【管理栄養士監修】気になる「オニオンスープ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/06/04
この記事では「オニオンスープ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などで、カロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。)
オニオンスープを食べると太りやすい?
オニオンスープと一言にいっても、玉ねぎを飴色になるまで炒めてつくる本格的なものから、市販のコンソメを使い簡単につくったもの、パンやチーズを乗せて焼いたグラタンスープなどいろいろな種類があります。
シンプルな材料でつくるオニオンスープは、カロリーや炭水化物量が少なく、カロリーを気にしているかたも気軽に食べることができます。ただし、グラタンスープのようにトッピングがのっていたり、カロリーが高い食材を使ったものは注意したほうが良いでしょう。
オニオンスープ1食分のカロリー
オニオンスープのカロリーは、1食分(178.1g)で64kcalです。
シンプルな食材を使ったオニオンスープの場合はカロリーが低いですが、具材によっては高カロリーにもなります。カロリーを気にしているかたは、パンやチーズ、ベーコンなどが入ったオニオンスープには気をつけましょう。
オニオンスープの炭水化物量は?
オニオンスープの炭水化物量は1食分あたり6.71gで、そのうち食物繊維をひいた糖質は5.64g含まれています。
具材が玉ねぎのみ使用の場合、炭水化物量は少なくなりますが、グラタンスープのようにパンをのせると炭水化物量が多くなってしまうので注意が必要です。
オニオンスープを食べるときのポイント
シンプルなオニオンスープはカロリーや炭水化物量が少ないということが分かりましたが、工夫するとよりよいおすすめの食べ方があります。
ここでは、オニオンスープを食べるときのポイントをご紹介します。
食事の最初に食べる
空腹時に食事をした際、ごはんやパンなどの糖質を多く含むものから食べてしまうと、血糖値が急上昇して脂肪を蓄積しやすくなってしまいます。このとき、食物繊維を含むものを最初に食べることで、食物繊維が消化吸収を緩やかにして糖質の吸収を抑えてくれるため、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあるといわれています。
玉ねぎには食物繊維が含まれているため、オニオンスープから食べ始めるようにするといいでしょう。また、オニオンスープだけでは十分な食物繊維がとれるとは言えないため、サラダなどもあわせて食べるとより効果的です。
塩分を控えめにする
オニオンスープをつくるときには、塩分を控えめにつくることをおすすめします。スープなどの汁物は塩分摂取量が多くなりやすい料理です。塩分をとりすぎると体内のバランスが崩れ、余分な水分を排出できなくなりむくみや高血圧などの原因となってしまいます。
香辛料やハーブなどの風味を生かして塩分を控えめにつくれば、摂取量を抑えることができ、むくみなどの予防につながるでしょう。
バターを減らす
オニオンスープを作つく際に具材をバターなどの油脂を使って炒めることが多いですが、そのときに使用量を減らしてみるのもおすすめの方法です。たとえば、オニオンスープ1食分で使うバター3gのカロリーは23kcalなので、これを減らすだけでカロリーを大幅に減らせることが分かります。
コクは減ってしまいますが油脂を使わずにつくレシピもあるので、カロリーを減らしたいかたは参考にしてみると良いでしょう。
食べすぎに注意する
玉ねぎには、香りのもととなる「硫化アリル」という成分が含まれています。硫化アリルは、ビタミンB1の吸収促進や動脈硬化の予防に効果的といわれています。
健康に役立つ硫化アリルですが、それと同時に食欲増進効果もあるといわれるため、カロリーが低いからといって玉ねぎを含むオニオンスープの食べすぎには注意が必要でしょう。塩分のとりすぎを防ぐためにも、1食1杯までをおすすめします。
オニオンスープのおすすめアレンジレシピ
オニオンスープは材料や作り方がいくつもある料理です。ここでは、ダイエットやカロリーを気にしているかたでも取り入れやすいアレンジレシピをご紹介します。
いつものオニオンスープに飽きたというかたや、スープのバリエーションを増やしたいかたにもおすすめです。簡単につくることができるものばかりなので、ぜひつくってみてください。
おすすめレシピ1:和風オニオンスープ
オニオンスープはコンソメなどを使い洋風の味つけになっているものが多いですが、こちらのレシピはかつお節やしょうゆ、みりんを使った和風の味つけになっています。
バターや油を使わずにつくることができるレシピになっています。ただし、カロリーを気にしているかたは、粉チーズをかけすぎないように注意しましょう。
さっぱりとした味つけですが、じっくりと煮込んだ玉ねぎの旨みを楽しむことができます。
おすすめレシピ2:オニオントマトスープ
トマトジュースで具材を煮込んだ、オニオントマトスープもおすすめです。トマトには抗酸化作用があるリコピンなどの栄養素が含まれているため、老化防止や生活習慣病予防に役立ちます。
また、リコピンは生のトマトよりも、トマトジュースなどの加工品の方が体への吸収率が高くなっています。このレシピではトマトジュースを使うので、どの時期でもつくりやすいのもポイントです。
カロリーを抑えたい場合は、ベーコンを加えないようにしたり、オリーブオイルを減らして蒸し焼きにするなどの工夫をするといいでしょう。
オニオンスープのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
今回はオニオンスープに含まれる栄養素や食べ方のポイント、おすすめのアレンジレシピをご紹介しました。
オニオンスープはシンプルな食材でつくることで、低カロリーでダイエット中にも取り入れやすい料理です。簡単につくることもできるので、日々の食事の中にオニオンスープを取り入れてみてはいかがでしょうか。