「ちょい置き」がいつの間にか「ずっと置き」に…モノをちょい置きしがちな場所と効果的だった対策
2022/09/12
「部屋を片付けているはずなのに、すぐに散らかってしまう…」「片付けても片付けても片付かない…」というお悩みをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。しかし、整理収納アドバイザーのあいりさんによると、定位置でもないところにモノを一旦おく「ちょい置き」が「ずっと置き」になってしまっていることが原因の一つのようです。
今回は、その片付かない原因である「ちょい置き」について、効果的だったという対策を教えてもらいました。
モノをちょい置きしがちな場所3つ
(1)キッチンカウンター&ダイニングテーブル
キッチンカウンターやダイニングテーブルの高さは、胸や腰くらいの高さにあるので、モノを置くときに背伸びしたり屈む必要がなく、しかも何回も通る場所なので、モノをポイと置いてしまいがちな場所です。一時的に置くだけならいいのですが、そこに置きっぱなしでも特に生活に支障がないので、キッチンカウンターの上には、1週間未開封の郵便物が置きっぱなしなんてことも……。
効果的だった対策はコレ!
郵便物になかなか目を通さず放置してしまうことに関して、3つ対策を講じました。
1つ目は、郵便物の定位置をつくることです。筆者宅ではダイソーの吊り下げシャツ収納を使って、郵便物の一時置き場(=ちょい置きしていい場所)を作っています。時間がなくて郵便物が未開封でも、一旦置いておくのに便利です。未開封、至急対応が必要なものなどに分けて入れるようにしました。
2つ目は、あえてキッチンカウンターの上にインテリアやモノを置いて、郵便物などを置けないようにすることです。キッチンカウンターの上はきれいにしたいと思いインテリアを含めて何も置いていなかったのですが、逆に普段から観葉植物などのインテリアを置くようにしました。そうすることで、意識が変わったのと、モノを置ける場所も減ったので、郵便物などを置きっぱなしにすることがぐんと減りました。
3つ目は、ダイニングテーブルの上に小さな卓上ゴミ箱を置いておくことです。郵便物の中でも、DMやチラシなど不要だとすぐに判断できるようなものは、紙で作った簡易的なゴミ箱に破って捨てることでテーブルの上が散らからなくなりました。
(2)階段
1階から2階にモノを持って上がる行動って意外と面倒ですよね。そのため、洗濯し終えて畳んだ服を階段についつい置いてしまうのが日常茶飯事でした。でも、子どもが階段を昇ったりするときに服を踏んで滑ったりして思わぬ事故につながってしまったら危険。そこで見直すことにしました。
効果的だった対策はコレ!
効果的だったのは、今までは子ども服を2階に収納していたのですが、整理整頓して1階に収納できるように収納場所を変えたことです。保育園に持って行く子どもの服の量が特に多かったので、それを減らすだけでも階段のちょい置きの量がかなり減りました。
また、2階で就寝しているので、寝るときに洗濯し終えた大人の服を持って上がるような習慣を心がけるようにしました。
(3)玄関
玄関にちょい置きしがちだったのが、おでかけのときに持って行った帽子やかばん、子どもの持ち物等でした。お出かけから帰ってくると、疲れて片付けたくなくなり、そのまま玄関に置いたままにしてしまうことが多々ありました。
効果的だった対策はコレ!
突然の来客の際にごちゃごちゃの玄関に入ってもらうのは恥ずかしいし、風水的にもよくない...ということで片づける定位置を見直しました。帽子やかばんを片付ける場所(=定位置)を室内から、玄関に変えたのです。そうすることで、以前より片づけをするのが苦ではなくなり、自然と玄関を上がったところの床にモノを置かなくなりました。モノの定位置を見直すことで改善できることもあります。
いつかはなくしたい「ちょい置き」するクセ
いろいろ試した結果、今回ご紹介した方法がズボラなわたしには効果的でした。週に一度モノを定位置に戻すようなリセットする時間をつくることも効果的なので、ちょっとずつ意識しながらちょい置きをなくせたら良いですね。
■執筆/あいり…片づけを通じ心のゆとりを得る方法を発信する整理収納アドバイザー。マイホームへの引っ越しを機に整理収納に目覚め、日用品・ベビー用品収納などが得意。
編集/サンキュ!編集部
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