冷蔵庫にあるものでちゃちゃっと完成!プロに学んだ簡単・美味な酒の肴
2022/10/13
グルメライターとしても活躍する増田剛己さんは、飲食店を取材するなかで「これは!」という酒の肴に出会うことも少なくないそうです。そしてときには、そのつくり方を教えてもらうことも。今回はお酒の肴だけでなく、もう一品おかずにもなるメニューを紹介してもらいます。
あっという間に出てきた「ほうれん草の煮びたし」
おかみさん一人で切り盛りしている居酒屋で教えてもらったレシピです。こちらのお店、おかみさんが一人ということもあって、時短メニューが豊富なんです。
ホワイトボードに書いてあった「ほうれん草の煮びたし」というメニューを注文したところ、つくり方に驚かされました。ほうれん草と油揚げを冷蔵庫から出したと思ったら、そのまま皿に盛りつけ。上から麺つゆ、水をかけてレンジでチンをするだけ。最後に胡麻をふりかけたらできあがり。
おかみさん曰く「辛いのが好きな人なら一味をふって出すのもいいのよ」とのこと。電子レンジでチンしている間に他の料理もつくれるので、けっこう助かるメニューです。
バーで教えてもらった「ギョニソのビーフジャーキー風」
路地裏にあるカウンターだけのバーで教えてもらったメニューです。マスターが「最近ネットを見ていたら、魚肉ソーセージでつくるビーフジャーキーっていうのがあったんでつくってみたんだよ、食べる?」と聞いてきました。もちろん、いただきましょう。食べてみると……たしかにビーフジャーキーのようなかんじで、ビールが進みます。
つくり方を聞いてみたところ、意外とカンタン。まず、ピーラーで魚肉ソーセージを削いていきます。ぜんぶ削ぐことができたらブラックペッパーをかけて、電子レンジでチン。電子レンジで加熱する時間によってできあがりが異なりますが、1分のものと2分のものなど、いろいろ混ぜると食感が楽しくなるそうです。長い時間加熱すると黒っぽくて硬くなり、まさにビーフジャーキーな仕上がりに。逆に加熱時間が短いと魚肉ソーセージだとわかる程度に仕上がります。
居酒屋で教えてもらった「油揚げの味噌マヨネギ焼き」
よく行く居酒屋の大将が教えてくれた一品は、冷蔵庫によくあるものでつくれるメニューでした。
ネギを刻んだものに、味噌とマヨネーズを混ぜたものを油揚げに塗って、オーブンで焼いていくこの料理。まさに冷蔵庫に入っているものでつくる料理ですね。
家でもつくってみたのですが、あっという間に完成。時間がないときに助かります。それに、お酒にも合うのですが、ご飯にもめちゃくちゃ合うんですよ。よく焼いて、水分と飛ばせばお弁当のおかずにもなりますね。万能料理だといえます。
冷蔵庫にあるものでちゃちゃっとつくろう!
今回は特別な材料を使わず、冷蔵庫に入っている材料だけでつくれる料理をピックアップしてみました。魚肉ソーセージや油揚げなど冷蔵庫や食品棚にストックしておくと、いろいろな料理をつくれますよ。また、すりごまはいろいろな料理に使えるので欠かさないようにしましょう。
◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。