プロが解説!汚い家にしない&キレイをキープするために心がけたい5つのこと
2023/10/13
部屋をすっきり片づけて、掃除もして、気持ちのいい空間にしたのに、数日経てば部屋がぐちゃぐちゃな状態に戻ってしまった……なんてことはないでしょうか?すっきり片づいた部屋をキープするためのポイントをご紹介します。
教えてくれたのは、整理収納アドバイザーでセミナー講師も行っている片づけのプロ、松下香奈さんです。
1.とにもかくにもものを増やさない
ものを手放すことで、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。また、思い切って一度処分したとしても、家に入ってくるものの量が変わらなければ、すぐにリバウンドしてしまうので、衝動買いは厳禁。買い物をするときは本当に必要なもの、ずっと愛用できるものだけにしましょう。
2.ものの定位置を必ず決める
すべてのものに戻る場所を決めておくことはとても重要です。使ったものを定位置に戻さないから部屋が散らかっていくのです。ものに定位置がなかったら「あれ?どこに置いたの?」と家族総出で探したりすることも……。
また、ものの定位置はそれを使う場所の近くにすると、手に取ったり、片づけたりするのにあまり動かないですみます。自分や家族にとって一番楽ちんな場所を定位置にすることをおすすめします。背伸びをしないと届かない棚や、かがまないといけない引き出しは日常的には使わない2軍、3軍のものの収納に向いています。
3.部屋が散らかっても1日に1回リセットする
子どもが玩具を広げて遊んだり、洗濯物を取り込んだりと、生活している以上、部屋が常にモデルハウスのような状態とはいきません。でも1日1回リセットする習慣ができると、ささっと短時間で元どおりに片づき、気持ちもすっきりします。
片づけを数日後回しにしてしまうと、ものが溜まってしまい、片づけが億劫になってしまうので、こまめに毎日リセットする方が楽ちんです。寝る前にキッチンやリビングをリセットすると、家族みんなで気持ちのよい朝を迎えられます。
4.ダイニングテーブルや棚の上にものを置きっぱなしにしない
リビングに入った瞬間、ダイニングテーブルの上にものが何も置いていないだけで、部屋がすっきりと見えます。でも、ダイニングテーブルや腰くらいの高さ棚の上はついものを置いてしまいがちですよね。子どもの学校関係のプリントや、郵便受けに入っていたチラシやDMなどをちょい置きせずに、不要なものは捨てる、必要なものはテーブルの上ではなく、一時保管ケースなどに入れておきましょう。
ふだんから何も置いていないテーブルを見慣れていると、子どももきっとそこにものを置きづらくなってきちゃいますよ。
5.ゆとりある収納(8割収納)を意識する
ふだん使っているものを収納ケースや引き出しにパンパンに詰め込むと、取り出しづらいし、スペースのない空間へ戻すのも億劫になってしまいます。ぎゅうぎゅう詰めだと、何がどこにあるのか見えなくなってしまい在庫管理もしづらくなってしまうので、少しゆとりのある8割収納を心がけましょう。
クローゼットもポールに目一杯洋服を吊るすと取り出しにくくもなるので8割収納が理想。空間があると、風とおしもよくなり、大切な衣類を湿気から守られます。
以上、汚い家にしないための片づけの心がけをご紹介しました。キレイをキープする習慣で気持ちもすっきりしてみませんか。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3 人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。
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