【韓国ドラマ】注目俳優イ・ジェウク初主演ドラマ『ドドソソララソ』元お嬢様ピアニストが田舎町で巻き起こすクラシックラブコメディを韓ドラマニアが徹底解説!

2024/11/07

2022年にNetflixドラマ『還魂』で主演を務め、その特別な存在感で世界から注目されるスター俳優となったイ・ジェウク。今最も旬で注目すべき俳優と言えるでしょう!

そんなイ・ジェウクのドラマ初主演作品が『ドドソソララソ』。俳優デビューからわずか2年で主演に大抜擢され、『花郎<ファラン>』などで知られる人気女優コ・アラと共演したラブコメディです!

韓ドラマニアでライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいます!

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韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:人生どん底の元お嬢様ピアニストと最強アルバイターが、とある田舎町で出会い…

父親の大きな愛情を受けて育ったク・ララ(コ・アラ)は、天真爛漫で世間知らずなお嬢様。音大でピアノを専攻していましたが、大学卒業と同時にキッパリとピアノを辞め、お見合い相手との結婚を決意します。

しかし結婚式当日に父親が急逝し、結婚相手にも逃げられ、父親の会社が経営難だったため家も失い、残ったお金も詐欺に遭い失ってしまいます…。

人生のどん底に落ちたララは、SNSで自分を応援してくれている「ドドソソララソ」という人を頼ろうと、ウンポという田舎町に向かうのでした。

ところがその途中で交通事故を起こしてしまうララ!事故に巻き込まれた青年ソヌ・ジュン(イ・ジェウク)は、以前ララに会ったことがあるのを思い出し、成り行きで世話をすることに…。

ララの治療費やララの愛犬ミミの入院費、その他諸々の費用を全てジュンに借りることになったララと、ララにかかるお金まで稼がなければならなくなったアルバイターのジュン。

しかしその「借金」のおかげで2人は切っても切れない関係に…!?

退院したララはウンポの町で「ララランド」というピアノ教室を開き、人生の立て直しを図ります!!

見どころ:愛さずにいられない登場人物のキャラクターと、美しい景色・ピアノの音色を満喫!

見どころ1:ララの天真爛漫さと美しいピアノの音色に元気をもらえる!

『ドドソソララソ』でピアノを弾くイ・ジェウクとコ・アラ
出典:YouTube

ララはポジティブで楽観的なのは良いですが、逆に言うと世間知らずですぐに人を信用してしまい、あまり物事を深く考えません。

軽やかにピョンピョン飛び跳ねるスタッカートのようなララ。大きな声で泣いたり笑ったり感情表現も豊か。どんなに困難な状況でもよく食べてよく眠り、周囲の人々の言葉を察することのない図太さも持ち合わせています。

そんな潔いほどの天真爛漫さがララの最大の魅力!

ララと出会ったウンポの人々は、知らぬ間にララのペースに飲み込まれ自然とララを助けるようになってゆきます。そこにいるだけで周囲の人を笑顔にしてしまうララの不思議な魅力に、あなたも夢中になるはずです!

そしてララが奏でるピアノの音色からは、ララらしい天真爛漫さやおおらかさが感じられます。人生どん底な中でもピアノを弾き続け、生きる道を探してゆくララのメロディーに、あなたも癒されたり元気をもらったりするのではないでしょうか!

見どころ2:無愛想だけど心温かいジュンの魅力にハマる!

『ドドソソララソ』でコ・アラを抱きしめるイ・ジェウク
出典:YouTube

ララが積み重ねていく借金のために様々なアルバイトを掛け持ちし、昼も夜も働き詰めの最強アルバイター・ジュン!

あまり笑顔も見せず、ララに対してぶっきらぼうな態度をとるのですが、ギブスで両手が使えないララの身の回りの世話をしたり、住む場所を探してあげたりと、心の温かさは隠し切れていません。

そんなツンデレな姿にどんどん夢中にさせられてしまいます。

一方でどこか人と距離を置こうとしたり、自分のことについては頑なに語ろうとしない、ミステリアスな雰囲気も。涼しげな表情の裏で見え隠れする悲壮感はどこからやってくるのでしょうか…?

