汚部屋の救世主・古堅純子さんの片付けヒストリー!「捨てない片づけ」に込められた思いとは?
2024/12/02
片づけ下手の『サンキュ!』読者から絶大な人気を集める、汚部屋の救世主・古堅純子さん。今の仕事を始めたきっかけから、「捨てない片づけ」に込められた思い、愛する家族との逸話まで、知られざる素顔に迫ります!
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- 24年8月号で大反響!「ゴールデンゾーン収納」って?
- Q 掃除・片づけの世界に入ったきっかけは?
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「古堅式」片づけのメソッドや、大人気のYouTube(左参照)の裏話のほか、家族と暮らす自宅の紹介など、古堅純子ファン必読の1冊! ¥1,430/宝島社
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純子さんに助けを求める、全国津々浦々の散らかった家の皆さん。現場をガチで訪問し、そんな人たちの家と心を救う片づけレスキュー・ドキュメンタリー!
24年8月号で大反響!「ゴールデンゾーン収納」って?
いちばんよく使う物をいちばん使いやすい場所に収納すること。家族が集まるリビングやキッチンでは、腰から顔までの高さにある収納の“ゴールデンゾーン”に使用頻度の高い物だけを厳選してしまうことで、どんなお家も格段に家事がしやすく片づけやすくなるんです!
Q 掃除・片づけの世界に入ったきっかけは?
A 10代、20代と遊び倒してまっとうに生きたくなったから。
私が就職した20歳の頃はバブル期の残り香が濃かった時代。「幸せなお嫁さん」が夢だった私も夜遊びにハマり、よなよな飲み歩きに。そんな生活に心が満たされなくなった頃、「高級住宅のお掃除しませんか」というバイト募集のチラシが光って見えて27歳で掃除の道へ。1年後にバンドマンだったヒロくんと出会い、29歳で結婚しました!
Q 結婚・出産後も仕事は順調だった?
A NO!出産後、子育てしながら「自分はなんてダメな女なんだろう」って痛感したわ~
30歳で長男、2年後に二男を出産し、約3年仕事を休みました。当時は子どものお世話で手一杯で、夜になっても洗濯物が干せない日もたびたび。10円安いにんじん目当てにスーパーのはしごもしたけど、節約は向いてなかった(笑)。そんな私に「節約には限界がある」と知人が助言してくれて、「私を待っているお客さんがいるなら、復職しよう!!」と。今振り返ると、1人で頑張り過ぎてたなって思う。だから片づけに悩むママを見るとつい応援したくなるんです。
Q 片づけの現場で大切にしていることは?
A まず相手の話をとことん聴く、そして否定しないこと。
現場ではまずお客さまに質問して「本人と家族がどう暮らしたいか」を徹底的に探ります。それが見えてないと、私が片づけても結局リバウンドする。それでは意味がないんですよね。だって私は単に片づけるのではなく「家族の暮らしをより良くする」後押しがしたいから。その思いを胸に片づけを頑張っていたら、お客さまが大満足してくれてリピーターがみるみる増えていったの~!お客さまの真のニーズを突き詰めるというやり方は、ずっと変わりません。
●純子の現場de3大クエスチョン
悩みは何?
どうしてほしい?
何に困ってる?
Q 「捨てない片づけ」を提唱した理由は?
A 愛する夫・ヒロくんも捨てられない人だから(笑)。
私は実は、物に執着がなくどんどん捨てられるタイプ。でもそれができない人もいるよね。物を大事にする気持ちを否定したくないって思ったのは、夫・ヒロくんと出会ってから。彼は物を長く愛する人で、7歳の誕生日におじいちゃんにもらったプレゼントを今も大切にしてる。ヒロくんの存在なくして今の「純子」はいません!
Q なぜ片づけに悩む人がこんなに多いんだと思う?
A 1人きりで頑張ってる人がとっても多いからかな~
私が片づけに行く家には赤ちゃんがいることが多くて、ママは必死で助けを求めてくる。それだけ子育て中はままならないことが多くて、片づけに手が回らないってこと。そういうママたちを応援することも私の役目だなって思います。自由でコントロールがきかない子どものお世話って本当に大変だし、その命を守るのに必死だよね。でも「ここで踏ん張れた」って思えたら大きな自信になるから。とはいえ、たまには周りの人に頼れるといいよね。身近な人に助けてもらう。頼ることは恥ずかしいことじゃないよ。
<教えてくれた人>
古堅純子さん
1970年、横浜生まれ横浜育ちの53歳
いて座のA型、身長167cm体重52kg、趣味はヨガ
愛する夫ヒロくん(52歳)、長男(23歳)、二男(21歳)の4人暮らし。
参照:『サンキュ!』2024年12月号「片づけバズワードGP」より。掲載している情報は2024年10月現在のものです。撮影/有馬秀星 構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部