片づけのプロが実感!40代でやってよかった片づけ
2023/05/16
定年を迎え、第2の人生を歩みだそうとしたとき、手がつけられないぐらい自宅にものがあふれてしまっているかたが多くいらっしゃいます。片づけに追われて人生を終えないためには、年代ごとの片づけが大切です。
そこで、整理収納アドバイザーである中里愛子さんに、40代でやってよかった片づけについて教えていただきました。
1.年齢に合わなくなった子どもの玩具
子どもが児童期から青年期と成長していった40代。子どものライフスタイルも大きく変わっていきます。児童期までは、いわゆる玩具でよく遊びましたが、青年期はタブレットやスマホがあれば十分に。おもちゃを広げて遊ぶことはなくなり、勉強や部活動が活発になるので、それらの道具を置くスペースを確保しなければなりません。
幼いころの玩具は、「よく遊んでいたから」「思い出が詰まっているから」と親子でいつまでも置いてしまいがちです。しかし思い出と暮らしていては、現在~未来の生活を圧迫してしまいます。思い出の詰まったものの片づけは、心の整理も必要となり時間がかかるので、子どもといっしょに40代のうちに終わらせるといいでしょう。
2.似合わなくなった服
意識して手放していかなければどんどん増えてしまう服。30代では育児に追われ着られなかった服も「子どもの手が離れたら着よう」と置いてあるかたも多いのではないでしょうか。
しかし、いざ子どもの手が離れる40代に突入すると、昔似合っていた服がしっくりこなくなっていることがほとんどです。体形や肌・髪の質感も大きく変わり、似合う服も当然変わってしまっているのです。今似合う服を厳選することで、余裕のあるクローゼットを手に入れることができます。
3.使っていない趣味の道具
仕事や子育てを理由に保管したままになっている趣味の道具。時間に融通が利く40代になっても、そのままになっていました。そもそも、趣味なら時間をつくってでもすること。何かと理由をつけてやっていないのであれば、その程度の趣味だったということです。
「いつかしよう」と思っていた趣味の道具を一度リセットすることで、収納スペースに余裕ができ「今の趣味」をより充実させることもできました。
各年代ごとの片づけはそれまでの人生を振り返り、かたをつけ、よりよい未来へ繋ぐための重要な行為です。
人生100年と言われるこの時代。いつまでも快適に暮らすために、片づけの意識を常に持っておくといいですね。