子ども3人でモノが多くて団地住まいでも!散らからない家の3つの結論
2020/09/06
ここまではやる・これはやらないと割り切ったら、片づけに追われることがなくなりました。使用頻度で決める収納場所、子ども目線での片づけ、多用途な物の使い方など、子ども3人で物が多めでも散らからない秘訣をご紹介します。
<教えてくれた人>
インスタグラマー トトトさん(神奈川県 36歳)
長男(8歳)、二男(5歳)、三男(2歳)の4人暮らし(夫は単身赴任中)。時短勤務中の会社員。インスタ「@bonjojonbo」。
◎HOUSE DATA◎
団地/築43年/2LDK
「これはやらない」と割り切ったら"片づけの無限ループ"から抜け出せました
元々服好き、雑貨好き。でも今は育児が忙しくて余裕がないから、管理の手間を減らすためにも、物を増やさないように気をつけているというトトトさん。「とはいえ、気をつけても子どもたちが遊んだあとは物が散らかるし、くたくた(涙)な日もあります。だからこそ、片づけは『小まめにやらない』と割り切ることにしました」。たとえば乾いた洗濯物は、取り込んだら床にちょい置きせず、子どもと一緒に一気にしまう、朝は使った食器はシンクに下げテーブルの上はキレイにするけれど、洗うのは夕食の準備のついでに行います。ここまではやる・これはやらないを明確にしたら、片づけに追われることがなくなりました」。
1 置く場所は「めっちゃ使うかどうか」で決める
めっちゃ使う=使用頻度が高い物は「見える収納」ですぐ取れて、しまえる場所に。たまに使う=使用頻度が低い物はざっくり「隠す収納」に。このメリハリが片づけやすさの秘訣。
めっちゃ使う物は本棚にぜ~んぶ集合
使用頻度が高い物は、いちいちしまい込むのが面倒なので、本棚に戻すだけでOKに。高い段は大人の物、低い段は子どもの物を置くと決め、「この棚が何の置き場か」見てすぐ分かるようにしたので、床に放置もなし。
※背の高い家具を置くときは転倒防止対策を行ってください。
トトト家でめっちゃ使う物たち
●子どもの塗り薬
●母の雑誌
●電卓
●裁縫箱
●1軍おもちゃ
●文房具
●長男の教科書
●絵本 など
たまに使う物は引き出しに封印
リサイクルショップで買った小引き出しは、専用置き場をつくるほどではない、たまに使う物を入れる場所。子どもには触らせず、言われたら母が探して取り出せばいいので、中身がパッと見てわかる程度のゆるい分別に。
●文房具の予備
●ネイル用品、USB
●手紙
●2軍おもちゃ
●捨てちゃダメと言われた物など
捨てるか迷う物は「これどうしよう」の置き場に
物を捨てるのが苦手というトトトさん。でも押し入れの天袋を"迷い中置き場"にしたらスッキリして気がラクに。メルカリに出品待ちの物や、ハロウィーンの衣装もここに。
●メルカリに出すかもしれない服
●ハロウィーンの衣装など
めっちゃ使う保存容器はからでも冷蔵庫へ
台所の収納が少ないこともあり、作り置きおかずなどを入れるための保存容器はからでも冷蔵庫内に収納。「こうすれば、保存容器のためにわざわざスペースをつくらなくてすみます」。
2 子どもになりきって片づけを考える
「いちいち言わなくても、子どもが理解するには? 」子ども目線で収納方法を考えているトトトさん。これなら小さな子も片づけやすく、結果、母がラクできます。
クローゼットの高さは子どもの背丈で決める
洗濯物は下着以外、ハンガーに掛けて干すトトトさん。「自分の服は自分で、クローゼット内のポールに戻すのがルール。子どもが戻しやすいように低い位置にポールを取りつけて、自分でかけられるようにしています」。後ろの列にはシーズンオフの洋服をかけています。
着たい服が即出せる量しか入れない
衣装ケースに入れるTシャツは基本5割収納。詰め込みすぎてないから中の服が一目瞭然で、着たい服がすぐに取り出せる。しまうときもポイッと入れるだけだから、子どもたちが片づけやすい。
セットにすれば取り出して着るだけ
お風呂から出てタオルで拭いたら、裸でリビングに直行する子どもたち。だから下着の収納はリビングの隅に配置。「シャツとパンツを2枚セットにしておけば、子どもも迷わず取り出せ、引き出し内もグチャつきません」。
脱いだらパジャマかごにポイするだけ
「朝起きたら子どもたちが集まってくるのがTVの前。だからそこに"パジャマを入れるかご"を置きました」。目の前にかごがあって、そこにただポイッと入れるだけだから、子どもたちが自然に片づけられる仕組み。
3 「いろいろ使える物」しか持たない
トトトさんが選ぶのは、"○○用"と専用で使う物ではなく、工夫しだいで多用途に使える物。捨てるのが苦手だから、そもそも物を増やしません。
昔ベビーバス、今は子どもの作品入れ
白いイケアの収納BOXは、元々ベビーバスとして使っていた物。その後、パジャマ入れやタオルを漂白するときのおけとしてなど、さまざまなシーンで大活躍。現在は子どもの作品入れとして子ども部屋でまだまだ現役!
持ってる物は何でも使ってみる
「これってこんな使い方もできるのでは?」と考えるのが得意なトトトさん。化粧水をつけるときに使うコットンでスイッチまわりの拭き掃除。製菓用のスケッパーはシンクの水きりなど、物は最大限に有効利用。
「ざる」と「かご」は最強です
「台所ではもちろんのこと、玄関でもリビングでも、ベランダで野菜を干すときにも便利で最強なのが、ざるとかごです」。この2アイテムはたくさん持っていてもいいルールにして、物の一時置き場として家中で大活躍。
白とグリーンが多めなら多少ゴチャついても平気
物が多めでもセンスよく見える理由……それは、白の面積が大きいのと、アクセントとしてグリーンを置いているから。「押し入れは布やマットで板の部分を隠し白い空間に。また以前はドライフラワーが好きで飾っていましたが、ホコリがたまるのでやめ、見てなごめる植物に」。
Have a try!
□使用頻度で物の収納場所を決めてみる
□子どもの目線でクローゼットを片づけてみる
□家にある物の多用途な使い方を考えてみる
参照:『サンキュ!』2020年9月号「散らかる家vs散らからない家」より。
撮影/林ひろし 編集/サンキュ!編集部
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