「海外思考」「平穏無事」汚部屋出身カリスマ2人の“ご自愛ワード”

片づけがうまくいかないときって、自分を責めて凹みがち……。「それって実は逆効果！うまくいかないときこそ自分をほめるのが大事」と言うのは汚部屋出身のカリスマ2人。彼女たちに、とっておきの“ご自愛ワード”を教えてもらいました！

＜教えてくれた人＞
・元汚ギャル＆汚部屋出身のイラストレーター オギャ子さん
夫、長男（14歳）、二男（11歳）、三男（9歳）の5人家族で大阪府在住。元汚部屋暮らしの汚ギャルだった経験を元に書き綴ったブログ「kosodatefulな毎日～オギャ子の暴走～」が大人気。インスタは＠ogyakosan

オギャ子DATA
片づけられないくせに買えば片づく気がして、大小100個以上の収納ケースを所有する「収納ケース大好き人間」だった過去を持つ。

・自称・干物主婦の整理収納アドバイザー おかさん
夫、長男（2歳）の3人家族で静岡県在住。「家族が心地よく暮らせてるならOK！」という完璧じゃない整理収納アドバイザー。鮮魚卸売業の家に生まれ、干物のように寝そべる時間をこよなく愛する。インスタは＠o_ka_sa_n

おかさんDATA
汚部屋に20代から10年以上暮らし、ゴミとホコリとGと格闘。片づけられず、やむをえず引っ越しをした経験あり。

主婦の生活は“密室”。自分で自分をほめるしかないわ!!

「世の素敵マザーと自分を比べて落ち込む……のはもったいない。よそのおうちでもリアルはだいたい似たようなもんちゃうんかな？主婦の地味な一日は誰かに評価してもらえることが少ないから、自分で自分をほめるしかないやん！よちよち、よく頑張ってる私！」（オギャ子）

日本の主婦は家事、頑張りすぎ。私は海外思考

「昔タイに行った時『食事は屋台で食べるのが当たり前』って聞いてんやん。家事でしんどくなったら『日本人は世界の中でも家事に時間を費やす民族。他の国では屋台ご飯が普通！（そんなことない）』と急に海外思考持ち出して堂々と手抜きをしてる（笑）」（オギャ子）

できんかったことより、できたこと数えよ♪

「昔は寝る前によく『今日も食器洗いできひんかった』ってできなかったことに対してクヨクヨしてたけど、今はできたことを数えるようにしてる。洗濯畳めた！食器棚にお皿片づけられた！今日も全員生きてる！えらい、私！」（オギャ子）

少々汚いくらいの方が強く育つ

「子どもが次から次へと散らかしてキーッてなりそうなときは自分の生い立ちを思い返し、『私なんて汚い家で育ってきたけどめちゃめちゃ健康やん！うちの子たちも雑多な環境の方が強く育つこともあるはず！』と持論を展開して謎の自信を持つようにしてる（笑）。（オギャ子）

平穏無事をキープできてる！

「『平穏無事が一番』と言ったのは夫なんですけど、確かに今日が昨日と同じ日常で、事故もケガも病気もなく家族全員無事って、一番尊いこと。今日も平穏無事をキープしている私に『普通サイコー、平穏無事キープお疲れ！』って言いたい」（おかさん）

前に比べたら進化してるじゃん

「片づけられないと落ち込んだりするけど、それって裏を返せばもっと上を目指してるってこと。うすらぼんやり暮らしていた汚部屋時代に比べたら、落ち込むだけでもすごい。私、進化したな～って思うんです」（おかさん）

まあ、なんとかなるし、いっか

「万事コレです。『なんとかなる。なんとかなった。いや～なんとかなるもんだ』の三段活用（笑）。夕食作りがイヤでお総菜を買っても家族は文句を言わないし、栄養失調になるわけじゃないし、むしろ明日はおかず作ろ♪って思えます」（おかさん）

「やる気ない」って自覚してるだけエライよ

「やる気ゼロってとき、ありますよね～。でも『やる気がしない』って、つまり何かをちゃんとやろうとしてるから思うこと。それ、責任感の証しですよね？エライじゃん私！』と、1回うんと自分を認めてねぎらってあげるんです……って何にもしてないんですが（笑）」（おかさん）

ここまで読んでも片づける気がわかないあなたへ――

何を言われても「いや、だから今は無理～」ってこと、あるある。そんなときはまず休みましょう。ゆっくり休んだら来月また『サンキュ！』を読んでくださいね～☆

参照：『サンキュ！』2023年11月号「片づけがうまくいかないときは、まず自分をほめよう！」より。掲載している情報は2023年9月現在のものです。撮影／大森忠明、林ひろし　構成／竹下美穂子　取材・文／宇野津暢子　編集／サンキュ！編集部