アラフォー主婦の、実は明るい就活事情2019

2019/02/10

主婦の就活は不安だらけ。自分の暮らしにあった就職をしたいけど、年齢のことも気になるし、そもそも求人もあるのかわからない……。そこで、「主婦の就活」に関するあらゆる疑問を、キャリアのプロたちに聞いてみました!

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<教えてくれた人>
・柴川達也さん(厚生労働省 職業安定局総務課)
全国21カ所にあるマザーズハローワークと、ハローワーク内の専門窓口である178カ所のマザーズコーナー事業を管轄。

・田中佑昌さん(ダトラ)
40代、50代の転職サイト「FROM40」を運営。サイト内の「転職成功への道」は、就活の際の必読ページ。

どれくらいの求人数があるの?

■求人数は年々増加中です!
15年に女性活躍推進法が国会で成立。17年に厚生労働省内に雇用環境・均等局が誕生。「日本は今、少子高齢化による労働力不足が課題です。働きたい女性には積極的に社会参加をしてほしいと考え、国としても施策に取り組んでいます」と話す柴川さん。

全国のマザーズハローワークやマザーズコーナーでは、資格がない、ブランクがあるといった求職者に対してもキメ細かく対応し、仕事と子育てが両立しやすい働き方を支援しています。

「景気と雇用は連動しているので、経済情勢がよくなっている昨今は求人数が増え、就職しやすい時期。求職者1名に対して2.5件の仕事があり、子育て女性などが働きやすい求人の確保にも取りくんでいます」。

働きたい主婦には、まさに追い風といえる時代です!

40代主婦が再就職するのはむずかしい?

■実生活での人生経験は武器
結婚、出産、育児、人づきあい、介護など、一般の人が直面する多くのことを実生活で体験しているのが40代以上。接客業、飲食業、冠婚葬祭、教育・育児関係、介護・医療関係、保険、不動産・住宅などの企業にとっては、その人生経験が評価され、優遇されることも。またアラフォー以上の女性は段取りがよく、作業がていねいという印象を持つ企業も多いので、その点を履歴書などでアピールしても。

働きやすい会社ってどうやって見つけるの?

■採用ページの写真をチェック!
働きやすい環境かを見抜くコツのひとつは、企業の採用ページを見て、写真をチェックすること。ホームページに掲載されている写真は、その会社が特に大事にしていることが表れています。30~40代の女性社員の写真をのせている会社は、その年齢層の女性を歓迎していて、子どもがいる主婦でも働きやすい環境という証。求人サイトで企業を検索するとき、#主婦歓迎、#中高年活躍中、などキーワードから検索するのも手です。

事務職は競争率が高い?

■まずはパートをめざそう
事務職は、主婦の間で人気があり、競争率が最も高い職種。いきなり正社員や契約社員などで応募するのではなく、まずはパートや派遣社員といった採用されやすい雇用形態で事務職に就いておくと、その後、正社員として事務職に就ける可能性が格段に上がります。事務のスキルが定着するまで半年くらいは、同じ職場で仕事を続けるのがおすすめ。

アラフォー主婦でも正社員になれる?

■パートや非正規社員から繰り上がるケースも
現在、雇用されている正社員は約1,000万人、非正規雇用は約1,300万人ですが、正社員の求人は年間約36万件、非正規雇用の求人は年間約22万件と、正規雇用の求人数が多い状態です。いずれ正規雇用と非正規雇用の数が逆転するといわれています。40代主婦のかたも正社員として採用されるチャンスは、10年前と比べて格段に飛躍。非正規雇用から繰り上がるケースも急増しています。

今は、ブランクがあっても特別な資格がなくても大丈夫な時代。働きたい気持ちがあるなら躊躇せず、まずはトライしてみることが大事ですよ!

参照:『サンキュ!』2月号「アラフォー主婦の実は明るい就活事情2019」より。掲載している情報は18年12月現在のものです。イラスト/CHILL CHITTA 構成/RIKA 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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