【予算100円以内】食材価格の高騰を乗り切る超節約・絶品おつまみレシピ5選
2024/03/27
食材の価格がどんどん高騰する昨今ですが、楽しみながら安くておいしいおかずやおつまみをつくるいい機会でもあります。そこで、今回は予算100円以下でおいしくつくれるお料理を紹介。
教えてくれたのは、数多くの飲食店を取材し、プロの料理人にレシピを教わることもあるライターの増田剛己さんです。
子どももよろこぶ「ギョニソのケチャップ炒め」
ギョニソ(魚肉ソーセージ)は家計にやさしい安価な食材の代表選手です。そのまま切ってサラダなどに入れるのもいいですし、炒めてもおいしくなります。
炒めるときのポイントは味つけをする前にしっかり魚肉ソーセージに焼き色をつけておくことです。
今回はバターとケチャップで炒めてみました。まずは油を入れずフライパンで焦げないように乾煎り(からいり)していきます。魚肉ソーセージに焼き色がついたら、魚肉ソーセージをフライパンの端によせて、ケチャップだけを炒めます。
グツグツとケチャップに火が通ってから、魚肉ソーセージと合わせます。こうすることでケチャップの酸味が飛んで甘くなるのです。続けてバターを入れ、炒めたらできあがりです。
お酒のおつまみならば仕上げにブラックペッパーをかけるといいでしょう。お弁当のおかずにもなりますし、簡単にすぐできるし、家族の評判もいいのでおすすめです。
食べだしたら止まらない「ちくわ磯辺炒め」
ちくわの磯辺揚げというメニューがありますが、こちらは揚げずに炒めるというお料理です。揚げるよりも簡単にできますよ。
ちくわをフライパンで炒め、今回は冷蔵庫に余っていた納豆用のだし醤油を使って炒めました。調味料などはこのように冷蔵庫であまっているものをどんどん使うのがおすすめ。
炒めたちくわに青のり、ゴマをふりかけたら完成です。シンプルな味わいだからこそ、一度食べるとどんどん箸が進むメニューですね。
ちくわは安く、いろいろなアレンジもできるので、ぜひ冷蔵庫に入れておきたい食材です。
おやつでもおつまでも、ポリポリ食べられる「餅スナック」
あまっているお餅はありませんか?あったら、ぜひ試してほしいのがこの「餅スナック」です。
市販の切り餅を6等分にして、フライパンに油をひき、カリカリになるくらいに炒めます。このとき、餅同士がくっつかないように注意してください。たくさんつくる場合、くっつく可能性があるので少量ずつ炒めることをおすすめします。
外がカリカリになったら、塩をひとつまみ入れ、ぜんたいを混ぜたら、皿に盛ります。そこへお好みで、青のりや七味をかけていただきます。
カリッとした食感がくせになりますよ。ポテトチップ感覚でいただけます。ガーリックパウダーや胡椒などをお好みでかけてもいいですね。
冷蔵庫にある具材をのっけた「油揚げピザ」
油揚げも節約メニューには欠かせない食材といえるでしょう。このレシピは油揚げとスライスチーズがあれば簡単にできます。
具材は冷蔵庫にあるものならなんでも大丈夫です。今回はピーマンを半分ほど使いました。
1枚の油揚げを2つに切り、スライスチーズをのっけます。さらにピーマンの輪切りを乗せて、トースターで焼くだけです。とても簡単にできますよ。
ピザソースがあれば塗ってから焼きましょう。よりピザに近くなりますよ。
野菜の皮を使った「野菜バクダン」
油揚げの中に野菜など入れたおでんの具材をバクダンと呼ぶ地域があります。通常は野菜を細かく切ったものが入っていますが、この野菜を本来は捨ててしまう野菜の皮を使ってつくってみましょう。
つくりかたは簡単で、野菜の皮を細かく切って、油揚げに入れて、爪楊枝などで閉じたら、希釈しためんつゆで煮るだけ。
冷蔵庫に入れておけば日持ちもします。むしろ一晩おいたほうが味がしみておいしくなっています。野菜を調整する皮は捨てずにぜひ野菜バクダンをつくってください。
まとめ:100円レシピで食材を無駄なく活用!
今回の予算100円以下のおつまみはどの料理も100円ギリギリではなく、大きく100円を下回っているものばかりです。しかも簡単にできて、おいしいものを選んでみました。
このままつくってもいいのですが、自分なりのアレンジなどを加えてみるのもいいでしょう。とくにおすすめしたいのが、いつもは捨てている野菜の皮などを使ったレシピや冷蔵庫に残っている調味料を使った料理です。
食材高騰の折、無駄のない料理ができるといいですね。
◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。