断捨離生みの親が伝授!「断捨離すれば家も人生も片づく!」片付けにとどまらない効果とは?

2022/08/06

断捨離は今を大切に豊かに暮らす作業!物を通して自分と向き合う断捨離には片づけにとどまらない効用があります。やましたさんの新居を案内してもらいながら断捨離の意味とゴールをおさらいしましょう。

<教えてくれた人>
やましたひでこさん
断捨離®提唱者。1954年、東京都生まれ。子育てや介護を経験した後、ヨガの行法哲学から着想を得た「断捨離」理論を構築。著書は国内外累計発行部数600万以上。YouTubeも人気。

小さな1カ所を断捨離すれば「片づく人生」の突破口が開ける

断捨離を繰り返すことで要・不要を見極める感覚が磨かれ、いつしか人間関係や生き方においても、自分に必要なことを選び取れるようになります。始まりは例えば、小さな引き出し1つ。そこから家が変わり、生き方も「片づく人生」へと変わっていきます。

片づけと掃除の違いが言えますか?

片づけは「散らかり」に、掃除は「汚れ」に対処すること。部屋が物だらけだと掃除は困難。だから掃除より片づけが先なのです。この順番を間違っていると、家はきれいになりません。

使われていない物には怨念のエネルギーがある

放置され忘れ去られた物は、「恨めしやー」という負のエネルギーに満ちています。物は自分では出ていけません。だからあなたが感謝とともに手放すことで、物を成仏させてあげないといけないのです。

軸は物ではなく「私」

「もったいない」や「もらったから」という理由で残すのは、物や他人が軸の考え方。軸が自分でないといつまでも片づかず、住まいは快適になりません。主役は常に「私」。私が使うか、気に入っているかが最も大切です。

めざすのは深い呼吸ができる空間

私たちの体は吸って吐き、食べて出すを繰り返すことで健やかさを保っています。家や暮らしも同じ。まして現代は物が怒濤のように流れ込んでくる時代。だから「物を入れたら外に出す」がひときわ大切なのです。

何でも「捨てる」ではない。時には「送り出す」

まだ使えるけど活用できていない物は、人にあげる、リサイクルする、売る、そして寄付する。今必要とされている場所に物を送り出してあげることも、断捨離の大切な営みです。物があるべき場所でいきいきと使われているさまは、断捨離がめざす美しい形。

断捨離すると自分のことが好きになります

断捨離で自分を取り巻く物と向き合い、不要な物や今の自分に合わない物を捨てているうちに、混乱した心も整います。そして、ベストな物とだけつきあっていくことで、いつしか自分を「これでよし!」と思えるように。

縁が終わりのときを迎えたら潔く手放す。物も人間関係もそうありたい

自分と物との関係性は変わります。必需品や大好きな物も、1年後にはそうでなくなることも。人間関係も同じです。物や人から心が離れたときが縁の終わり。そのときは潔くさよならできる自分でありたいですね。

※『サンキュ!』17年10月号~22年4月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。名前、年齢、家計などについての情報は、取材当時のものです。
※名前は本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※都道府県名、年齢、住居形態、間取り図は、事情により掲載していない場合があります。

参照:『サンキュ!』2022年8月号「捨て方事典」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。編集/サンキュ!編集部

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