『物を減らしてストレスも減らす」40代後半からの本格的な家中整理
2023/07/26
40代後半から、物を減らし家事も夫婦関係もグッとラクになりました。子どもが巣立ったあとの変化した夫婦の暮らし&物の持ち方について教えてもらいました。捨ててよかった物トップ3は必見です!
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Rinさん(千葉県 56歳)
夫(49歳)と2人暮らし。1人娘は18年に結婚し、孫が2人。ブログ「Rinのシンプルライフ」主宰。著書に『子育てが終わったら見直しどき 50代からの暮らしの整え方』(オーバーラップ)など。
40代後半から、物を減らした結果、家事も夫婦関係もグッとラクになりました
40代後半から本格的に家中の整理を始めたRinさん。「不要な物を手放すたび、身支度や家事がどんどんラクになって、もっと早く始めればよかったと後悔!娘の思い出の物もとっておきだけ残して、潔く処分できました」。物を減らしたら、夫も家事に協力的になり、今の暮らしのストレスはゼロ。「毎日がワクワクして、新しいことにどんどんチャレンジしたい意欲が湧き上がっています!」。
Rinさんの片づけ年表
【30代】仕事・子育てに追われ、物量MAX!
20代から部屋を飾ることにハマり、収納には無頓着。介護職に転職。子育てと仕事に追われ、物が増える一方。探し物も多かった。
【40代】物の多さに危機感を覚え、物減らし開始
仕事で高齢者の家を見て「物が多いと生活が不便になる」と実感。娘の独立後、本格的に片づけの勉強を始め、物を減らした。
【50代】物量が減り、小さな家に引っ越し
物量も減ったので、「2人暮らしなら小さい家で大丈夫」と自信がつき、約80平米のマンションから68平米の平屋一戸建てに住み替え。
捨ててよかった物TOP3
●子どもの思い出の物
定期的に見返せる量だけ残す。
プリント写真は、いつでも見返しやすいアルバム1冊分だけ残し(上の写真)、それ以外はデータ化して処分。ぬいぐるみは、娘が「子どもに託したい」と言った物を1箱分だけ残しています。
●なくても困らない物
「今使っているか」が基準に。
しまい込んでいた来客用の食器、メンテナンスが面倒な家電やキッチン用品などを処分。「いつか使うかも」はやめて、「今使っているか」を基準に選ぶと潔く手放せました。
●今の自分に合わない服
「着ると疲れる服」は手放す。
年齢を重ねるごとに似合う服も変化。「素敵なデザインだけど太って見える、なんか疲れる服」は、宝の持ち腐れに。「今しっくりくる服」だけにしたら、おしゃれが楽しくなりました。
物を減らしたら、2人暮らしがこう変わりました
コンパクトな家になり、家事の負担が減った
「物が多かったときは、掃除をする前にまず片づけが必要でした」。物を減らして小さな家に引っ越した今は、物の出しっ放しがほぼゼロに。掃除がしやすく、後片づけもサッとできます。
本当に必要な物だけにお金を使えるようになった
「ストレス解消目的の衝動買いがなくなり、本当に必要な物を厳選するように変わりました」。例えば、大きくて使いづらいたんすは手放し、衣服収納は手入れがしやすいケースのみに。
夫も感化されて、自分で片づけてくれるようになった
Rinさんが物を減らしたことで、それまで片づけに無頓着だった夫も物捨てを開始。「どんどん部屋がスッキリしていくのと同時に私の機嫌が良くなり、楽しそうになった様子を見て、感化されたようです」。
イライラすることが減り、夫婦仲が良くなった
物が少なくて整った家に住むと、心穏やかに過ごせ、夫への信頼度もアップ。「年齢とともに1人で家事を頑張りすぎるのをやめ、夫に甘えて家事を頼っています」。
急な来客でも、3分で片づく家になった
収納スペースの中も7~8割にセーブ。「急な来客のときに物が出ていても、余白があるからパパッと片づけられます。孫たちも伸び伸び遊ばせることができるので、メリットばかりです」。
自分のやりたいことを見つめ直し、働き方が変わった
「娘が独立した後、"空の巣症候群"で無気力に。何がやりたいのか見つめ直したとき片づけをちゃんと勉強したいと思い、整理収納アドバイザーの資格を取得。そして、自分の片づけ体験をブログで発信することがライフワークだと感じ、正社員からパートに切り替えました」。
参照:『サンキュ!』2023年8月号「子どもが巣立ったあとの夫婦の暮らしどう変わる?」より。掲載している情報は2023年6月現在のものです。撮影/清水洋、Rinさん 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部