39Femtech WeeklyNews

AIが保育士に!?新サービスの無料モニター募集!今週のフェムテックニュースをお届け【39Femtech WeeklyNews】

2024/12/23

Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた用語のこと。テクノロジーを活用していないものについては、FemCare(フェムケア)と呼ばれることが多いです。

サンキュ!読者の皆さんも、最近女性の悩みを解決する製品やサービスについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のフェムテック情報をご紹介する連載「39Femtech WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の植松愛実がお届けします。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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AIが保育士になる時代!母親をサポートするサービスのモニター募集

モニター募集
出典:PRTIMES

AI保育士が24時間、育児をサポートする「次世代子育てサポート実証実験」の無料モニターが募集されています。スマホを通じてAI保育士「さくら先生」にいつでも育児相談ができるほか、必要に応じてオンラインの有人相談も。相談後、もしベビーシッターの派遣(有料)が必要になった場合はお得に利用できます。

AI保育士を開発するトモイク株式会社と、ベビーシッター派遣を行う株式会社ネクストビートが共同で提供するサービスで、女性の社会進出や核家族化によって変化する子育て環境のなか、母親たちを切れ目なくサポートしたいという思いから生まれました。

実証実験のモニター参加には、子どもの年齢や実験前後のアンケート協力などいくつか条件があります。また、募集期間は2025年1月末までを予定していますが、応募状況によっては早めに終了する可能性もあるとのことです。

10万枚を突破!日々変化する女性の体に寄り添う機能性インナー

インナー
「グラモアフェムテック」シリーズの商品のひとつ「腹巻レギンス」
出典:PRTIMES

さまざまな体の不調の原因となっている「冷え」を、下着メーカーならではのノウハウや繊維テクノロジーを駆使して解決する機能性アイテム「グラモアフェムテック」が、シリーズ累計販売10万枚を突破しました。

「冷え」を解消するための温活は、美容だけでなく健康のために実践する人が増えてきていますが、このメーカーが推奨するのは、やみくもに体を温めるのではなく基礎体温を適切な温度(36.5~37.0℃)まで上げること。保湿性や心地よい肌ざわりを両立したハイブリッド素材を採用し、冷えが気になる手首やおなかをカバーするアイテムや、生理期間の体温低下によるむくみに着目したインナーなど、温活と同時に女性の体をめぐるさまざまな悩みに対応しています。

「グラモアフェムテック」シリーズの商品は大手各社ECサイトでも購入できるほか、2024年6月からは一部、店舗販売も開始しています。

妊活の「もっと早く知っていれば」をなくしたい!膣内の状態を調べる検査キット発売

アプリ
出典:PRTIMES

腸内フローラという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、じつは女性の妊娠・出産には「子宮内フローラ」が重要な役割を果たしています。子宮内で、善玉菌であるラクトバチルスという菌の割合が多いほど、妊娠率が上がり流産率が下がると言われているほか、子宮内フローラのバランスがくずれると妊娠後期のトラブルにつながるおそれもあるそうです。

ただ、妊活のために子宮内フローラの検査をしようとすると、医療機関で5万円ほどの費用がかかることも…。今回発売された「ベルタ膣内フローラ検査キット」は、子宮内フローラを知る手がかりとなる「膣内フローラ」を手軽に検査するためのキットで、自宅で簡単に採取した検体を郵送すると、到着後1週間ほどで結果がメールで届くしくみ。費用は約1万円です。

妊活は、やり始めてから初めて調べたり知ったりすることが多く、「もっと早く知っていれば」という後悔をなくしたい!という思いからできた検査キット。自分の体と向き合うきっかけになりそうですね。

明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ

フェムテックやフェムケアと聞くと「なんだか人に話しづらい…」「自分にはハードルが高そう…」と思うかたも多いはず。でもじつは、意外と簡単なことから取り組めるんですよ!今週、筆者がやってみたことをご紹介します

女性を助けるAIがこんなに!?調べてみた

今回の記事ではAI保育士が登場しましたが、家事に育児に仕事に忙しい現代の女性を助けるAIの活躍分野は今や、かなり多岐にわたるようです。

たとえば、自分の不調が更年期障害と関係あるのかどうかを教えてくれるAI。各地の病院でも導入されているAIを開発しているUbie株式会社が一般に提供しているもので、イライラや頭痛といった症状がどのくらい更年期障害と関連していそうか調べるほか、入力内容をもとに診察してくれる近隣の病院を探すことも可能です。

また、性被害に遭った女性の相談相手になるAIもあります。ただ話を聞いてもらうこともできますし、しかるべき場所に相談したいけど警察に行くか病院に行くか悩んでいるときも一緒に考えてくれます。相談した内容については秘密厳守です。

そのほか、体調にあわせておすすめのサプリを教えてくれるAIや、食事内容に対してAI管理栄養士がアドバイスをくれるアプリなどなど。もちろん、どのAIも使いかたを守って自己責任で利用する必要はありますが、単純にインターネット検索をするだけではわからない問題についてヒントを与えてくれ、女性の忙しい日々を手助けしてくれそうです。

参考リンク

執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 植松愛実
気象予報士と料理人の両面で活動。サンキュ!では季節ごとの食材のおいしい食べかたや、家事に役立つ天気の豆知識を執筆中。

 
 

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