あと回しにしよう!捨てられない人が「最初に手をつけてはいけないもの」3選
2023/08/23
片づけたいとは思うけれど、いざ始めるとなかなか進まない、あれもこれも必要な気がして捨てられない、そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
得意な方やすでにある程度片づいている方なら、なにから始めてもスムーズに進みますが、苦手意識がある場合は「これはあと回しにした方がよい!」というものがあります。
自身も片づけが苦手だった過去を持つ整理収納アドバイザーで、100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。
趣味のもの
片づけのサポート現場でもよく出てくるもののひとつが、趣味に関するもの。
ハンドメイドが好きな方だと材料やそれに関する本、好きなキャラクターがいる方なら集めたグッズ、お料理が好きな方だと大量の調理器具など。
この記事を読んでいるあなたにも、思い当たるものがあるかもしれません。
趣味のものは手放すことなく増え続けていることが多いので、大量に持っていることが多いんです。
ですが、最初にここは手を付けないでください。
思い入れがあって集まったものたちですから、判断するのがとてもむずかしいアイテムなんです。
見直しても結局どれも捨てられず、元通り戻すのに一苦労。
せっかくのやる気もなくなってしまいます。
写真
今はスマホで撮ることの多い写真ですが、少し前まではアナログカメラで撮って、現像した写真を持っているのが当たり前でした。
その頃の写真、正直見返すことはほとんどないと思います。
現像してみるまで、失敗している写真もわからないため、同じポーズで数枚撮っていることも多かったですよね。
それが全部とにかくまとめてしまってあるという場面を、何度も目にしてきました。
片づけの中で、いずれ手をつけるべきものではありますが、これも最初にやってはいけないものなんです。
まず1枚1枚見るのに時間がかかってしまうこと、見ていると思い出までよみがえってしまって全然進まないことがその理由。
過去の写真はいったんそのままにして、今後撮る写真は都度選別していくようにしましょう。
思い出のもの
もの自体は、他人から見ればただのものでしかないのですが、思い出は本人にしかわかりません。
ここに手をつけるのは1番最後!
ほかの場所やものをしっかり片づけて、要不要の判断スキルをアップしてから取りかかってください。
人は思い出のものはなかなか手放すことができません。
実際はものが思い出なのではないのですが、見るといろいろなことを思い出してそこに感情をのせてしまうんです。思い出は自分の心の中にあるもので、もの自体はなくなっても思い出はなくならないということを、頭ではなく気持ちとして納得できてからでないと捨てられないし、もし捨ててしまったら後悔につながってますます捨てられなくなってしまうかも。
キーワードは思い入れ
捨てられない人が最初に手をつけてはいけないものの代表をご紹介しました。
どれも、思い入れがあるものなことに、お気づきになったかもしれません。
だからこそ、判断するのがむずかしく、捨てられないことが多いものです。
片づけのプロでも、まだ迷うこともあるくらい。
ですが、家の中にはもっとたくさん不要なものがあります。まずはそれをきちんと片づけていく中で、片づけスキルをアップしていってくださいね。
それを繰り返しているうちに、「もうこれ、いらないかな…」と思えるときが来ますよ。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。インスタグラムは@smiley_life_sakura。
編集/サンキュ!編集部