現役ママが語る「発達に不安がある子」の子育てのコツ
2020/02/13
『サンキュ!』17年9月号での特集が反響を呼び、ブロガーの間でもオープンに語られるようになってきた「発達に不安がある子」の子育てというテーマ。当事者である2人のサンキュ!ブロガーさんの経験を3つほどピックアップしてご紹介します。
環境を変える
なにか問題が起こった場合、子どもの行動を変えようとするのではなく、環境を変えてみる。回り道に見えるかもしれないけれど、「急がば回れ」でうまくいくことが多いようです。
遊びが学びにつながっていくことも
サンキュ!ブロガーのdanngoさんは、12年生まれの発達障害のある男の子と14年生まれの定型発達の女の子のママ。息子さんが嫌がって思うように進まなかった平仮名の練習が、あるとき急にはかどるようになったという経験が。「気分転換に試していた迷路遊びのドリルをひたすら説いたことが、『手を細かく動かす力』や『先を予測する力』を育み、それが平仮名を書くのに役立ったのかも」とのこと。
やっちゃいけないことは「やれない環境作り」を
こちらもdanngoさんのブログ。息子さんがママの見ていないうちにおうちにある警報ボタンを押してしまう問題が発生。danngoさんは視界に入らなければ押したいという衝動に駆られることが減るので、ボタンの上から黒ゴム板をテープで張り付けました。子どもにいくら言い聞かせてもやってしまうことには、もともとなかったものにするというアイデアです。
言い方を変える
どんな子どもでも(大人でさえ)なにか注意されたり促がされたりするときの「言われ方」次第で前向きに取り組めたり、逆に意欲がなくなったりするもの。発達に不安がある子への声掛けのヒントはこちらです。
怒らずに具体的に指示をする
小6と小3の男の子のママであるサンキュ!トップブロガーのみい太さん。上の子が年長のときに発達障害とわかったそう。そんなみい太さんの声かけの裏ワザは、始める前にほめてしまうという方法。たとえば子どもが靴を脱ごうとしているとき「脱いだら揃えてくれるんだね~、助かるな~」などと先回りして褒めるのが効果的なんだとか。
ママのストレスコントロール法を見つける
「発達に不安がある子」のママは、常にストレスを抱えがち。ひたすらがまんするのではなく、ストレスと向き合う方法を見つけておくのが大切です。
同じ悩みを持つママとつながる
みい太さんは、発達に不安があるお子さんを育てている保護者がおしゃべりしたり 情報交換したりできる場を運営しています。同じように悩み、頑張っているママたちとつながることは勇気と力を与えてくれます。
イライラしている感情を認める
ママだって、一人の人間。ついつい「いいお母さん」像に惑わされてしまうけれど、イライラして当たり前!みい太さんは「どうやってイライラする自分と上手に付き合っていくか」を考えることで、肩の荷が下りてだいぶラクになったのだとか。
「発達に不安がある子」の子育ては、とても大変。でも、前向きに過ごしているdanngoさんとみい太さんのブログは、子育てに悩むあらゆるママのヒントになるはずです。
文/スギサワミユキ
(参照: 口コミサンキュ! )
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