パントリー収納はどうすればスッキリする?プロがおすすめの方法を解説
2023/07/16
食品を保存するためのパントリー。収納棚のなかでも、とくにものの出入りが多い場所でもあるため気がつくとゴチャゴチャになってしまっている人も多いのでは?
そこで今回は、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんにパントリー整理のコツを教えてもらいました。
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パントリーが混沌としている人ができていなこととは?
パントリーがぐちゃぐちゃになっていると、欲しいものがすぐに見つからなくて困りますね。というか、欲しいものがそもそも家にあるのかどうかが、わからないことも……。
パントリーを整理するうえで大事なことは「何がどれだけあるか」を把握しやすい収納にすることです。そのためには上手に「グループ分け」をすることが、使いやすいパントリーにするコツです。
パントリーが混沌としている人は「グループ分け」が曖昧な可能性が高いです。
パントリーのグループ分けはコンビ二棚のイメージで
パントリーの「グループ分け」はスーパーやコンビニの棚のように、似たような仲間を集めていくイメージで行いましょう。お手伝いが楽しい年ごろのお子さんがいる場合は、一緒に「お店屋さんごっこやるよー」と巻き込んで、楽しみながら取り組んでみてください。
以下、具体的な手順をご紹介します。
手順1:パントリーからものを出す
まずはパントリーから食材を出して、テーブルや床の上に並べてみましょう。きっと「こんなに入っていたの!?」と驚くでしょう。空っぽになる機会はあまりないので、このタイミングで棚を拭いておいてください。ウェットティッシュなどで拭けばOKです。
手順2:期限切れのものを取り除く
賞味期限切れや、今後使う予定のない食材を取り除きます。
手順3:グループに分ける
取り出した食品をグループ分けします。どんなグループに分けるかは、使う人次第ですが、筆者であれば以下のようなグループに分けます。なお、この時点では棚に入れず、テーブルの上で分けたほうが効率的です。
・主食系 ごはん、パスタなど
・おかず系 〇〇の素など
・乾物系 昆布、鰹節など
・レトルト系 カレーなど
・缶詰系 缶詰は形状が似ているのでまとめる
・調味料系 調味料やスパイスのストックなど
・おやつ系 お菓子・ナッツなど
手順4:グループごとに収納する
分けたグループごとに、場所を決めて収納していきます。収納のコツは以下のとおりです。
・軽いものは上段、重たいものは下段
・頻繁に出し入れするものは、手の届きやすいベストポジションを確保
・「おやつ系」は、子どもに自由に取らせるなら下の方に、親が管理するなら上のほうにするなど高さをコントロールする
・箱やカゴを利用して、小さいものをまとめる
・早く使いたいものは手前に置く
パントリーの状態を維持するには?
せっかくグループ分けをしても、時間の経過とともに「何がどこにあるのか」「どういうグループに分けたのか」は忘れてしまいがち。また、片づけをした本人以外にはそもそもグループがどう分かれているかがわからない可能性も。
そこでおすすめなのが、ラベル貼り。ラベルを貼れば、片づけに参加しなかった人でも、どこに何がどこにあるか一目瞭然です。
100円ショップで売っている「はがしやすいタックシール」などが便利です。「おやつ」「乾物」などグループ名を書いて、棚のヘリなどに貼っておきましょう。探すときにも、買ってきたものを収納するときにも迷うことがなくなります。
もうひとつの維持するコツは、買いものに行く前にパントリーをチェックして、足りないものだけを買い足すことです。フラっと買いものに行って、なんとなく買わないようにしましょう。
これだけで「経済的」と「片づきやすい」が叶って一石二鳥です。