「片付けをしているのに、どうしても部屋が広く見えない…」こんな悩みを持っている方、実は多いのではないでしょうか?
モノを減らしても、頑張って収納しても、部屋が狭く感じる場合、収納方法やモノの配置が原因となっていることがあります。
では、どのようなことに注目し、改善していけばいいのでしょうか。
部屋を広く見せるために避けたいNG行動を5つに厳選。
整理収納アドバイザーのたみーが解説します。

【NG.1】部屋の四隅にモノを置く
部屋の四隅にモノを置くと、部屋が圧迫され、視覚的に狭く感じてしまいます。
特に、床にモノを置くことが多いですが、これは部屋全体を狭く見せる原因になります。
モノを四隅に置くことで、目線が床に落ちてしまい、部屋の広さを感じることができません。
四隅にピッタリとモノを置かないようにし、空間を開けることで部屋に広がりを持たせることができます。
目線が広がると、部屋全体に開放感が生まれ、広く感じるようになりますよ。
【NG.2】大きな家具を壁付けで配置する
部屋にスペースを作ろうとして、大きな家具を壁にぴったりくっつけて配置することは、実は部屋が圧迫されて見える原因になります。
視覚的に壁との距離感が縮まり、部屋が窮屈に感じられることが多いのです。
また、大きな家具を壁に寄せることで、動線が限られてしまい、部屋の奥行きを感じづらくなることもあります。
家具は壁にぴったり寄せるのではなく、少し空間を開けることを意識しましょう。
隙間を作ることで、部屋の奥行きが感じられ、広さを実感できるはず。
特に大きな家具、ソファやデスクなどは、大きく印象を変えます。
回遊できるようにするなど、使いやすさを保ちながら配置を工夫することが大切です。
【NG.3】モノの色を気にしない
色がバラバラだと、視覚的に落ち着かず、散らかって見えることがあります。
特に、派手な色や違うトーンが混在していると、部屋全体がごちゃごちゃした印象になってしまいます。
色はモノの印象を大きく左右し、色が散乱していると部屋が狭く、整理されていない印象を与えてしまうのです。
部屋で使う色に統一感を持たせることを意識してみましょう。
白やベージュなどの明るい色を基調にして、落ち着いた色合いを使うことで、視覚的に広がりを感じられるようになります。
アクセントとして少し色味を加えることでも、空間にまとまりが生まれますよ。
「いいな」と思うインテリア事例を見つけたら、「どのような色が使われているのか」「配色の割合はどうなっているのか」というところにも注目してみてくださいね。
【NG.4】日用品を見せる収納(見える場所)に置く
日用品や消耗品を見せる収納で置いてしまうと、部屋が雑然とし、視覚的に狭く感じてしまうことも。
特に、キッチンやバスルームなどで、洗剤やタオル、食品をそのまま見せて収納すると、すぐにモノが目に入ってきて、ごちゃついた印象を与えてしまいます。
日用品や消耗品は、収納やキャビネットに収めて、視界に入らないようにしましょう。
収納の中でも透明な収納ケースや仕切りを使うことで、中身が見やすく、整然とした収納が可能です。
見せる収納は飾り棚などに限定し、実用的なものは隠す収納を心がけると部屋がスッキリ広く見えてきますよ。
【NG.5】モノの定位置を床に作る
床に定位置を作ってしまうと、そこからどんどんとモノが広がり、一気に床面積が狭まってしまいます。
例えば、カバンや衣類、子どものおもちゃなどが床に置かれていると、すぐに部屋が散らかった印象になりますよね。
使っている時は問題ないですが、 床をモノの定位置にせず、使い終わったら必ず収納スペースに収めるようにしましょう。
床にモノを置かない習慣をつけると、部屋がスッキリ保たれます。
使っていないモノがあれば整理して、収納内に定位置を作っていきましょう。
部屋を広く見せるための意識改革をしてみよう
部屋を広く見せるためには、収納方法だけでなく、モノの配置や色使いにも気を使うことが大切です。
これらのNG行動を改善することで、部屋が広く見え、スッキリとした印象に。
少しの工夫と意識で、日々の生活が快適になり、部屋がより広く、居心地よく感じられるようになるはずです。
気になったところから少しずつ行動に移し、快適な空間を作っていきましょう!
■執筆/たみー
整理収納アドバイザーであり、ミニマルライフを送る4児の母。家事の効率化や整理整頓に特化した実践的なアドバイスを提供。
特に無印良品の活用術が人気で、シンプルで機能的な収納方法を提案している。
Instagramは「@tamiii_refreshing.life」。ブログ「子は多くても、ミニマルな暮らし。」。
編集/サンキュ!編集部