「玄関」に置いてはいけないものって!?片づけのプロが指摘する3つのもの
2024/02/29
玄関は「家の顔」ともいわれ、玄関が整っていないと家全体がだらしない印象になってしまいます。今日はそんな玄関に「つい置いてしまうけど置いてはいけないもの」について整理収納アドバイザーの中里愛子さんに教えていただきました。
置いてはいけないもの1.ぬれたもの
雨の日にぬれた傘やレインコート、靴などを玄関に放置していませんか?そのまま置いておくと悪臭やカビ、錆などの原因になってしまいます。
傘やレインコートを使った後は、シャワーをかけて汚れを落としてから乾かせるのが理想です。しかし実際は手間がかかって面倒ですよね。そんなときは雑巾でサッと拭き上げたり、ベランダや軒下など空気の流れがあるところに干しておくだけでも違ってきます。最低限玄関に置きっぱなしにならないようにしましょう。
靴も同様に汚れを落とし乾燥させるのが理想ですが、面倒であれば風どおしのいい場所に吊るしできるだけ早く乾かすようにしましょう。靴の中に軽く丸めた新聞紙を入れておくと早く乾きますが、湿気を含んだ新聞紙をこまめに交換する必要があります。忘れてしまったり面倒に感じるのであれば、初めから入れないようにしましょう。
置いてはいけないもの2.靴であっても履き物ではない靴
思い出のファーストシューズ、誰かにお下がろうと思っている靴、コレクションで買った靴…これらは靴であっても、あなたにとっては履き物ではありません。
思い出のファーストシューズは、「思い出の品」です。汚れを落とし思い出ボックスなどに移動させましょう。
また、誰かにお下がろうと思っている靴は「贈り物」です。いつでも渡せるように紙袋などに入れて準備しておきましょう。
コレクションは、「インテリア」や「宝物」として部屋に移動させましょう。
このような「履かない靴」を玄関におく理由はありません。下駄箱の収納力をムダにするだけです。安易に「靴だから玄関」と考えず、その靴の存在意義と向き合い、それに適した収納場所に移動させましょう。
置いてはいけないもの3.DM・チラシ
ポストに入っていたDMやチラシを玄関に置きっぱなしにしていませんか。動線上つい置いてしまいがちですが、玄関が雑然とした乱れた印象になります。
どうしても置いてしまうなら、カゴや紙袋などを置き、そこに入れるようにしましょう。雑多な印象がなくなり、そのまままとめてゴミの日に出すことができます。
多方面から配慮する
玄関は、
1.ホコリや湿気がたまりやすいという衛生面
2.限られたスペースという収納面
3.家の顔としての印象面
など多方面から配慮して置くものを考えなければなりません。余計なものを移動させて、素敵で快適な玄関にしてくださいね。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus