整理収納アドバイザーが「やってしまった…」と反省している失敗収納テク4選
2024/10/09
整理収納のプロでも、過去には「これはやってしまった…」という失敗も経験しているそうです。整理収納アドバイザーでインテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格を保有する方尺真美さんに、「過去にやってみてこれは失敗だったなー」という収納術・テクを教えてもらいました。
1.大きな収納ボックスを使ってしまって失敗
日用品のストックのティッシュ箱とお手拭きウェットシートを、どちらも消耗品ということで、ひとつの大きめボックスに収納していました。しかし使っていると、どちらかの在庫が少なくなっても、在庫数がわかりにくかったという点があり、使いにくいことを実感。その経験からも、似たようなものでもなるべくアイテム別に収納ボックスを分けるように心がけています。
2.藤のカゴにほこりが溜まってしまい失敗
ナチュラルな素材感が素敵な藤のカゴは人気ですよね。わが家でも藤のカゴを使っていたのですが、オープンな場所に配置していたため、使っていくうちにカゴの中にほこりが溜まりやすくなってしまったことが…。もちろん洗い流すことができないので、もっとメンテナンスに気をつけなければいけなかったと反省しています。
とはいえ藤のカゴはとてもかわいいので、使用したい人も少なくないでしょう。過去に失敗した私からのアドバイスとしては、ほこりが溜まりにくい棚の中で使用するか、藤のカゴの中にタオルや麻生地などを敷いて使用するのがおすすめです。
3.重なる収納で取りづらくなってしまい失敗
重なる収納は、上と下で使用頻度を変えられるメリットや、高さ空間を有効に使えるメリットがあります。ですが、使用頻度を考えずに、重なるボックスの下側にもよく使うモノを配置すると、取りにくくなってしまいます。使用頻度を考えて、よく使うモノは上のボックスに配置しましょう。
また、自分だけの使用頻度で配置するのではなく、家族で使う場合は、全員が使いやすい配置にすることが大切ですね。
4.将来のものの変化を考えられずに失敗
家族が増えたり、子どもの成長によって、配置したい分量が変わってしまったりすることがあります。筆者も新築時に計画していたよりも増えてしまった収納箇所があります。
たとえば、調味料や食品ストックエリア。子どもによっても食べるものが違うことってありますよね。そのため、量というより種類が増えたような印象です。将来のことを想像し計画するのは少しむずかしいことかもしれませんが、新築時などに収納計画をする際には、ぴったり収納ではなく、余白のある収納計画が大切だなとあらためて感じます。
◆執筆/方尺真美さん
衣食住を通じて「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる!」をモットーに活動しているSSS-Style+に所属の整理収納アドバイザーで、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格を保有。3児のママ。