10回超の引っ越しでたどり着いた【築45年の団地】お金をかけずに心地いい暮らしのコツ

2022/04/20

引っ越し10回超えの転勤族がたどり着いた、どんな家でも心地よく暮らすコツ。古くても、狭くても、物がちょっとくらい多くても大丈夫。今ある物と手頃な値段の物だけでつくったインテリアをご紹介します。

<教えてくれた人>
万波和枝さん(岡山県 51歳)
長男(24歳)は独立し、夫、長女(22歳)との3人暮らし。団地での暮らしをつづったインスタグラム(ID:cata_coto)が大人気で、昨年末に書籍化。『「小さい暮らし」の日々のピース』(主婦の友社)。

◎HOUSE DATA◎
団地/3DK/築45年

10回引っ越したからわかるコスパのいい物選び

古い団地を心地よく整え、自分らしく暮らす万波さんですが、実は10回以上もの転勤を経験してきた引っ越しの達人。子どもたちがまだ小さかったころは今よりも物が多く、荷づくりだけでへとへとに。経験を重ねて、たどり着いた最善の方法が"身軽に暮らすこと"でした。食器棚などの大きな家具は小ぶりな物に替え、雑貨を飾る代わりに実用品を厳選。使う物だけを持つようにしたら、どんな家に引っ越しても、お金をかけずにすっきり暮らせるように。「与えられた環境やハンディを楽しみ、小さな工夫を重ねながら暮らすことに、日々、幸せを感じています」。

白い布+100均のピンチで即席カーテン

日ざしを柔らかく受け止め、風にふわりと揺れるカーテンは、切りっ放しの木綿布をカーテンクリップで留めただけ。洗濯がしやすく、生成りや白なら圧迫感もなし!

お花は「買う場所」を変えるとお得に手に入る

おしゃれなお花屋さんで人気の花をリサーチしてからホームセンターに行けば、今どきの花がお手ごろ価格で入手できます。球根の水栽培も、長期間楽しめておすすめ!

持ち物を小さくして、広く見せる

圧迫感のある大きな家具は手放し、小家具を組み合わせてフレキシブルに。食材や日用品などのストックも、「ここに入る分だけ」と決めて物量をキープすれば、狭い家や収納の少ない家でも快適に暮らせます。

【小さな工夫】
●(右上)切り花より長く楽しめる「球根」を飾る
●(左下)古い机をレンジ台として活用
●(左下)味のある引き出しは古道具店で数千円

大きな家具や、用途が限定される家具を持たない

大きな食器棚を小ぶりの物に替え、用途が限られる収納家具を処分したら、狭いダイニングが広々!「小家具や小引き出しを組み合わせることで、どんな間取りの家でも対応できるようになりました」。

決まったスペースに収まりきらない量の物は持たない

ストックを定量にする。

トイレットペーパーや洗剤類などの日用品は、このかごに入る分だけと決め、必要以上のストックを持たないようにしています。「上限を決めておけば管理がしやすく、家が物であふれ返ることもありません」。

燃えないゴミの前日に不用品パトロールする

月に一度の不燃ゴミの前日は、持ち物を見直す絶好のタイミング。食器類も、棚の奥で眠っている物がないか定期的にチェックし、出番の少ない物があれば人に譲ったり、リサイクルに出したりして手放します。

ニトリの卵焼き器で朝食もべんとうも作る

小さい道具を使うのもポイント。愛用の卵焼き器はニトリで約1500円。「野菜をゆでたり、炒めたり……。狭いキッチンでも小回りがきき、少量を調理するのにちょうどいいサイズ。別売りのふたを組み合わせれば、用途がさらに広がります」。

参照:『サンキュ!』2022年5月号「お金をかけずに、心地よく暮らす」より。掲載している情報は2022年3月現在のものです。撮影/清永洋 取材・文/梶謡子 編集/サンキュ!編集部

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