45平米でも子ども3人でも!暮らしがスムーズに回る家の工夫

2020/04/20

引越しで家のサイズが半分に&子どもが3人いても大丈夫。デッドスペースを有効活用したり、大好きな布やカゴで収納の工夫をしたり。家族みんなが暮らしやすく、家事がスムーズに回る住まいになりました。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
宮川 真由美さん(大阪府 41歳)
長男(高2)、長女(中3)、二男(中1)を育てるシングルマザー。小学校の栄養士として週5回、フルタイムで働く。離婚を機に90平米のマンションから45平米の団地に引っ越し。狭くても心地よい住まいを目指し、6年かけて整えてきた。インスタグラムはma.y7234

◎HOUSE DATA◎
築44年/団地/3DK(45平米)

【4月の宮川家】
末の息子が中学生になり、生活サイクルが大きく変化。小学校の給食室で働く宮川さんも4月は年度始めにあたり、1年でもっともバタバタ。

狭ッ!どうしよう?から6年。工夫を重ね、家族が心地よい住まいに

6年前、離婚を機に90平米のマンションから45平米の団地に引っ越し。「家は散らかり放題だし、家事と子育てと仕事でヘトヘト。でも、狭いから動線が短くて、むしろ家事はラクだと気づいたら、より効率的にできる方法はないかと収納を見直すように。元々はインテリアが大好きなので、雑貨を飾る代わりにカゴを集めたりして、趣味と実用を兼ねて部屋を整えました」。思春期の子どもたちも「家は落ち着く」が口ぐせになり、この快適さをキープしようと進んで片づけるように。「新学期は仕事も忙しいけど、帰るのが楽しみな家があるから乗り切れます」。

収納少なッ!と工夫した定位置が実はいちばん使いやすかった

収納が少ないからといって奥にしまい込むと探すのが大変に。そこで、壁面や家具の下などデッドスペースを有効活用。逆に出し入れがしやすくなってイライラも解消。

突っ張り棒で作った棚にタオルとストックをがっつり収納

洗濯機の上の空きスペースを使わない手はない!風通しのいい収納スペースを確保し、気候が暖かくなっても湿気対策は万全。タオルはワンアクションで取り出せ、洗剤も切れたらカゴのストックから即補充完了。

毎日使う物はウォールポケットに。1ポケット1アイテムにすればパッと取り出せる

家族共有のアイテムは、みんなが通るダイニングの入り口にひとまとめに。ウォールポケットだから1ポケットずつ仕切られ、出し入れラクラク。忙しい4月、探し物をする時間が減るのはうれしい。

つるす収納は、狭いわが家の奥の手です

扉の裏やちょっとしたすき間も、フックを掛ければ途端に収納スペースに変身。引き出しなどにしまうよりずっと取り出しやすく、家事の効率もアップ。新学期の疲れもため込みません。

ワイヤーカゴには洗濯ばさみ、布バッグには洗濯ネットを収納。洗濯機の隣ですぐ使えます。

シンク下に100均のティッシュカバーをつり下げ、レジ袋をIN。1枚ずつ取り出せて便利。

ワードローブに服やカバンを、扉の裏にアクセサリーをつるせば、コーディネートもラクチン。

学用品の黄金定位置はベッドの下でした

収納力バツグンの引き出しケースをベッド下に収め、毎日は使わない学用品やマンガを収納。あえてギチギチに入れずスペースを残せば、新学期に買いそろえる物が増えても対応できます。

暗くて奥行きが深い収納にライトをつけたら、物探しのストレスゼロに

半間の押し入れには日用品のストックや季節外のアイテムを収納。「狭くて薄暗いから奥にしまった物が探しにくかったけど、100均のライトで解消。そっと触れるだけで点灯するので便利!」。

よく使う物は出しっ放しにする

ワーキングマザーは毎日が時間との闘い。家事を効率よくこなしてさっと仕事に出るコツは、〝出しっ放し〞にあり!新学期のバタバタもこれで回避できます。

木でできた物と黒い物なら出しっ放しでも絵になる

まな板、ご飯炊き用の土鍋、砂糖や塩はガス台から最短距離に出したまま。調理がラクなのはもちろん、素材や色みをそろえることで見た目も落ち着く。「お気に入りの物に囲まれているから、毎日の料理が楽しい」。

