声を聞くとすぐわかる!難読漢字「鵯」はなんて読む?
2025/01/13
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
今回の漢字は「鵯」。画数の多い漢字ですが、よく見ると左側が「卑」という字、右側が「鳥」という字になっていますね。
部首が「鳥」なので、まずは鳥に関係がある言葉を考えてみましょう。
左側の「卑」の字は、音読みが「ヒ」で、訓読みだと「卑しい(いやしい)」と読めます。こちらもヒントになっていると思いますよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「ひよどり」でした!
「鵯」の字は、「卑」に「鳥」ですが、「卑」の部分の6画目は点ではなく上の部分からつながっています。こういう書きかたもあるのですね。
音読みは「ヒ」「ヒツ」で、「卑」の部分はこの音をあらわしています。「いやしい」という意味はあまり気にしなくていいのですね。
中国ではもともとハシブトガラスなどの鳥の意味だったのですが、日本では「ひよどり」の意味になりました。
このヒヨドリ、名前からもわかるように「ヒーヨ、ヒーヨ」と鳴きます。1度聞くと忘れられない特徴的な声色で、かなり大きな声なのでうるさく感じることも。
この鳴き声の「ヒ」の音に引っぱられて「鵯」の字が使われるようになった可能性がありそうだと私はにらんでいます。
ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科の中型の鳥。全身灰色ですが目の後ろは茶色く、頭の羽がややボサボサとしているのが特徴。
山地にもいますが市街地でも見かける鳥で、甘いものを好みます。花の蜜を吸ったり、果物を食べたりする姿を目撃することもありますよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。