整理のプロが教える「それ捨てても大丈夫!」なもの6つ
2022/07/07
暮らしをシンプルに、そして心地よく整えたいと思っている人も多いのではないでしょうか。残すものを決めて、残さないものを思い切って手放すというちょっとした変化が、整った暮らしのきっかけになるかもしれません。
意外と手放してみても大丈夫なものは何か、主婦がラクするための片づけ術と家事アイデアが人気の整理収納アドバイザーのたけうちゆうこさんに教えてもらいました。
1.水切りかご
水切りかごは食器を乾かすのに便利ですが、お手入れが大変ですよね。
形状が複雑なので洗いにくく、めんどう。そのまま放置しておくとぬめりやカビの原因にもなってしまいます。
そこで、水切りかごの代わりにおすすめなのが大判ふきんです。キッチンのシンク横にセットして洗った食器を置いていくだけ。使用後、洗濯機で洗えるので手間も省けて衛生的です。
また、水切りかごをなくすことにより、キッチンが広々と使えるのもメリット。キッチンが狭くてお悩みの方は、まず水切りかごを手放すのをおすすめします。
2.オーブントースター
オーブントースターは意外と場所を取る家電の一つ。パンのくずなどが溜まるので、こまめなお掃除も必要ですよね。
オーブントースターの代わりになるのがIHクッキングヒーターやガスコンロなどについているグリルです。食パンを焼いたり、グラタンやお菓子を焼くこともできます。食パンは一気に4枚焼けるので、時短にも◎
代用できるグリルがあればオーブントースターは手放しても問題ありません。
3.コーヒーメーカー
コーヒーはどうしても豆から挽いた本格的なコーヒーが飲みたい、そういったこだわりがなければコーヒーメーカーは手放してもよいものの一つ。
ドリップ式のコーヒーや、スティックタイプのコーヒー、アイスコーヒーもたくさんの種類が売られています。手軽さを重視するのであれば、市販のものを上手に使うのもいいでしょう。
4.やかん
やかんはお湯を沸かすために使うもの。だから、お湯を沸かすのには電気ケトルがあればいいんです。さらに、電気ケトルがなくともお鍋があればお湯を沸かすことは可能。
使う目的を考えてみて、ほかに代用することができるのであればそれは手放しても大丈夫なんです。
5.排水口のフタ
排水口のフタの目的はゴミ受けに溜まったゴミを隠すことです。排水口のフタを外してみるとどうでしょうか。ゴミ受けにゴミが溜まっているのがよく見えるので掃除をこまめにするようになり、清潔に保つことができます。
また、排水口のフタ自体の掃除も不要になり家事が少しラクになります。ズボラな人こそこまめに掃除をすることが大切。排水口のフタを外すというほんのちょっとの工夫で掃除が習慣的になるかもしれません。
6.炊飯器
お米は炊飯器で炊くと簡単においしく炊くことができます。しかし、毎回炊飯器の内ブタを洗ったりするのも面倒、炊飯器のすき間に入った米粒がカピカピになってしまうのをつい放置してしまう、などのお悩みはズボラさんあるあるではないでしょうか。
お鍋を使えば、炊飯器で炊くよりも早くご飯を炊くことができます。3合であれば、20分程度で炊飯が可能です。さらにお手入れも洗うだけなのでとてもラクチン。炊飯器を置くスペースについて考える必要もありません。
土鍋や鋳物の鍋ではなく、普通のお鍋でもふっくらおいしく炊くことができます。フタが閉まるお鍋であればどんなお鍋でも大丈夫ですよ。
あって当たり前という思い込みを手放そう
今回ご紹介したものはすぐに手放してしまうのではなく、はじめはそれがないつもりで1カ月ほどお試し期間を設けましょう。それが無くても平気だと思ったときには手放せばいいし、あったほうが便利と思えばそのまま残すという選択を。
お片づけはトライアンドエラーの繰り返し。不要なものはすべて手放してみたけれど、まだなんとなくスッキリしない。いつも家事や時間に追われているような気がする。そんなときは当たり前のように身近にあるものが本当に必要かどうか一度ゆっくり考えてみるのもいいかもしれません。
■執筆/たけうちゆうこさん…「くらしとこころ ここちよく」を軸にした、自宅で家族と快適に過ごすための片づけ術や、家事アイデアが人気の整理収納アドバイザー。インスタグラムは@yuko_ismart
編集/サンキュ!編集部