アジアの親と娘

「スマホ依存」「SNSトラブル」子どもにスマートフォンを持たせるときの不安。みんなはどうしている?

2022/12/02

大人だけでなく、子どもたちの間でも持っているのが当たり前になりつつあるスマートフォン。しかし、トラブルも心配ですよね。そこで今回のサンキュ!モニターアンケートでは、子どもにスマホを持たせるときに気になることをママたちに聞いてみました。

スマホは何歳から?

「お子さんに何歳頃スマートフォンを持たせましたか。もしくは、何歳頃持たせようと考えていますか」という質問をしたところ、小学生35.5%、中学生36.8%、高校生17.1%、その他が10.1%という結果に。
「習い事や塾の送迎時に連絡を取り合うため」「行動範囲が広がったため」、中学生以上では「部活の連絡がLINEで来るため」という理由で持たせる家庭が多いようです。

また小学5・6年生頃を境に「持っていないと人間関係に支障が出そう」など、持っていないことへの不安が高まる傾向も見られました。

実際にあったスマホのトラブル

しかし、いざ持たせるとなるといろいろな不安がつきまといますよね。
「お子さんのスマートフォンに関して不安や悩みはありますか」という質問には、「スマホ依存」「SNSトラブル」「有害サイトの閲覧」「勝手な課金」の4つの要素で不安を感じる声が多く寄せられました。

スマホにまつわる実際のトラブルや困りごとをご紹介します。

「好きなアーティストのグッズを勝手にメルカリで買ったり、ファン同士のグループLINEで交換したりしていた」(40代・長子13歳以上・末子7~12歳)

「ゲーム関係で詐欺に合い、お金を巻き上げられてしまったことがありました」(50代・子13歳以上)

「私が仕事で留守にしていたときに、引っ越しした友だちと長電話をしていたようで、1万円以上の請求がきたことがありました。引っ越しで離れてさみしい気持ちも分かるがなるべくメールにするようにと説明しました」(40代・子7~12歳)

「姪っ子がTikTokやYouTubeが好きで、親戚で集まっているのに携帯いじっている。コミュニケーション能力低下。あとは視力がかなり低下している」(20代・子0~2歳)

何らかのトラブルがあったと答えたママは、全体の19.7%。決して少なくない数字です。

スマホの不安をどう解決する?

では不安を解消するために、ママたちはどのような対策をしているのでしょうか。
先ほど挙げた4つの不安の中で特に多かった「スマホ依存」と「SNSトラブル」について、行っている対策や子どもと決めているルールを教えてもらいました。

【スマホ依存】

「LINE以外のSNSはやらない。夜の9時以降はスマホを触らない。リビング以外でスマホを触らない」(30代・子7~12歳)

「夜の9時以降は親に預けることや、YouTubeなどの動画は時間を決めて見ること」(40代・子13歳以上)

「成績が下がったら自分のお小遣いでスマホの料金を払ってもらう。少ないお小遣いから払うのはつらいようで、勉強をがんばるようになりました」(40代・長子13歳以上・末子7~12歳)

【SNSトラブル】

「決まった仲のよい友だちとしか連絡を取り合わないようにしていて、それ以外の子とはどのような付き合いか聞いています」(40代・子13歳以上)

「スマホは親が管理するため、友だちとのやりとりを見ることもあるよと伝えました」(30代・子7~12歳)

「LINE以外のSNSはやらない。面白くても自分の写真は友だちに気軽に送らない」(30代・子7~12歳)

「SNSは非公開で実際の知り合いのみフォローOKにする」(40代・長子13歳以上・末子7~12歳)

さらに、こんな心がけをしている人もいました。

「困ったら親に相談するように言う。日ごろから言いやすいように、否定しないように心がける」(40代・子13歳以上)

万が一、予想外のトラブルが起きてしまっても、すぐに話してくれればスムーズに解決することもあるでしょう。話せる環境づくりも大切ですね。

スマホを持たせていてよかったと感じたとき

正しく使えば、スマートフォンはとても便利な連絡ツールです。
最後に「お子さんにスマホを持たせていてよかったのは、どんなときですか」という質問をしました。

「友だちと出かけた先で、聞いてもないのに『いま、ついたよー』『いま、ここだよー』とか、写真付きでわざわざLINEをくれるとき。直接会うと会話が少ないのにLINEだとわりと話をしてくれて、かわいいです」(30代・長子13歳以上・末子7~12歳)

「高校に入学したときに、すぐに連絡先を交換してお友だちができた。リーダーシップがとれる子がグループLINEを作り、すぐにクラスがまとまっていった。友だちができるか不安だったがそれはすぐに吹き飛びました」(40代・子13歳以上)

「下の子に高校生で持たせ、塾帰りに違うバス停で降りてしまった。真っ暗な歩道を歩いているというので、携帯で話しながら安否確認しながら現地に向かった」(50代・子13歳以上)

「一人で留守番をさせることが多いので安否確認ができること。私の帰宅が遅くなりそうなときに伝えることができること。『ご飯炊いといてー』『お風呂洗っておいてー』と指示が出せること。お陰で家事の戦力になってくれています」(30代・子7~12歳)

スマホは簡単にいろいろな人とつながれるため、不安や悩みも尽きません。しかし使い方を間違えなければ、よいこともたくさんあります。ぜひ普段からスマホの使いかたを親子でたくさん話してみてくださいね。

※『<サンキュ!>子どもに関するアンケート』(2022/09/21~10/11実施、回答者76名)。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND