大切なのは「自分の気持ちがアガるか」教科書通りの“スッキリ部屋”じゃなくてもいい

2023/10/22

片づけられないは罪じゃない!教科書通りのスッキリ部屋じゃない、でも自分と家族が心地よく暮らせています。元汚部屋住人&現在は子ども3人のワーママに、気持ちがアガる収納を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
新井田(にいだ)みな子さん(埼玉県 41歳)
木工作家の夫(53歳)、長男(11歳)、二男(7歳)、長女(4歳)の5人家族。自分の心と向き合う片づけを提案し、リモートでレッスンを開催。インスタ @yu_ru_maru

◎HOUSE DATA◎
築36年/持ち家一戸建て/56平米

片づけられないは罪じゃない!私と家族が暮らしやすければ100点です

父親が他界後、同居していた実家を片づけ始めた新井田さん。片づけの勉強をし、教科書通りに片づけたのに、家も心もスッキリしません。「SNSで見る家みたいにできなくて、“こんな家で子育てしてゴメン”と罪悪感を感じていました。でも人と比べなくても、家族と自分が心地よく暮らせるようにすればいいと気づいたら、片づけがラクに」。

私、汚部屋住人でした

築36年の実家。物と思い出がぎゅうぎゅうに詰め込まれ、どこから片づけていいのかわからず途方に暮れる日々が続きました。

みんながやってる整った収納より「自分の気持ちがアガるか」を取りました

流行りの見た目スッキリの収納より、気持ちが明るくなることを優先。窓から外の光が差し込み、目の前の棚にはお気に入りの物が並んでいる……そんなキッチンが好き!

調子が良くても悪くても朝はアロマからスタート

ベスポジにアロマ!

朝イチでアロマをセット。「やる気が出ないときは、ムリに頑張らずに目を閉じて、香りに癒やされます。気持ちが落ち着いてきたら、ゆっくりと片づけ始めればいいんです」。

一番使う鍋はしまわず置くだけに

ご飯を炊く鍋と汁もの用の鍋は食卓近くの棚の上に。「見た目が気に入っているから出しっぱなしでも気になりません。目に入るたび癒やされます」。

私にとっては時短より光が入ってくる方が大事!

冷蔵庫は遠くなってもお盆に食材をまとめて運べばOK

以前はコンロの近くにあった冷蔵庫を、窓をふさがない位置に移動。「冷蔵庫が数歩遠くなっても、明るいキッチンの方がいい。必要な食材はまとめて取り出すので何回も往復しません」。

気持ちが焦らないために献立メモ

1週間分の献立をざっくりメモ。「これがあるおかげで時間がないときでも焦らずに済みます。家族に好評だった“神週”は保存して使い回します」。

一番目につく場所をお気に入りの棚にしたら片づけスイッチがONに

台所の棚にお気に入りの物をディスプレー。「私が毎日見たかった景色って、これなんだと気づきました。自分にとって居心地の良い空間をつくるために、片づけようと思いました」。

ゴミ箱がどこに置いても邪魔!→シンクの下に入れてしまおう

シンク下の扉を外してゴミ箱をセット。「古い台所ですが、古いからこそ、ためらいなく扉を取ってプチDIY。“どうなってたら最高?”を合言葉に、家を自分に合わせてます」。

シンデレラフィットじゃなくても私が使いやすければ◎

コンロとシンクの間に台を置き、カゴを引き出し代わりにセット。「システムキッチンのようにスッキリしなくても、私には使いやすいです」。

朝ごはんが終わったらみんなでお掃除タイム

すぐ取れるように、掃除道具はダイニングの壁の子どもが取れる高さにかけています。みんなでやれば5分で終了。「朝の忙しいときに、ママだけが頑張らなくいい収納の工夫です」。

なんで子どもも一緒に毎日お掃除できるの?

きっかけは「黄砂のニュース」でした(笑)。
ニュースで黄砂が体に良くないと知った子どもたちが、「怖い!」と言い出したそう。家の中まで入ってくる黄砂を追い出すにはどうすればいい?とみんなで考えた結果、進んで掃除するように。

きれいだと金魚も快適♪

参照:『サンキュ!』2023年11月号「テキトーでもいい感じに片づく家」より。掲載している情報は2023年9月現在のものです。撮影/松村隆史 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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