ジュンを演じるのは本作がドラマ初主演のイ・ジェウク。

全てを悟ったような大人っぽい表情と、怒り・悲しみ・不安を抱え何かに怯えているような少年っぽい表情を見事に演じ分け、初主演とは思えない堂々とした演技と存在感で視聴者を魅了しました!

見どころ3:美しいウンポの景色と人々の温かさに涙!

『ドドソソララソ』ウンポの町を歩くソヌ・ジュン(イ・ジェウク)とク・ララ(コ・アラ)
出典:YouTube

本作の舞台はウンポという町ですが、実際の撮影は木浦(モクポ)で多くが行われました。木浦は韓国の西南部に位置する、美しい海が有名な港町です。

ジュンがララを元気付けるために見せる坂の上からの夜景や、海沿いに並ぶ屋台、海の上を進むロープウェイなど、印象的で美しいロケーションが随所に散りばめられています。

そしてララやジュンを取り巻く人々の繋がりや田舎町らしい温かさに、ホロリと涙を誘われる名シーンも見どころです!

バーンアウト症候群でソウルの病院を辞め、妻とも離婚。ウンポで静かな第二の人生を始めた整形外科医チャ・ウンソクは、ララと出会ったことで忘れていた何かを思い出し…!?

広く温かい心と紳士的な態度が魅力的なウンソクを演じているのは、『ボーイフレンド』『浪漫ドクターキム・サブシリーズ』『サイコだけど大丈夫』『スタートアップ:夢の扉』など人気作品に多数出演しているキム・ジュホンです。

ララランドの隣で美容院を営み、ララを居候させ母親のように世話するチン・スッキョンを演じるのは、『今週、妻が浮気します』『プロデューサー』『30だけど17です』などの個性的な演技で知られるイェ・ジウォン。

その他にも韓国ドラマ界の重鎮イ・スンジェやアン・ネサンなどが作品に彩りを添えています。

筆者の感想:ほのぼのとしたラブコメだけどサスペンスなスパイスも!ピアノ経験者なら「あるある」も!?

『ドドソソララソ』教会からク・ララ(コ・アラ)を連れ出すソヌ・ジュン(イ・ジェウク)
出典:YouTube

天真爛漫なララとツンデレなジュンが田舎町で織りなすほのぼのとしたラブコメディーというのが大筋。しかし終始ハッピーで終わるのではなく、中盤に差し掛かるにつれて良い意味で大きく裏切られました。

静かなウンポの町で起きる殺人事件、なかなか明かされない「ドドソソララソ」の正体、ジュンが抱える秘密などのサスペンスに近い要素も含まれており、それが良いスパイスとなっています。最後の最後まで結末がわからないため、見るのを止めることができなくなりました!

そしてララのテーマ曲ともいえる「きらきら星変奏曲」など、誰もが一度は聞いたことのあるクラシックの名曲が数々登場し、美しいピアノの演奏を楽しめるのも本作の魅力!名曲の豆知識を学ぶこともできます。

また「音楽の父バッハの右手と左手で会話をするような単調なメロディーへの恐怖」など、ピアノを習った経験がある人なら「わかるー!」と共感してしまうような場面もあり、幼い頃からピアノを習っていた筆者も懐かしさに頷いてしまいました。

ララを演じたコ・アラは撮影の数ヶ月前からピアノの特訓を重ねていたそうです。ピアノの演奏シーンにも注目しながら、楽しんで頂きたいと思います!

ドラマを楽しんだ後にはメイキングシーンにも注目!

ドラマを楽しんだ後にぜひ見てほしい、メイキングシーン。

YouTubeのNetflix K-Contentチャンネルではドラマの名シーンや多くのメイキング動画が公開されており、メイキング動画では撮影中のエピソードを見ることができます。

「あのシーンはこう撮られたのか!」「台本はそうなっていたのか!」という驚きや、ドラマでは見ることの出来ない出演者たちの表情をお楽しみください!

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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