長く使いすぎちゃダメ!じつは劣化しやすい生活グッズとは?
2024/02/14
いいものを長く使う価値観があります。エコにもなりますし、愛着が持てたり、次に買う手間も省けます。
しかし、何でも長く使えばいいという訳ではありません。
そこで今日は整理収納アドバイザーの中里愛子さんに、「じつは劣化しやすい生活グッズ」についてお伺いしました。
1.電化製品
動く限り当たり前のように使い続けてしまう電化製品。しかし劣化は確実に進んでいます。
例えば掃除機。立派なモーター音がなっていても、古いものは吸引力が弱く、吸い残してしまったり、掃除に時間が掛かってしまいます。
また、家電の性能の進歩は目まぐるしく、新しいものと古いものでは消費電力や性能に大きな違いがあります。節約や使い勝手を考えても、買い替えた方がメリットは大きいのです。
2.靴
お気に入りの靴は長く履きたいものですよね。しかし人はそれぞれ歩き方に癖があり、左右で靴の裏の減り方が違います。片側だけすり減ったまま履き続けると、足の疲れや体の歪みにも繋がってしまいます。
また、長く履いていると靴裏の滑り止めがすり減り、普段は問題なくてもタイルやマンホールの上で思わぬ転倒に繋がることもあります。
3.バッグ
あらゆるところに置いたり、いつも洋服と擦れ合ってしまうバッグ。気がつかないうち部分的に剥げたり、ほつれたりしています。また、洋服などと違って洗う頻度が少なく、そもそも洗えない材質のものも多くあるので、埃や手垢によって次第に黒ずんでいきます。
毎日少しずつ傷んでいくので自身では気づきにくいものですが、たまに見る他人には気づかれてしまっています。定期的に見る目線を変えて、傷や汚れがないか確認しましょう。
4.白いシャツ
白いシャツは、清潔感があって素敵ですよね。
しかし長く使っているうちに全体的に黄ばみが出てきます。たとえクリーニングをしても、時間が経つと落ち切れていなかった皮脂汚れが黄ばみとなって浮きあがってくることがあるのです。
だからと言って強力な漂白剤を使い続けると、生地の劣化を進め、クタってだらしない印象になってしまいます。たまには新しいシャツと比較して買い替えを検討しましょう。
「まだ使える」「勿体ない」とばかりについ使い続けていると、時間、お金、他人からの心象など気づかないうちに損をしています。「気に入っている」「大切なひとから頂いた」…そんな風に長く使いたいものは、こまめにメンテナンスを心がけてくださいね。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus