色を減らしたインテリアの例

「捨てたのにスッキリしない…」モノが多くないのに散らかって見える部屋には理由があった?!モノの量とは違った原因を片付けのプロが解説

2025/08/26

「片付いた部屋でスッキリ暮らしたい!」と思い、モノを減らすことに集中してきたけれど、なんだかしっくりこない…そんな悩みを抱えている方が多くいます。

モノは多くないのに、部屋が散らかって見える、または落ち着かないと感じることはありませんか?

その原因の一つには、視覚的な要素が関係しているかもしれません。

モノを減らすことだけではなく、「色」にも注目することで、よりスッキリとした空間を作ることができるんです。

整理収納アドバイザーのたみーが、視覚的に落ち着く空間作りのためのポイントを解説します。

サンキュ!STYLEライター。整理収納アドバイザーであり、ミニマルライフを送る4児の母。家事の効率化や整理整...

>>>たみーの記事をもっと見る

なぜ?モノが多くないのに散らかって見える理由

色が多いと情報も多く疲れる例(カラフルな写真とモノクロ写真の比較画像)

モノを減らすことは、確かにすっきりとした部屋を作るための一歩ですが、「モノを減らしても、なんだか落ち着かない」「すっきりしているのに、どこか違和感がある」という場合、色が関係していることが考えられます。

モノを減らしたことで、部屋が広くなり、スペースができたとしても、“色の多さ”が視覚的なストレスを引き起こすことがあるのです。

例えば、色が多い家具や雑貨、カーテンなどが視覚的に「うるさく」感じ、部屋全体が散らかって見えることも。

色の面積や数が多いことで、目に入る情報が増えるので、ゴチャゴチャした印象を与えることに繋がってしまうのです。

色を減らすことで得られる効果

色が少なく落ち着いた寝室

色を減らすことで、視覚的ストレスを抑え、部屋全体を落ち着かせる効果があります。

特に、色が多いと、目に入る情報が多すぎて脳が疲れてしまうことがあるため、シンプルな色合いの空間は、心のゆとりを作るためにもとても重要です。

色を絞ることで、空間がスッキリと広く見え、視覚的に余裕を感じることができます。

また、無駄に色が溢れていないため、リラックスしやすく、長居したくなる空間にすることができますよ。

モノと色を減らしても、居心地よくするために

「モノも色も減らして、部屋が淋しくならないかな?」という心配もよく聞きます。
そのような時は、“素材で楽しむ”ことが大切です。

色やモノを減らした部屋でも、空間にアクセントを加えることで温かみのある、居心地のよい部屋にすることができます。

植物を取り入れる

植物のある部屋

観葉植物や花など、自然な素材を取り入れることで、部屋に生命感と柔らかさを与えます。

緑色は視覚的にもリラックス効果があり、自然と落ち着く空間を作ってくれます。

自然素材の雑貨を使う

自然素材を使ったインテリアアイテム

木製の家具や、リネン、コットンなどの自然素材のアイテムを取り入れると、モノを減らした空間でも温かみが生まれます。

シンプルでありながら、心地よい空間作りには欠かせない存在です。

ステンレスやガラス素材を取り入れる

ステンレスの小物を取り入れたインテリア例

これらの素材は、シンプルで洗練された印象を与え、色を減らした空間にアクセントとして使うことができます。

特にキッチンまわりなどで、ステンレスの小物やガラス容器を取り入れると、見た目にもスッキリし、機能的でスタイリッシュな空間に。


理想のインテリア写真などを参考にして、好みのアイテムを取り入れてみてくださいね。

色を調整し、より“好き”が際立つ空間へ!

モノを減らすことは、部屋をスッキリとさせるために必要不可欠。
ですが、それだけでは視覚的に落ち着かないこともあります。

色を減らして、シンプルな空間を作り、好みの素材でアクセントを加えることで、温かみのある居心地のよい空間が生まれます。

モノを減らしながら「色」や「素材」に注目することで、部屋全体の調和が取れ、リラックスできる空間に仕上げることができるはずです。

ぜひ、この視点を取り入れて、理想の空間作りに挑戦してみてくださいね。

■執筆/たみー
整理収納アドバイザーであり、ミニマルライフを送る4児の母。家事の効率化や整理整頓に特化した実践的なアドバイスを提供。特に無印良品の活用術が人気で、シンプルで機能的な収納方法を提案している。
インスタグラムは@tamiii_refreshing.life。ブログ「子は多くても、ミニマルな暮らし。」。

編集/サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND