息子が隠れて汚れたパンツを洗っていた!”性の話”の伝え方「こんな時どう話す?」

2019/12/07

子どもを悲しい経験から守るために「性」のことを話しておくことは大切。しかし、子どもの年齢によって伝え方は変わってきます。3〜10歳までの性教育は「愛情と楽しさ」メインですが、10歳以上の性教育は、妊娠もからんでくるので、「まじめさ」をベースに。キーワードは「まじめ・宣言・責任感」です。

<教えてくれた人>
のじまなみさん
性教育アドバイザー。看護師として泌尿器科に14年間勤めたのち「とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会」代表理事。全国のお母さんに家庭でできる楽しい性教育を伝える。3児の母。著書に『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』。10月には『世界一わかりやすい男の子の性教育 男子はみんな宇宙人!』を発売。

こんなとき、どう話す?10歳以上編

息子が隠れて汚れたパンツを洗っていた!

「何も言わずにそっとしておきましょう」

おちんちんの先っぽから初めて精液が出ることを「精通」といい、12歳前後で自慰、もしくは夢精のどちらかで迎えます。できれば精通を迎える前にその話をしておきたいのですが、恥ずかしくて隠す子も多いので、「気にせず洗濯に出しなさい」などは言わないように。

彼氏・彼女ができたみたい!

「コンドームって何のためにあるか知ってる?『赤ちゃんをつくらないため』だけじゃないんだよ。性感染症からあなたを守るためにあるんだよ」

彼氏・彼女がいる時点で、セックスをする可能性は大いにあるので、「大事な話がある」と宣言をして、セックスのリスクから自分の身を守る方法を伝えましょう。一気にいろいろ話さず、お題を1つにしぼること。例えば、「セックスによる感染症は命にかかわることもあるし、将来子どもができなくなるリスクもある。あなたの命を守れるのはコンドームだけ。必ずつけなさい」と伝え、買える場所や正しい使い方を教えて。

彼氏とのキス現場を見てしまった!

「キスした、その先は?求められたらできる準備はできているの?」

思春期になると、「セックスは早く経験するのがよい」と思い込んで焦ってしまう時期が来ます。それは、親世代よりもどんどん低年齢化しています。お母さんが「別に今しなくていいんだよ」と言って安心させてあげましょう。同時に、セックスの意味と大切さ、それに伴う責任やリスクをきちんと説明し、「今どうしてセックスをしてはいけないのか」を理解させれば、〝興味本位のセックス〞はしなくなるものです。

彼氏や彼女じゃない人とセックスをしている気配がある!

「コンドームをつけない人には、NOと言ってね。衝動に身を任せないで。だれかを傷つけたりしないでね」

「なんとなくセックスしてしまった」とか「気が進まないけどした」というパターンは、性欲が出てきて衝動が抑えられない10代に多いです。したくなかったらNOと言って自分を大切にすること、相手が嫌がっていたら、傷つけるようなことはしてはだめと伝えましょう。

「女の子が自分の身を守るため」に知っておいてほしいこと

1. 子どもは産みたいときに簡単に産めるわけではない

「セックス=子どもができる」という事実を自分事として認識していない10代が多いです。いつでも産めるわけではないこと、若いころの性感染症や望まない妊娠・中絶が将来、不妊につながるリスクがあることを伝えて。

2.緊急避妊薬があること

「コンドームが破れた」「レイプされた」など、万が一のときのために……〝最後のとりで〞としてセックスから72時間以内に飲めば効く「緊急避妊ピル」があることを伝えましょう。処方可能な指定病院は、ネットで検索。保険対象外で約5000円。保護者不在でも受診可能。

唐突にセックスの話をすると気持ち悪がられるだけなので、先に「今から大事な性教育の話をするね。10分でいいからあなたの時間をちょうだいね」と宣言するのがポイント。「セックスをすれば、必ず妊娠の可能性がある」という責任感を植えつけましょう。

参照:『サンキュ!』12月号「『性』のこと、ここまで話して大丈夫」より。掲載している情報は19年10月現在のものです。イラスト/おぐらなおみ 構成・文/村雨玲子 編集/サンキュ!編集部

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