早めに始めるほど老後の暮らしがラクに!【世代別】捨てるものべき年表
2024/01/05
年を取ってから捨てるだけでなく、若いうちからやっておくと、将来の暮らしがグッとラクに!今のうちに捨てておくべき物、気をつけておきたいことを確認しましょう。早めに始めるほど、老後の暮らしがラクになります。
<教えてくれた人>
安東英子さん
一般社団法人「日本美しい暮らしの空間プロデュース協会」理事長。これまでに5000軒以上の家の片づけをサポート。YouTube「安東英子の美しい暮らしの空間チャンネル」も大好評!
【40代】育児・家事に追われ、物量増加期
●子どもの物を中心に、どんどん物が増加
双方のじじ・ばばからおもちゃをプレゼントされるなど、気づけば、部屋中が子どもの物だらけに。さらに、「便利」「おトク」という言葉に釣られて買ってしまうと、生活用品などがどんどん増える一方!
<使用期間を過ぎた子どもの物は早めに手放し、一定量を保つ>
子どもの服やおもちゃは、成長とともに使わなくなる物が多いので、時期が過ぎたら早めに手放すことが大事!状態がキレイなうちなら、フリマアプリで売るときも高値がつきやすくなります。
【50代】イライラMAXの片づけ不調期
●体の不調もあって、片づけするのがおっくうに
50歳前後から更年期症状が現れ、なんかだるい、イライラするなど、不調が続く時期。自分で部屋を片づけたり、物を捨てたりする気力も起こらず、ため込んだ物を見て見ぬふりすることに……。
<スペースに入る量に絞って、家族が片づけしやすい仕組みに>
生活用品や書類など家族共有の物、衣類は、収納スペースを決め、そこに入る分だけ物量を絞るようにして。各自が片づけしやすい仕組みを整えておけば、1人で頑張る必要はありません。
【60代】子どもの独立で、物量見直し期
●子どもの物や長年ため込んだ物が蓄積!
就職や結婚を機に子どもたちが巣立ったあと、子ども部屋にもう使わない物が残されたままだと、老後の生活に支障が。足腰が弱ってきて、片づけや家具の移動もしんどくなってきます。
<子どもの物は本人に処分させ、家族で使っている物も見直す>
実家から出る前に、子ども部屋の物は本人に処分してもらうこと!人が減った分、食器などの日用品の必要数も減るので処分を。また、体が動くうちに、着なくなった服なども手放しましょう。
【70代-80代】筋力・視力・判断力が低下。片づけ難航期
●高い所や通路にある物が危険の温床に
筋力だけでなく、視力も衰え、室内や通路が物でふさがっていると、つまずく原因に。高い所にある物も危険!何が必要なのかを判断する能力も衰えるので、片づけそのものがむずかしくなります。
<家の片づけ、物の処分にもお金がかかる!>
年を取ると、家の中での行動範囲は狭くなります。よく使う生活用品、衣類だけに絞り、手が届く範囲に収納して。また、重い鍋や道具、割れやすい物なども処分して、安心して暮らせる空間づくりを。
<必要最小限の生活用品だけ、手が届く範囲に置く>
年を取ると、家の中での行動範囲は狭くなります。よく使う生活用品、衣類だけに絞り、手が届く範囲に収納して。また、重い鍋や道具、割れやすい物なども処分して、安心して暮らせる空間づくりを。
親に片づけを促したい人は……
●「捨てる」ではなく、「整えよう」と説得してみて
物をいきなり捨てるのではなく、「入れている物を整理して、キレイにしよう」と伝えるのがオススメ。収納物をいったん全部出し、それを分類していくと、本人が「これはいらない」と判断しやすくなります。
参照:『サンキュ!』2022年1月号「豊かな老後のための捨て道」より。掲載している情報は2021年11月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部