捨てられない人の背中を押す、やましたひでこの断捨離(R)名言「多い」は必ずしも「豊か」ではない!
2023/12/31
「捨て」の大御所やましたひでこ先生の冠番組「ウチ、“断捨離”しました!」の収録現場に『サンキュ!』が潜入!ひでこ先生が「片づけられない・捨てられない」お宅に降り立ち、いざ断捨離ー!そこで繰り出された珠玉の断捨離名言をお届け。
BS 朝日の高視聴率番組「ウチ、“断捨離”しました!」
片づけられない!捨てられない!家族の密着ドキュメンタリー
●BS 朝日で毎週火曜 夜9:00~
やましたひでこ先生が、日本全国の片づけに悩むおうちを訪れ、家族と一緒に断捨離する模様を追う超人気番組。ひでこ先生直伝のお掃除テクも必見。
■お邪魔したのは松本家
捨てられない3児の母 松本桂子さん(45歳)
理容師。夫婦で自宅1階の理髪店を営む。
夫、長女11歳、長男8歳、二女5歳、犬&ネコの5人と2匹暮らし。
片づけは苦手、捨てるのも苦手。興味があるのはヨガ。
(『サンキュ!』が収録現場を取材した松本家の断捨離は、12月5日(火)放映されました)
【BEFORE】食品が物に埋もれたパントリー
捨てるのは苦手、「何でも取っておきたい派」の桂子さん。「入れられる場所、まだあるじゃん♪と思って、食品以外の物もなんとなく詰め込んでいたら、いつの間にかこんな状態に……。何を入れたかなんて覚えてないし、断捨離するにも、『どこから手をつけたらいいの?』と頭がパニックになって体が固まっちゃうんですよね」とため息。
何がどのくらい入ってるのか誰にも不明「パンドラの匣」化したパントリーをいざ断捨離
「キッチン横のパントリー」だったはずなのに、工具や薬、掃除道具などキッチンとは関係のない物が詰め込まれ、ただの物置に。食品は完全に埋没。
棚に置き切れない米袋や掃除用ワイパーを床に置き出したら、足の踏み場がない状態に。
余計な物は、自分が思っている以上に、余計にあるのよ
物量にたじろぐ桂子さん。「物は自分じゃ入らない。入れたのは誰かしら?」というひでこ先生の問いかけに「ママー!」と子どもたちが大合唱。「収納があれば片づくと思ったら大間違い。むやみに押し込んでいたら、そこは広くても狭くても“無自覚”が積もったカオスになるの」。
全部出して、一度空っぽにします。
断捨離は、あなたが始めないと始まらない!
「まだ使えるしもったいないし。どうしよう?」とためらう桂子さんに「どうしよう?じゃなくて、どうするか決めるのはあなた」とひでこ先生。「断捨離はできるかできないかじゃなくて、するかしないか。主語はいつだってあなたよ」。
「多い」は必ずしも「豊か」ではない!
エコバッグと保冷バッグ合わせて30個持ってました。
「これ、本当に全部必要?」というひでこ先生に「あ……全然こんなにいらないです(汗)」と桂子さん。
「昔と違って、今、物が多いことは必ずしも豊かなことじゃないの。これはエコバッグという名のエコじゃないゴミ!」。
【今回の断捨離で捨てた物】
・外国土産の食べ切れないお菓子大量
・粉末焼きそばソース36包
・エコバッグ8個
・保冷バッグ3個
・紙袋13枚
・突っ張り棒3本
・保存容器3個
・べんとう箱2個
・リサイクルしそびれていた牛乳パック8本分
・かき氷マシン(2台あったうちの1台)
・パズル状のコルクマット5枚
・家具の角に付けるケガ防止のカバー1本
・旅先でもらったうちわ1枚
and more!
「いつか使う」は二度ときません!
焼きそばソースが36包も!
「家族が『味が濃過ぎる~』って言うから、焼きそばの付属ソースは使わなくなったけど、他の料理に使うかもしれないから」という桂子さんに「『いつか使うかも』の『かもグッズ』は、ほぼ不要品よ。1回でも料理に使ったことある?」とひでこ先生。「あ、いえ、ないです……」と桂子さんはモゴモゴ。
【AFTER】何がどこにあるか秒でわかる!
「今何があるのかがわかるから、ムダな買い物も減りそう」と桂子さん。必要な物だけ買う、買ったら使い切る、が習慣になって、家計にも◎。
取り出しやすくしまいやすく、しかも、美しいでしょ?
光が見える……すき間ができるって、気持ちいいんですね!
● 自立する物はカゴに入れない
● 物が減ったら在庫が一目瞭然
● 賞味期限が迫っているものは手前に出しておく
● 床が見えたら広くなった
<教えてくれた人>
・断捨離のやましたひでこさん
断捨離(R)提唱者。国内外累計700万部を超えるミリオンセラー作家。断捨離上手の有名人とのトーク連載「断捨離(R)トーク ひでこの部屋」も本誌で好評連載中。
参照:『サンキュ!』2024年1月号「やましたひでこの断捨離(R)名言」より。掲載している情報は2023年11月現在のものです。撮影/横田裕美子(スタジオバンバン) 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部