片づけのプロが教える「玄関に置いてはいけないもの」4選

2024/04/06

風水では幸運は玄関を通ってやってくると言われ、とても重要とされる場所。玄関にものが床置きをされていると掃除がしにくく、汚れたままになってしまっていたり、雑然としていたりすると出かけるときにかかる時間が多くかかってしまったりと日常生活に支障を来します。

一方で、マスクや除菌用品、アウター、自転車用ヘルメットなど玄関に置きたいものも少なくありません。

家の顔ともいえる玄関をすっきりさせるためにはどうすればいいのでしょうか?インテリアコーディネーターで整理収納コンサルタントなどの資格を持つ片づけのプロ、小堀愛生さんに教えてもらいました。

整理収納コンサルタント&親・子の片づけマスターインストラクター、二級建築士、キッチンスペシャリスト、インテリ...

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1.コートやカバンをかけるラックを玄関に置くのはNG

アウターや鞄、外に持ち出したものはリビングや居室に持ち込みたくないから、玄関にラックを設置している人は少なくないはず。

とくに自立型の置き家具、ラックなどはたくさんかけられるし……と手間を省くために大容量のものを選びがちですが、これは逆効果。あたりまえですが、たくさんかけられるものを選べば、そこには服や鞄がたくさんかかってしまうので、玄関でかなりの存在感になってしまいます。

どうしても玄関にアウターや鞄を置きたいなら1人につき1フックがおすすめ。それであれば、不要なものや、厚手でもう着ないもの、使用頻度が落ちたものをキチンと片づける習慣ができるでしょう。

コート掛けは脚のある置き型よりもフックなどのほうが掃除もラクですし、ものが居座りにくくなります。

必要のないものは置かない、たくさん置かない、ずっと置かないという仕組みづくりが大切です。

2.おもちゃやぬいぐるみ、ゴルフバッグの玄関置きに気をつけて!

小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではついつい玄関まわりにボールやラケット、砂遊びの道具などを玄関周りやたたきに出しっぱなしにしがち。3つだけなど、いま遊ぶおもちゃを子ども自身に選ばせて、使用したら必ずそこに自分で戻せるしくみにすることがおすすめです。

玄関が狭くて収納が難しいと感じている方はサイズアウトしておさがりに取っておきたい靴やオフシーズンの靴などは手入れをして箱に入れ、玄関以外の納戸やクローゼットに乾燥材や消臭剤などといっしょにしまうのもひとつ。

玄関には今使っているものだけを置くようにすることでたたきに出しっぱなしの物がすっきり収納され、掃除もしやすくなります。

3.季節飾り、ドライフラワーの出しっぱなしも気をつけて

下駄箱の上に季節感を出したいと飾り物を飾ったりドライフラワーを置いたりする方も多いですが、出しっぱなしはやめましょう!

玄関はほこりやチリが溜まりやすい場所。シーズンが終わったらすぐ片づけることでせっかくの飾りがほこりだらけになることも防げます。お掃除しやすいように壁掛けタイプもおすすめです。

いずれにしてもずっと手入れをしないで置きっぱなし、飾りっぱなしはお掃除しにくく、ほこりやチリをため込む原因となり玄関には不向きですね。お片づけの点からも今使うものだけに厳選して空間を整えましょう。

4.段ボールなど届いた荷物もそのままはNG

ネット通販で飲料を箱買いした場合など、玄関に置きっぱなしにしていませんか?ダンボールがあると掃除がしにくくなりますし、狭くて歩きにくくなってしまいます。

また、その段ボールが帰宅時の手荷物や仕事帰りに購入してきた日用品などのちょい置きスペースになる危険性も。ダンボール自体が邪魔なうえに、ものがどんどん溜まるきっかけにもなってしまうのです。

届いた荷物はその日のうち、最悪でも翌日中に開封して決まった位置に収納しましょう。玄関をいつもすっきりここちよく、掃除もしやすくなります。


新年度がスタートしたこの時期。玄関に置いてはいけないものを整理して、玄関をすっきり清潔にし、幸せいっぱいの一年をスタートさせませんか?


◆執筆/小堀愛生さん
整理収納コンサルタント&親・子の片づけマスターインストラクター、二級建築士、キッチンスペシャリスト、インテリアコーディネーター、風水鑑定士、風水セラピストなどの資格を所有。衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくするSSS-Style+の責任者。私生活では3人の子どものママ。

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