乾かしたものが便利です!難読漢字「鹿尾菜」はなんて読む?
2024/04/23
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「鹿」と「尾」と「菜」で「鹿尾菜」。そのまま素直に読むと「しかおな」となってしまいますが、もちろんこれが答えではありません。聞けば誰もが名前を知っているものですよ。
「菜」とつくからには野菜やそれに近いものだと想像がつくはず。となると、シカの尻尾のような野菜でしょうか。ちょっと想像がつきませんね。
食べられるものであることは確かなので、いろいろな可能性を考えてみてください。ひょっとしたら、今台所にあるものかもしれませんよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は…
正解は「ひじき」でした!
煮物にすると味がしみておいしい「ひじき」。よく食べる家も多いことでしょう。
生のものもありますが、乾燥させたもののほうが日持ちするので重宝しますよね。水で戻せば好きな量だけ使えるので、とても便利です。食物繊維やミネラルを多くふくむので、体にもいいですね。
ホンダワラ科の褐藻(かっそう)で、日本各地に生育しています。太い枝の部分が長ひじき、小枝や葉の部分は芽ひじきとして区別して売られていますね。
シカの尻尾に見えるかどうかは微妙なところです。厳密には野菜ではなく海草なので、なかなか思いつかなかったのではないでしょうか。
日本人にとってはなじみ深い海草で、古くから食べられていたことがわかっています。かつては「ひじき藻」と呼ばれていました。『伊勢物語』には「ひじきも」を詠みこんだ和歌も登場しますよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。