子どもに「片付けなさい!」と怒らずに済む収納の仕組みをプロが解説

2021/11/09

子どもに「何度言っても片付けない」「保育園や学校では片付けができるのに、どうしておうちでは出来ないの?」とイライラしてしまうことはありませんか?

家でリラックスしている子どもたちに、緊張感のある保育園や学校と同じようにできないのは仕方ない…とは思いながら、家でも片付けを実践してもらいたいと思っている方も多いはず。

そこで子どもたちに「片付けなさい!」と言わなくてよい収納作りについて、時短家事コーディネーターで整理収納アドバイザー1級の資格を持つkaehalonさんに教えてもらいました。

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見てわかる収納

子ども達に片付けをしてほしいと願う場合、まず「見てわかる収納」が大切になります。「見てわかる収納」というのは、文字通り目で見てどこに置くかわかる収納なのですが、ポイントは明らかであることと数を厳選することです。

何も触らなくても見える状態であり、余計なものと一緒になってゴチャゴチャしておらず、指定席が明らかであれば子ども達はちゃんとお片付けをすることができます。

指定席が決まるとついいくつも重ねて置きたくなるものですが、そこはグッと我慢して数を厳選してあげるとより子どもにとっては戻しやすい収納になります。

ざっくりとした収納

子どもの収納に大人と同じような細かな収納方法や区切りをすると、うまくいかない可能性が高くなります。もちろん年齢が上がるとともにできるようにもなってきますが、そもそも子どもにとって片付けというのはやって楽しいものではありません。そのため頑張らなくてもできる収納を作ってあげることが大切です。

収納は細かくは分類せずに「ざっくりとした収納」が基本。とりあえずそこに物が戻っていればOKというスタンスでいるとお互いにストレスを溜めることもありません。

歩数・手数の少ない収納

指定席を作る時にポイントとなるのが「歩数・手数の少ない収納」です。定位置が悪いと戻すのが面倒になり散らかる可能性が高くなります。

子どもにとって便利で楽ちんな場所に、一番歩数・手数が少なくなる形で収納を作るのがベストです。よくわからないという場合は、物が置き去りにされる場所から最短歩数の場所に、ドアや引き出しを開ける手数が極力少ない形で収納を作ってみてください。

子どもによって面倒と思うハードルは違うもの。一番面倒くさがりな子に合わせて、これならどう?と修正していくと崩れない収納が出来上がります!

簡単にお片づけができる仕組みを作ってあげましょう!

子どもたちに「片付けなさい!」と言わなくてよい収納作りについて、「見てわかる収納」・「ざっくりとした収納」・「歩数・手数の少ない収納」をご紹介しました。

片付けだけでなくお風呂だって子どもにとっては面倒くさいもの。それくらい大人が当たり前と思っていることは子どもにとっては当たり前じゃなく重要性が低いのです。そのため片付けをしっかりとしてもらうためには極力「面倒くさい」を取り除くことが大切!

特に子どもが小さいうちは、しまわずに出しっぱなし収納の方がうまく片付けてくれる可能性が高いです。置き去りにされているものを見つけた時は、一番子どもによって楽ちんな場所に定位置を作ってあげてくださいね。

■執筆/kaehalon…子どもが3人いる多忙なワーママ目線で、暮らしをラクにする情報を発信する時短家事コーディネーター。整理収納アドバイザー1級の資格も持ち、忙しいながらもスッキリと過ごす暮らしぶりが人気。

編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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