プロでも失敗するんです!整理収納アドバイザーがやらかした3つの失敗

2022/08/20

片づけが苦手な人がついやってしまいがちな失敗……というのは、よくありますよね。しかし、片づけのプロでも失敗した経験があるからこそ、大切なことに気づけたということがあるようです。

今回は、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザーのせのお愛さんに、片づけのプロがやってしまった「片づけの失敗」について教えてもらいました。

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【失敗1】先に収納ケースを買っていた

大量に余ってしまった収納ケースたち

片づけをする時、最初に収納ケースを買っていませんか?私はそうでした。ケースを揃えてから「さて、何を入れようかな?」と考えていたんです。

ケースがあるからと、とりあえずモノを入れていては、上手くいくはずがありません。使いづらかったり、何がどこにあるか分からなかったりして、結局リバウンドしてしまいます。

最初にするべきは、モノの整理!
使っているモノだけを、使いやすく分けることです。
収納ケースは、必要になってから揃えても十分間に合いますよ。

ちゃんと整理してみると、収納ケースがたくさん余ってしまいました。それだけ、必要のないモノを入れていたということですね。

収納ケースを買う前に、まずは整理することが大切です!

【失敗2】片づける事だけが目的になっていた

テーブルの背景にゴール、計画とアクションを持つ木製のブロック
Panuwat Dangsungnoen/gettyimages

子ども達が小さい頃は、部屋が散らかっている事に毎日イライラ。「片づけなきゃ」という気持ちに駆られて、仕方なく片づけていました。そうすると、どんどん片づけが面倒に、嫌いになっていくんですよね。「片づける事」が目的になると、楽しくないし、続かない。

「片づける事」は、ゴールではありません。大切なのは、片づけて「どんな暮らしがしたいか」です。

「子ども達に自分で片づけられるようになってほしい!」「ひとりの時間をつくりたい!」などとゴールを決めると、片づけはラクに暮らすための過程なのだと、思えるようになりました。

「片づける事」ではなく、「片付いた後の暮らし」に目を向けると、面倒な片づけも、少し楽しくなりますよ。

【失敗3】「家族が片づけてくれない」と思っていた

片づけても片づけても、部屋が散らかる。
「家族が片づけてくれない。なんで私ばっかり…。」そう思っていたのは、間違いでした。

「片づけてくれない」のではなく、「片づけの方法が家族に合っていなかった」のです。

とりあえず見た目を良くしようと勝手に片づけた結果、モノの位置が分かりにくかったり、戻すのに手間がかかったり。家族にとって、片づけにくい収納になっていたのです。

家族の行動をよく見て、話を聞いて、どうすれば使いやすくなるのか、一緒に考える事が必要でした。

自分の行動を変えると、少しずつ家族も片づけてくれるようになりましたよ。「私ばかり…。」と思う事もグンと減りました。

3つの失敗から学んだこと

・収納ケースを買う前に、まずは整理!
・片づける事がゴールじゃない。その先の暮らしに目を向ける!
・片づけは家族と一緒に考える!

片づけのプロでも、失敗しながら学んでいくのです。失敗は成功のもと!

■執筆/せのお愛…自分も家族も機嫌よく過ごせる、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザー。クリンネスト1級の資格も保有している。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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