対応を忘れたら困るお便りはわざと邪魔な場所に置く

年度初めは子ども3人が持ち帰るプリントが膨大なので確認が大変。そこで、提出期限1週間以内の物はクリップボードにはさんで食卓のいすへ。「座るたびに目につくので、うっかり忘れが防げます」。

引き出し収納をやめたら朝の身支度の時間が半分に

服はハンガーに掛けたり、棚に畳んで置くだけに。手持ちの服がひと目で一気に見られるから選びやすく、しわになりにくいからアイロンがけも不要。時短で身支度でき、忙しい4月の朝も快適に。

大好きな布とカゴで場所や物の色数を減らす

家が狭い分、物があふれてしまいがちだけど、布で隠したりカゴに収納すれば色みもそろってスッキリ。新しい環境に慣れず疲れて帰っても、ホッとひと息つける空間に。

大きな布で圧迫感を出さずに雰囲気をガラッと変えられる優れ物

脱衣所はブルー系でさわやか、かつ透けないよう厚めの布に。ふだんはオープンにすれば圧迫感ゼロ。

服は生成りの布で隠してスッキリと。窓のカーテンと色みをそろえれば部屋が広く見える効果も。

小さな布で生活感が強すぎる電化製品をさりげなくカバー

文字やピンクのパーツが目立つ洗濯機は布ですっぽりカバー。ふたさえ隠せばだいぶ存在感が薄くなる。

電子レンジ、トースター、炊飯器も同じ布を掛ければシリーズ家電のようにスッキリ。

押し入れのふすまは取っ払って、透け感のある布にチェンジ。ふとんカバーも大好きなリネンに。

ストライプの布でふすまをカバー。+グリーンで和室がおしゃれなナチュラルインテリアに。

グリーンならたくさんいてもうるさくないんです

「大きい雑貨は子どもたちが〝邪魔~〞って言うけど、グリーンは許せるみたい。毎日に潤いを与えてくれます」。週1回、風呂場でシャワーをかけるだけで手入れも簡単。

出しっ放しにしておいたら子どもがいつの間にか手伝うようになった

「年度始めはバタバタするから、自分のことは自分でやってほしい」。出しっ放しの食器が功を奏し、子どもたちが手伝うように。さらには料理に目覚めた子も。

ご飯とみそ汁はセルフで、が自然にルールになった

食卓に水きりラックを置き、茶碗やお椀の定位置に。すぐ手に取れるから自分でよそうのが習慣に。

料理が好きな息子に専用の道具を与えたら才能が花開いた!?かも

YouTubeで魚のさばき方を学んだ息子に、専用まな板と出刃包丁をプレゼント。魚をさばいて刺し身にしたり昆布じめにしたりとメキメキ腕を上げ、今や魚料理は息子にお任せ。

大ざっぱな投げ込みルールで、パジャマやプリントが散らからなくなった

慣れない新生活が始まり、忙しい朝に脱ぎ捨ててしまいがちなパジャマと、新学期は無限に増え続けるプリント。投げ入れるだけの簡単収納でまるっと解決。

脱いだパジャマはバスケのゴール風にポイッ!とカゴにIN

カゴはスペースをとるので床置きせず家具の上に。きれいにたたまなくても入ってさえいればよしとします。

勉強関係のプリントは足もとのボックスに考えずに投げ込む

プリントは100均の書類ボックスに、分類せずにポンポン。たまったときに見直す、の単純ルールが、部活や塾に忙しい中学生には合う模様。

趣味で集めたカゴが大活躍。バラバラなのがかえってかわいい

シンク上に並べたカゴはたまに模様替え。「組み合わせを変え、バラバラなのを楽しんでます」。

娘の部屋のカゴには家族全員夢中の『鬼滅の刃』。カゴごと全巻リビングに持ち運べてラク。

カラフルなパッケージの洗剤も、カゴに入れてスッキリと。高い場所に置いてもサッと取り出せる。

Have a try!

□よく使うものは出しっ放しにしてみる
□布で部屋の雰囲気を変えてみる
□収納にカゴを使ってかわいくしてみる

参照:『サンキュ!』2020年5月号「その疲れとイライラ収納で解決できます!」より。

撮影/大森忠明 編集/サンキュ!編集部

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