「いつか使う」の考えを捨てたら、快適に暮らせる!

2020/07/13

物を捨てられない人が皆さん口をそろえて言うのは、「いつか使うだろうと思って……」という言葉。毎日の暮らしを快適にしたいなら、その考えは捨てましょう。自分の中で“捨て基準”を決めていけば、必要なものと不必要なものを分けることができ、家の中もスッキリしますよ。

“捨て基準”を決めよう!

物を整理していくための“捨て基準”は3つ。「今、使わないなら捨てる」「収納スペースに入らなくなったら捨てる」「生活していて不快に感じたら捨てる」など、シンプルに考えていけばOK。

「今」使えないものは捨てる

過去や未来の自分の立場で「必要か」を考えると迷ってしまい、判断するのは難しい。でも、「今、必要か」なら、答えは明確です!

■ストックは置かない
今、必要じゃない物のために収納スペースを使うのはもったいないと考え、ストックは持たないルールに。「残量に敏感になるから、買い忘れて困ったことはありません」

■カトラリーは家族の分だけ
カトラリーや食器は、毎日使う家族の分だけに厳選。たまの来客時はふだんの食器を使えばいいし、子どもの友達なら割り箸や紙皿のほうが気楽。

■収納の奥にずっとある物はMy審査で捨てる
収納の奥で死蔵品になっているものを見つけたときこそ、処分のチャンス。自分の審査基準に照らし合わせて捨てるかを即判断し、1つでも当てはまればゴミ箱へ。棚のなかを、もっと効率よく使えるようになります。

*気持ちよく捨てられるMy審査基準
□ 持っていることを忘れていた
□ 要・不要の判断も面倒だ
□ 使う予定が思いつかない

スペースと期限を決めれば、物は増えない

「ここに入るだけ」「1年だけ」など収納場所や期限を決めて物を循環。1つ増えたら1つ減らす習慣がつき、捨てどきも逃しません。

■学期末の持ち帰り道具
学期末の持ち帰り道具は、休み中の子ども部屋が物であふれる原因に。1人1つずつ引き出しケースを用意し、「専用置き場」にすれば、部屋がスッキリ保てて、新学期の準備も慌てません。

■お便り
子どもが多いと、園や学校のお便りなどの紙ものの収拾がつかないことも。そこで、1人ずつファイルを分けて収納。あふれたら処分する習慣で必要以上にたまらないし、予定の確認漏れもありません。

■教科書
机まわりの物量をキープするため、年度末に教科書は1年分だけ残し、ノートはすべて処分。

夏の〝イライラ〞は原因から断つ

暑くてだるくて、ニオイやヌメリも気になる夏。イライラする前に〝原因〞となるものは「持たない」「手放す」で、毎日快適!

■水まわりは〝置かない収納 〞で掃除の手間をカット
水まわりは吸盤やフックをフル活用し、とことん浮かせて収納すれば、水がきれていつも清潔!

■ほこりと手間を生むマットは持たない
洗濯や掃除が面倒だし、暑苦しいし、敷かないほうが部屋もスッキリ広く見えます。手軽に洗えるクッションカバーだけ季節ごとに替えて気分転換。

■子どもは帰宅したら洗濯機に直行
帰宅したら洗濯機へ直行して、すぐに汚れた服を洗濯かごにいれる約束。洗濯機横にハンディ掃除機を設置しておけば、玄関から洗面所まで床に落としてきた砂や芝もすぐに掃除できます。

■夏の冷蔵庫はボックス収納に!
夏は食品がいたみやすく、腐らせてしまいがち。でも種類別にラベルを貼ったボックスに収納すれば、食品が埋もれず取り出しやすいから、消費期限切れも回避。最後までムダなく食べ切れます。

“捨て基準”を決めておけば、迷わずに身の回りの物を整理できます。物が増えがちな夏休みも、これで安心。皆さんも自分の“捨て基準”を作ってみてはいかがでしょうか。

教えてくれた人……_kayo_さん(埼玉県 34歳)
夫(34歳)、長男(12歳)、二男(11歳)、長女(5歳)の5人家族。北欧風シンプルライフをつづったインスタグラムが人気。アカウントはmuno_home

参照:『サンキュ!』8月号「夏中スッキリ!が叶う捨てる!新基準」より。掲載している情報は18年6月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部

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