物が増えてごちゃごちゃ&イライラMAX!新提案「春捨て」を実践!ビフォアアフター
2022/03/11
「物が増えてごちゃごちゃ!」と悩んでいる読者のお宅に、収納スタイリストの吉川永里子さんが訪問。プロの手ほどきを受けながら、新年度に入れ替わる物を手放す「春捨て」に、読者がチャレンジしました!
<教えてくれた人>
吉川永里子さん
収納スタイリスト。片づけられなかった過去の経験を生かし、整理収納が苦手な人の立場に立った解決法を提案。働く女性、妻、母の目線でこれまで1万人以上に片づけをレクチャー!
「子どもの成長とともに、物が増える一方。もっとスッキリさせたい!」
<片づけに悩む読者>
後藤李沙さん(神奈川県 32歳)
夫(37歳)、長男(8歳)、二男(5歳)の4人家族+犬1匹。住まいは、3LDKの一戸建て。フルタイムの正社員として働き、毎日時間に追われている。家族そろって片づけが苦手!
3年前、一戸建てに住み替えた後藤さん。「入居時は子どももまだ小さかったので、こんなに物が増えるとは想定外でした。リビングに収納庫がなく、ラックを追加してみたものの、うまく収納できなくて、一向にスッキリしません。休日は片づけに追われて落ち着かず、イライラも限界です!」。
【Before】現状をチェック!
元々あった棚に合わせてラックを購入。ボックスを使ってスッキリ見せようとしたけれど、結局おもちゃや学用品があふれてごちゃごちゃに!
ラック横に子どもの上着やかばんが集中。デスクの上に夫が棚をつけてくれたけど、物があふれ、デスクとして活用できない状態。
一見整っているようだけど、中身はぐちゃぐちゃ!
床置きはあまりしないので一見スッキリ。「全体の物が多いから、とりあえずボックスや引き出しに収めただけのよう。必要な物がすぐに取り出せませんよね」。
物が多すぎて、片づけしにくい!
長男には学用品やおもちゃを自分で管理させているけれど、量が多くてはみ出し気味。「これでは、自分で片づけられないのも当然!」。
大事な書類が物に埋もれてる~!
子どものおもちゃや学用品と、家計簿、仕事関係の書類などがラック内に混在。「大事な書類の紛失を防ぐためにも、不用な物を捨てる必要があります」。
片づけがグッとラクになる「春捨て」3STEP
ただやみくもに不用品を捨てるだけでは、結局すぐ元どおりに。この3STEPに沿って行えば、その後の出し入れがラクになり、家族みんなが片づけしやすくなります。
STEP1 「捨てやすい3大カテゴリー」のアイテムを出す
家の中で3大カテゴリーに当てはまる物(今回はおもちゃ、学用品、紙類)を選択。そして、1アイテムずつ、今ある物を全部床に出します。アイテムを混ぜて一気に出すと作業が滞るので注意。
STEP2 「今使う」「保管する」「捨てる」物を分ける
次に仕分け。「今使う」「捨てる」だけだと、「使ってないけど捨てられない物」が出てきて進まないので、「保管する」を設けるのがポイント。迷ったら「保管する」に分ければ、気持ち的にもラクに。
STEP3 「今使う物」を出し入れしやすいように戻す
「今使う物」は、「人別」「用途別」に分けて箱や引き出しに戻します。出し入れしやすい入れ方、置き場所にも考慮して。「保管する物」は高い位置や押し入れなど、使用頻度が低い所に移動します。
【After】「春捨て」したら、こんなにスッキリしました!
3アイテムの「春捨て」をして、収納の配置を整えたら、スッキリキレイに!見た目はもちろん、家族みんなが片づけしやすい快適空間になりました。
不用品を処分し、同じサイズのケースをそろえて置いたら、物のはみ出しもなくなり、スッキリ!
デスクまわりにあった不用な紙類を処分。必要な物だけケースに入れて上の棚に移動したら、デスクとして使えるようになりました。
「春捨て」をやってみて……(by 後藤さん)
「捨て方の基準がわかりやすい!これなら、スッキリをキープできそう」
「1アイテムごとに見直したことで、捨て方のコツがよくわかりました。ほかの部屋もどんどん春捨てしたい!長男も二男も進んで片づけしてくれるようになって、私もイライラしなくなりました」。
参照:『サンキュ!』2020年4月号「考えずにものを捨てるなら『春』がいい」より。掲載している情報は2020年2月現在のものです。撮影/上原朋也 構成/宮原元美 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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