日本の伝統的なシュガー豆デザート白背景

【管理栄養士監修】気になる「甘納豆」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/06/03

この記事では「甘納豆」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています。(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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甘納豆を食べると太りやすい?

和菓子の一種である甘納豆は、つまみ始めると止まらなくなってしまう人も多いでしょう。

甘納豆のルーツは、江戸時代に砂糖が輸入されることによって豆菓子が作られるようになり、安価なささげ豆を使ったお菓子を考案した菓子職人が広めたといわれています。

甘納豆は、豆の種類や粒の大きさによって、カロリーや炭水化物量が変わります。砂糖が使われていることが多く、食べた分だけ太る原因になることもあるため、量や食べ方に注意が必要です。

甘納豆1食分のカロリー

甘納豆には、あずき(大納言)、いんげん豆(大福豆、金時豆など)、えんどう豆、黒豆などが主に使われています。ほかにも、サツマイモや栗も含めることがあります。

甘納豆の1食分のカロリーはあずきの場合、10粒分(6g)のカロリーは18kcalです。また、白いんげん豆の1粒分(9g)は27kcalで、エンドウ豆5粒分(5g)は15.5kcalです。

甘納豆の炭水化物量は?

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あずき甘納豆の炭水化物量は、10粒分(6g)で4.03g、16.12kcalです。

あずきと砂糖で作られる、ゆであずきの炭水化物量は、同量(6g)で2.95g (11.8kcal)です。このことから、あずき甘納豆のほうが炭水化物量は多いことがわかります。

甘納豆を食べることで期待できる効果

甘納豆には、どのような栄養素があり、どのような効果が期待できるのでしょうか。

ここからは、甘納豆を食べることで期待できる効果についてご紹介します。

便通がよくなる

サラダなどで食べられている野菜よりも、食物繊維が多く含まれているのが豆類です。実際のところ、ゆでいんげんやゆで小豆のほうが、かぼちゃやごぼうよりも食物繊維が多く含まれています。

豆類に含まれる食物繊維は、腸の働きを活性化することで便通を改善する働きが期待できます。そのほかにも、腸内の善玉菌を増やして腸内環境の改善にも役立つでしょう。

むくみを解消できる

甘納豆にはカリウムが含まれており、むくみ解消に効果が期待できます。

カリウムはミネラルの一つで、余分なナトリウムを体から出す働きによって、高血圧などの生活習慣病の予防にも役立ちます。また、食物繊維も同じく、ナトリウムの排出を促してくれるでしょう。

甘納豆を食べるときのポイント

アマナト
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甘納豆にはさまざまなメリットがありますが、ダイエット中やカロリーが気になる場合などは食べ方に工夫が必要です。

ここからは、甘納豆を食べるときのポイントについて具体的にご紹介します。

食べる量を決める

市販の甘納豆には、一種類だけのものや数種類が混じったもの、小袋の個包装入り、贈答用の重箱入りなどがあります。個包装一つ分や、小さい皿に取り分けるなど、あらかじめ一度に食べる量を決めておくと食べすぎ防止に役立ちます。

ひと粒ひと粒のカロリーは小さいですが、一度に多く食べてしまうとカロリーや炭水化物のとりすぎになってしまいますので、気をつけましょう。

ゆっくり噛んで食べる

早く食べると、満腹を感じにくく食べ過ぎてしまいやすくなります。ゆっくりよく噛んで甘納豆を食べることで、少量でも満腹感を得ることができます。

また、よく噛むことで脳内物質の働きを促進するので、内臓脂肪の分解も促進してくれるといわれています。ダイエットしているかたは、とくにゆっくりよく噛むことが大切でしょう。

空腹状態で食べない

血糖値を気にするかたやダイエット中のかたが気をつけたいのが、甘納豆を食べるタイミングです。

空腹時に甘いものを食べると血糖値が急上昇しやすく、それが脂肪として溜め込まれやすくなるため、間食よりも食後のデザートに食べるほうがいいでしょう。また、エネルギー消費の少ない夕食後より、朝食や昼食の後がおすすめです。

甘納豆のカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

甘納豆のカロリーや炭水化物量についてご説明しました。いかがでしたでしょうか。

甘納豆は、100円ショップなどでも販売されているリーズナブルなものもありますが、老舗で扱われているような贈答品もあります。

一度に食べる量は個包装一つや小皿一つ分などと決める、食べる時間帯は食後を選ぶ、などのポイントを取り入れ、甘納豆を楽しむようにしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


参考サイト

 
 

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