子ども3人と夫がカンタンに片づけられる家のルール8

2020/02/01

子どもがいると、物が増えるばかりで家がなかなか片づかない。しかも、片づけてもすぐに散らかってしまう…。そんなお悩みを抱えている人も多いですよね。しかし、「片づく仕組み」を作ればスッキリしたおうちに生まれ変わることができますよ。

<プロフィール>
NONKOさん(37歳)
夫(38歳)、長女(10歳)、長男(7歳)、二男(5歳)の5人家族。19年から週4~5日のパートを始めました。インスタアカウントは「@nonkonoie」

◎HOUSE DATA◎
3LDK(70㎡)/中古マンション/築27年

スッキリ片づくヒミツは 「大ざっぱ収納」にあり

片づけが苦手なうえ、シンクに山積みの食器を放置するなど「ヤバイ主婦だった」というNONKOさん。子どもが3人になり、物は増える一方で、床の上にまであふれていました。一度断捨離に挑戦したことで、この家に合った物量が感覚的に身につき、それ以降はむやみに物を増やすことがなくなりました。とはいえ、子どもが3人いれば、散らかることもしょっちゅう。「ズボラでアバウトな性格は以前のままなので(笑)、元に戻すのがラクな収納がいちばん。面倒なラベリングや詰め替えはしないで家族全員にわかりやすい収納を心がけたら、使った物は自分で戻す習慣が浸透。頑張らなくても片づくようになりました」

そんなNONKOさんが行ってる「片づけ法・収納法」を詳しくご紹介します。

1:洗うのが面倒な物は持たないと決める

古タオルをカットしたウエスなら惜しみなく

使って捨てられるタオルの買い替えどきがウエスを作るタイミング。フェイスタオルなら8等分にカットして洗面所の引き出しにストックしています。「気づいたときにサッと拭いて捨てられるのがラク」

優秀な洗剤があればトイレブラシはなくても平気

便器の内側にかけて水を流せばOKのトイレ用洗剤を導入したら、ブラシでゴシゴシする手間が不要に。トイレットペーパーで拭き取るタイプの簡易クリーナーも併用して、ラクにきれいをキープしています。

2:毎日使う場所は「オープン収納」で出し入れの手間を省く

「〇〇系」とざっくり分ければラベルなしでラクに管理できる

細かく区分けせず、ざっくりひとまとめにするだけなら戻すときもポンと放り込むだけでラク。使用頻度の高い物ばかりで外からなんとなく中身もわかるので、ラベリングは不要。

洋服はもちろん下着や靴下もオープンが使いやすい

夫婦2人分のクローゼットは扉を撤去。季節外の服は引き出しに入れて、ポールに掛けるのは「今着る服」だけに。下着や靴下もカゴを使ったオープン収納だから、選ぶのもしまうのも一瞬です。

トレーやカゴで区切ればキッチンツールが出しっ放しでもスッキリ

扉を開けたり手前の物をどけたりする必要がなく、動作1つで物が取れるのでストレスゼロ。ふきんはワイヤーカゴにたっぷり用意して、使ったら漂白剤入りのホーロー容器に投げ入れます。

3:〝ひと目でわかる〞しまい方なら家族が自分で片づけられる

みんなで使う物はふたなしに。「戻すのが面倒」にしない

つめ切りやカードゲームなど、みんなで使う物はリビングのテレビまわりを定位置に。ふたなしのカゴにざっくり仕分けているのでパッと戻せて、床や机に放置もなし!

オープンな靴置き場ならみんなが自分の靴を戻してくれる

以前の扉つきの下駄箱は、たたきに靴があると開けにくくてイライラ。ブロックと板で靴置き場をつくったら、「自分の靴は自分で戻す」が徹底されて、玄関はいつもスッキリ。

学校用品は〝1人1カゴ〞用意したら〝自分で準備〞が身についた

イケアのクローゼット用の大きめのカゴを子ども3人にそれぞれ用意。翌日学校に持って行く物をポンポン入れられるので、自分で準備する習慣がついて散らかり予防にも。

4:わが家になじむドライフラワーにして飾る

「色が強い生花はこの部屋には合わない気がして」と、花をいただいたらドライフラワーにして楽しみます。雑貨を飾りすぎていた時期もありましたが、今はシンプルに「飾り」はこれだけ。

5:床に置いていいのはカゴだけ

夫専用のかばん置き場で放置防止!

デスクの足もとの目立たない場所に置いたワイヤーカゴが、夫の仕事用のかばん置き場。定位
置をつくったらいつもここへ置いてくれるようになり、床に直接置くよりぐんと片づいている印象に。

〝その他入れ〞があると 床に放置せず片づけてもらえる

子どもたちが持っているおもちゃのジャンルをざっくり分類。当てはまらない物をしまうときに子どもが迷わないように、「その他」ボックスもつくったのがポイントです。

6:ニュアンスのある白×木目で温かみのある部屋に

「新しく物を買うときは、〝この部屋に合うかどうか〞をよく考えます」。自然とカラフルな物がなくなって白と木目がメインに。「飽きがこない物を選べば長く愛用できます」

7:なんとなく片づかないと感じたら断捨離®のサイン

紙袋を持って捨てる物をパトロールします

1日の終わりに部屋がリセットされないモヤモヤが続いたら断捨離スイッチON!ゴミの収集日まで部屋に置いたままでも気にならない紙袋に、処分できる物を入れていきます。

8:家事の決まりごとをつくるのをやめた

面倒な魚料理はさば缶に頼る

下処理不要で栄養価も高いさば缶をヘビロテ。玉ねぎと粒マスタードであえてチーズをのせたトーストを朝食の定番にして、毎日メニューを考える手間をカット。

家事の分担はゆるく決めたほうが押しつけあいにならない

曜日ごとにやる家事を決めていたこともあったけれど、共働きの今は夫婦でなんとなく分担。洗い物がたまっているのが気になる夫が自然と洗い物担当に。いちばん最後に家を出ることが多いNONKOさんが掃除機がけを。

Have a try!

□家族全員にわかりやすい収納にする
□自分の生活スタイルに合う収納やレイアウトを心がける
□決まりごとは作らず、家事分担もゆるく決める

参照:『サンキュ!』2月号「スッキリきれいが続く家のシンプルなルール8」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。撮影/山口明 取材・文/志賀朝子 編集/サンキュ!編集部

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