にプレートと専用蓋を乗せて使うタイプの「蒸し器」です。フライパンの底にプレートを置くタイプに比べて、水をたっぷり入れることができますので、長時間蒸す料理でも安心です。
また、蓋がドーム状になっているので、高さのある器を入れての調理もしやすいデザインです。一般家庭でよく使われている内径22~24cmのフライパンに対応しています。
■商品詳細
素材|ステンレス
サイズ|直径27×高さ10.8cm
重さ|460g
タイプ|プレートタイプ
IH|-
電子レンジ|不可
おすすめ14:エムケー精工 TEGARU=SEIRO
TEGARU=SEIROは、上下2段の中華せいろで蒸し料理ができる、電気せいろです。ガスコンロや電子レンジを使わないため、テーブルやキッチンの空いたスペースで蒸し料理を作ることができます。
また、上下2段のせいろには、杉や竹が使われており、食材に木の良い香りがわずかに移る本格的な仕様です。サイズは直径18cmとコンパクトで、機能面でもタイマーを使用して最大60分調理可能という特徴があります。
■商品詳細
素材|本体/ポリプロピレン・ステンレス・シリコンゴム、せいろ/杉・竹
サイズ|電子せいろ本体/幅22.1×奥行24×高さ11.6cm、せいろ/直径15cm
重さ|1500g
対応|-
IH|不可
電子レンジ|不可
おすすめ15:工房アイザワ スチーマー
丸みを帯びたステンレス製の鍋タイプの「蒸し器」です。シンプルなデザインで、ニオイや色移りのしにくいステンレスですので、洗いやすく衛生的です。
下段の鍋のサイズもお味噌汁などが作れるほどの大きさですので、あまり大きな収納スペースを取る心配もありません。
■商品詳細
素材|ステンレス
サイズ|直径26×高さ18.5cm
重さ|-
タイプ|鍋タイプ
IH|可
電子レンジ|不可
「蒸し器」を使ったおすすめ料理4つ
「蒸し器」を使った料理は、油を使わずにできることから、ヘルシーで人気があります。また、栄養や旨みが水に流れ出すことがなく、素材の中にぎゅっと凝縮されるのも特徴です。「蒸し器」で作ると美味しい料理を4つ紹介します。
1:温野菜
素材の持つ本来の美味しさを閉じ込める蒸し料理の代表的なレシピが温野菜です。油を使わずにヘルシーに野菜を食べることができます。また、温野菜サラダとしてお好きなドレッシングをかけるなど、お弁当の彩りに添えるのもおすすめです。
2:焼売
代表的な蒸し料理の1つが焼売です。焼売は手の込んだ料理に見えますが、餃子のように難しい包み方は必要ありません。焼売のタネを作ったら、焼売の皮で包み込むように軽く押さえるだけで簡単にできますので、是非お試しいただきたいです。
3:プリン
ゼラチンで固めたり、蒸したり、焼いたり、プリンには色々な作り方がありますが、ポイントを押さえれば「蒸し器」を使っても美味しく作ることができます。「蒸し器」でプリンを加熱する場合は、ゆっくりと熱が伝わるようにすることと、隙間を作って85~90℃の温度を保つことがポイントです。
4:茶碗蒸し
美味しく、見た目も綺麗な茶碗蒸しを作るには、レシピに沿った加熱温度や時間をきっちりと守ることが大切です。とくに「す」と呼ばれる泡ができないように、加熱温度を上げ過ぎないことがポイントになります。また、水滴が落ちないように、蓋の下にふきんをはさむなどすると、よりよいでしょう。
おすすめ商品を参考に自分に合った「蒸し器」を選ぼう
「蒸し器」には大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれに素材の違いや、メリットがあります。また、旧来の「蒸し器」とは異なる電気せいろや鍋の縁に引っ掛けるタイプの「蒸し器」など、珍しい「蒸し器」も発売されています。
家族構成やキッチンのスペース、使用用途などを明確にして、おすすめ商品を参考に、自身に合った「蒸し器」を選び、活用してください。