厄介な「毒ママ友」を見抜く方法ってあるの?専門家がパターン別に対策を徹底解説

2024/02/27

春は出会いと別れの季節。新しい環境になるたび、ママ友づくりに悩む人も多いのではないでしょうか。

「なかには一緒にいることがデメリットを招くような『毒ママ友』もいます」と話すのは、「恋人・夫婦仲相談所」の所長で、過去には大規模ママ友サークルを運営していた経験もある三松真由美さん。

「毒ママ友」を避けるにはどうすればいいのか?ママ友の選び方について解説してもらいました。

会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、We...

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毒ママ友その1:仕切りたがりのボス猿タイプ

クラスの父兄の決めごとをするときに「私的にはこれがベストだと思うんだけど」と、どんなときにもマイウェイ、マイルール、ワタシ流を押しつけてくるのがこのタイプ。自分主導で物事を進めたがり、ほかの人が自分のやり方と違うことをすると、いきなり機嫌が悪くなりネガキャンをやりだします。

こんな毒ママ友を避けるには「能ある鷹は爪を隠す」と心の中でつぶやきながら、集団の中で目立たぬようにいること。ちょっとでもボスよりも優れた面を見せようものなら、目をつけられて徹底的にいじめられかねません。

それでも運悪くターゲットになってしまったとしたら「アンラッキーだった」と割り切って、ボスの攻撃を柳に風と受け流しましょう。

たかがママ友、その相手と一生つき合うわけではありません。集団でいることに固執せず、思いきってボスがいるグループから離れてしまうことをおすすめします。「1人は不安」と思うかもしれませんが、ボスのことをよく思っていない人は必ずいます。集団から離れれば、きっとこっそり手を差し伸べてくれます。

毒ママ友その2:ネガティブ思考のタイプ

「こんなことしても絶対にうまくいくわけがない」「ホットヨガスクールなんか行っても、私すぐ食べちゃうから絶対痩せない」と何に対しても否定的で、一緒にいると自分の気持ちまで暗くなっちゃうのがこのタイプ。

常に思考がネガティブなので、やることが後ろ向き。新しいことに取り組んだり、改善しようとすることがなく、周囲にいる人も引きずられて運気が下がってしまいがちです。

こんな毒ママ友を避けるには、まずは自分自身が物事をポジティブにとらえる習慣をもつこと。常に状況を前向きに捉える人に、ネガティブ思考の人は近寄ってきません。逆に弱気で日々過ごしていると、こういう人がつけ込んできます。

落ち込んだときに自分で気持ちを切り替える方法をいくつか持っておくとよいでしょう。たとえば、仕事のミスで怒られて落ち込んだときは公園を1周走るとか、美容院で髪の毛を染めるなどなど。「切り替え力」を養えば、ネガティブママ友は寄りつきません。

毒ママ友その3:かまってちゃんタイプ

「私、さびしがり屋なの」という言葉にほだされてうっかり友だちになってしまうと、べったり依存されてしまうのがこのタイプ。ちょっと親切にしてあげると、どんどん距離を詰めてきて、次第に彼女の感情のアップダウンに振りまわされ、最終的には重く依存されてしまいます。

こんな毒ママ友を避けるには、彼女の発する「かまってちゃんオーラ」と「本当のSOS」をしっかり見分けて、必要以上に親身にならないこと。こういったタイプは「あなただから助けを求める」のではなく、依存できれば「誰でもよい」のです。

もし関わってしまってからマズいと思ったら、遠慮せずに「これは無理」としっかりNOを言うことが大事です。

毒ママ友その4:噂好きな情報通タイプ

「ここだけの話なんだけど」と言いながら、得意げに他人の秘密を語り、結局全員に話を拡散させてしまうのがこのタイプ。誰かの秘密や噂が大好物で、周囲から「情報通であると思われたい」という、承認欲求が強いことが特徴です。

こんな毒ママ友を避けるには、あまりぺらぺらと知っていることを話さないこと。「口が軽い」「おしゃべりや噂が好き」と思われると、情報源として根掘り葉掘りいろいろなことを聞かれたり、あるいは逆に聞きたくもない噂話を延々と聞かされたりすることになりかねません。

昨今は口頭だけでなくSNSに書き込まれることも多いので、拡散する範囲も広範囲になります。うっかり自分が口にした噂が「〇〇さんがこう言っていたわよ」のようにアッという間に広がって、想定外のトラブルにつながってしまう危険性もあります。

「噂話は聞かない&話さない」というポリシーを心がけておきましょう。

毒ママ友その5:自分大好きヒロインタイプ

「今日の私のアイメイク、最低じゃない?」などと自虐ネタを振り、「えー?そんなことないよ」と周囲から言ってもらいたいのがこのタイプ。心の中では「自虐」どころか「自分大好き」で、常に自分が主役。どんなときでも注目され、ほめられたいと思っています。

こんな毒ママ友を避けるには、話を振られた際に「え、そう?」という程度の薄いリアクションでしれっと受け流すこと。「ワタシネタ」を振っても望んだ反応がないことが続けば、「話し甲斐のないやつ」と見なされて、自然と向こうから距離を置くようになっていきます。

自分大好きな人は、周りを貶めて自身を高い場所に置こうとする傾向もあるので、一緒にいてもあまりいいことはありません。「リアクションが薄いつまらないやつ」と思われている方が好都合です。

ママ友は「親友をつくろう」と意気込まず、適度な距離を心がけるのが吉

2 つの若い女性の都市の通りの交差点にある、会話、サイド
Ryan McVay/gettyimages

子どもの通う園、学校という共通項しかないママ友ですから、年齢、考え方、暮らしてきた環境などバラバラなのが当たり前。全員と仲よくなるのは最初から無理です。

もちろん、一生つき合えるような気の合うママ友に出会えることもありますが、一般的にはクラスが変わったり、卒業/卒園で組織が変わったりすれば、そこでつき合いも終わることがほとんどです。

「親友をつくろう」などとあまり意気込まず、周囲をよく観察して、適度な距離感を保った関係性を心がけることをおすすめします。

……と、ここまで読んで「ぎゃあ!私、3番のかまってちゃんママかもしんない」と心当たりがあれば、今からでも直すよう心がけてください。短期間のママ友でも、平穏に楽しく過ごすと子どもたちにもその楽しさは伝播しますから!


◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

三松真由美さん最新刊「夫とだけ、感じません」発売中

出典:Amazon

 
 

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