汚部屋出身のミニマリストが伝授!最小限の物で心を満たす習慣
2024/09/24
汚部屋出身のミニマリスト、おふみさんのファイナルアンサー。最小限の物で心を満たす習慣とは?おしゃれや推し活を楽しむなど、物量をコントロールしながら潤いのある毎日を過ごす方法を教えてもらいました。
<教えてくれた人>: ミニマリストおふみ
イラストレーター。整理収納アドバイザー1級。SNSや書籍などでミニマルな暮らしを楽しむアイデアを発信。夫(3...
物を減らすたびに、いいことの連鎖が起きました
10年前は物があふれる汚部屋で暮らしていたおふみさん。玄関のたたきには靴がびっしり。キッチンカウンターには行き場のない物たちが所狭しと並んでいました。「そんなとき、仕事で運の悪いことが続き、何気なく『運悪い なぜ』とネットで検索してみたんです。すると『掃除が行き届いていないと運気が下がる』とあって。試しに朝のトイレ掃除を始めました」。数日後にトラブルになりかけていた案件が解決。効果を感じたおふみさんは、掃除をしやすくするために物を減らそうと決意。ミニマリストたちのブログを参考に130kg以上の物を手放し、すっかり身軽になりました。
「おかげで家賃の安いコンパクトな家に引っ越せました。自分に必要な物だけあればいいと思えるようになったのでお金も節約できます。掃除や家事がパッと片づいて仕事もはかどるから、自由時間が増えたこともうれしい。今は推し活など毎日好きなことを楽しむ時間が持てて心が満たされています」。
おふみさんの最小限の物で心を満たす習慣
物をたくさん持たなくても、おしゃれや趣味の推し活などいろんなことを楽しんでいるおふみさん。物量をコントロールしながら、潤いのある毎日を過ごす方法をうかがいました。
満たされる体験に投資する
「4年前からライブ型舞台にハマっています。物を買うより舞台を見る喜びのほうがはるかに大きくて、体験にお金を使うことが増えました。推しグッズはポーチ1つ分など上限を決めています」。
持っている物のレベルを上げる
「ノーブランドの鍋から全面多層構造の『ビタクラフト』に買い替えたら焦げ付きのストレスゼロ。料理が楽しくなりました」。物を増やすのではなく、より気に入った物に替えると満足度がアップ。
セルフネイルで創作欲を満たす
「ハンドメイドは楽しいけれど物が増えるのが悩み。ジェルネイルなら色や柄をあれこれ工夫できて創る喜びだけを得られます。『セリア』のピールオフベースを塗るとお風呂で簡単に取れて便利」。
セロトニン活で心を穏やかに
休日の朝はベランダにイージーチェアを出して読書タイム。「推し活のようにアガる系の楽しみもいいけど、穏やかな幸福感をもたらすセロトニンが出るようなゆったりとした時間も大事にしています」。
お茶漬けでぜいたくする
さっと炙った鯛の刺身、あおさのり、もみのり、花かつおをたっぷりのせ、質素なメニューをあえてリッチに。ランチの時間が待ち遠しくなります。お気に入りの沖縄の器「やちむん」でよりおいしく。
服はレンタルでマンネリを解消
「服はワンシーズンで10着前後。いろんな服を着てみたいけど増やしたくないから『メチャカリ』で3着借りて、色や柄、素材で冒険したりトレンドを楽しみます」。レンタル料は1カ月6578円。
<教えてくれた人>
ミニマリストおふみさん(東京都 35歳)
イラストレーター。整理収納アドバイザー1級。SNSや書籍などでミニマルな暮らしを楽しむアイデアを発信。夫(37歳)と2人暮らし。インスタグラム@ofumi_3
◎HOUSE DATA◎
分譲マンション/3LDK(67平米)/築10年
参照:『サンキュ!』2024年10月号「物を減らしても心は満たされますか?」より。掲載している情報は2024年8月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部