ベッドに横たわって泣いている不幸な女性、彼女のボーイフレンドが謝る

夜の営みが…多すぎる!セックスフルに悩む妻へのアドバイス

2019/12/30

セックスレス大国と呼ばれる日本ですが、その逆の問題に悩む人も少なからずいるそうです。そう、回数が多過ぎるセックスフルです。「恋人・夫婦仲相談所」の所長である三松真由美さんに、対策などについて解説してもらいました。

会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、We...

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「フル」は「レス」よりダメージが大きい

「夜の営みがないストレス」と「夜の営みがありすぎるストレス」、どちらのダメージが大きいでしょうか。肉体的な観点で言えば、恐らく後者のほうがダメージは大きいです。営みが多すぎることは性器官を酷使しすることになりますし、体力を使うので疲れがたまる、睡眠時間が減って翌日に響く、望まない妊娠が心配など……。

日本はセックスレス大国ですが、セックスフルな夫に困っている妻たちも存在する事実を無視できません。

いつもはセックスレス改善に関してのアドバイスを行っている筆者ですが、今回はこのセックスフル問題について考えてみましょう。

なお、これはあくまで夫婦仲が良好でセックスフルに悩む妻へのアドバイスです。もし妻が「夫を好きでない」場合は、また別の問題になってきますので……。

セックスフルな夫への神対応5選

Tom Merton/gettyimages

いくらツライからと言って、理由もなく拒否するのは避けたいところ。相手のプライドを傷つけることで、セックスフルから一気にセックスレスへ反転してしまう懸念もあります。では、どうやってセックスフルの状態を脱するのがベストなのか?筆者がおすすめする5つの対応をご紹介しましょう。

対応1:月1回ペースでロングタイム&濃厚ナイトを設定する

どんなに旺盛な男性でも「これだけすれば大満足」の臨界点があるはず。つまり、「もういいわ」という飽和状態をあえてつくるわけです。そのためにも、月1回ペースで「大満足。しばらくしなくていい」と言わせる”やりきった感”を味わっててもらう営みを妻側が演出しましょう。そのうえで、事前に月の回数上限を相談しておくのもおすすめです。

対応2:突発的な誘いは“代替行為”でOKの了承を得る

濃厚ナイト&回数制限を設けたとしても、性欲の波が突然高まることはあります。相手の欲望をまともに受けていては、カラダがもちません。そこでおすすめしたいのが、代替行為で処理することの了承を得ておくことです。体を重ねなくとも、対応できることはあります。体がツライことをしっかりと伝えておけば、ふつうの夫であれば理解はしてくれるでしょう。

対応3:男性用プレジャーアイテムを使う

この方法は女性が月経時に求められたときの代替案で長年レクチャーしています。「そんなときに求める男性は気配りができないヤツ!」とバッサリ斬ればいいのですが、女性側が「なんとかしてあげたい」と思っている場合は、アイテムを使うのが最善策になります。女性側は非常に楽ちんです。

対応4:我が国の平均回数をそれとなく伝える

これはいわば予防です。求められてから対応するのではなく、適切な回数に調整できるよう、夫を納得させるのです。

たとえば、ゼクシィが行った夜の営み頻度と満足度の調査によれば、同居開始3~5年のカップルは月2、3回が多数で、それに満足していると回答したカップルは7割。こういった数字的な裏付けをもって「ほら、月に2回位が平均らしいよ」とトゥーマッチな現状をそれとなく伝えるのです。

対応5:ベッド以外での楽しみを提案する

これもセックスフル予防のひとつ。一緒にジョギング、ストレッチなど運動して疲れさせる。ドライブやゲームなど共通の趣味で性の衝動をそちらに昇華ということもできますが、性の欲求が強い男性は疲れていようが眠かろうが全く関係ないので、一時的に回避するレベルになります。

心の中で「上から目線」になって対応しよう

家のベッドで男と性的なアプローチをしようとしている女性
diego_cervo/gettyimages

ここまで読んで、「なぜに妻がここまでがんばらなくてはいけないのか?」と感じた人も多いでしょう。

「今夜はNO!」と断るだけではだめなのか?はい。ダメです。男性のプライドは山よりも高し。連続拒否を続けていると、男性は夜の生活のみならず、ほかのことでも自信がなくなっていきます。「妻に拒まれる情けない俺」のマイナス感情がこびりつくと、生活のQOLも下がるので、そこは回避したいところです。

考え方が柔軟でパフォーマンスが幅広くできる妻は、家庭に不慮の困難が降り掛かってもポッキリとは折れません。むしろまじめ気質で柔軟性の少ない夫のほうが心折れる割合が高いのです。そう考えれば、夜の営みに関しても妻が神対応をとると万事丸く収まるというわけです。

「妻だけががんばるのはおかしい!」という意見は否定しませんが、女性のほうが融通が効く大人なんだから大目にみてあげよう、と心の中で「上から目線」になればいいのです。これが寝室円満のコツです。


◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

 
 

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