小さなイライラを「いちいち」解消していったら最高に心地よくなった家

2020/10/21

家族がひしめき合って暮らすと、なんだかイライラ・モヤモヤしてしまいがち。おうち時間を快適にするために、小さなイライラをこまめに解消し、すっきりした暮らしを手に入れた達人に、その工夫を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
石川理恵さん
暮らしまわり全般を領域とする編集者・ライター。夫、20歳の長男、高2の二男の4人暮らし。80平米超えの一戸建てから半年前に引っ越したばかり。

◎HOUSE DATA◎
62平米/築26年/賃貸マンション

20年かけて、小さなイラッをなくしていきました

子育てしながら編集の仕事を続けてきた石川さん。日々の忙しさに追われ、暮らしを整えては、しっちゃかめっちゃかになることの繰り返し。結婚して20年以上、「収納はずっと苦手だったんです」と振り返ります。

「本当は暮らしの棚卸しをして、収納の仕組みを一からつくり直すのがいちばんいいのはわかっているけれど、それは時間もかかるし、大変」。だから、自分や家族にイラッとすることがあるたび、1個ずつ解決していくことにしたのです。

「散らかりがちな物をどうするかを都度考えることで、収納が少しずつ改善されました」。その積み重ねのおかげで、コロナ禍で家にいる時間が長くなっても、イライラしない暮らしがキープできるようになりました。

石川さんがイライラしない3つのポイント

ここからは、具体的なポイントを見ていきましょう。

1 小さなイラッを都度解消する

自分や家族へのイラッを数回感じたら、すぐ収納の見直し。その都度解消することをなにより大切に。

2 覚えやすい収納場所にする

「どこ?」と聞かれるのは、収納場所がわかりにくいということ。一度で覚えられる場所を探します。

3 よく使う物は通り道にしまう

ややこしくせず、よく使う物は通り道に収納することにしました。ラクだから、家族も続けられます。

STAY HOMEのお悩みはこれで解決!

STAY HOME環境のなかで起きがちな悩みの解決方法についても教えてもらいました。

Q 使った布マスクは、どこに置いていますか?

A ホーロー容器を洗面シンクに置いて定位置に。はずしたその場で、消毒用スプレーを吹きかけておくのがルール。

Q 手が離せないときに「おなかすいた」って言われたら?

A 災害時用保存食を兼ねてラーメン、レトルトご飯&カレー、のりをひとまとめ。ここの物は勝手に食べてOKに。

Q ずーっと家にいて自粛太りしませんでしたか?

A 外食の誘いなど、誘惑が入らない分、「月曜断食」に成功。20代のころのお気に入りでずっと捨てられなかったジージャンを目標に頑張りました。

Q 家族がテレビを見ているときに音楽を聴きたくなったら?

A ワイヤレスのBluetoothイヤホンを購入。「大音量でセカオワを聴いても家族に嫌がられません」。

1 自分の"イライラの素"を突き止めるには?

イライラの原因は、収納場所が悪かったのだと気がついた!動線上に収納し、出し入れをラクにするなどしまい方を再考。

「また忘れたーっ!」と自分にイラッ→何度も取りに戻る物は玄関に置いた

出かけるたびに必要なマスク。買い物に行くならマストで持ちたいエコバッグ。忘れて出かけて慌てて戻ったり、レジで気づいたり。数回続いたので、どちらも玄関に置き場を設置。

マスクとハンカチはいちばん目立つ場所に。

エコバッグは扉の内側に引っ掛けた。

「あれどこ?」と毎回聞かれてイラッ→家族がよく食べる物に指定席をつくった

かごに入れると存在に気づきにくくなるバナナ。ほかの食品と一緒にすると探しにくいインスタントみそ汁。どちらも家族が食べる物なので、わかりやすい指定席を用意。一目瞭然だから買い忘れもありません。

毎朝食べるバナナはそのまま置くことにした。

夫用のみそ汁は専用の引き出しをつくった。

出し入れのたびにイラッ→よく使うフェイスタオルは引き出しにすら、しまわない

入浴後はバスタオルではなく、フェイスタオルを使うことにし、ガンガン洗う石川家。使用頻度が高いので引き出しをはずして直接収納。ワンアクションで出し入れできるようにし、イラッをゼロに!

在庫管理が面倒でイラッ→ストックはあえてオープン収納にして買い忘れを防止

以前は引き出しに入れていたストック品。買い忘れや重複買いをしてしまうことがあり、その都度イラッ!引き出しをはずしてオープン収納にすれば、いつも目に入るので、在庫管理がラクに。

2 家族がすぐに"覚えられる"ルールにした

「食べていい?」「どこだっけ?」。ささいなことでも迷いがあると家族も自分もストレス。メモなしでも自然に伝わるルールを採用。

野菜が入っているときは出し忘れないよう、ぬか漬けに「鍋つかみ」をのせる。
しまうとかさばるトングは、引っ掛けると便利だった。
塩と砂糖で容器のサイズを変えると、間違えない。

1ボックス=1ジャンルなら、夫も息子も覚えられる

キッチンのボックスは1個につき1ジャンルの物しか入れないように決めました。わかりやすいので、迷いなく必要な物が取り出せます。「家族だけでなく、自分もラクです」。

ホットプレートは食器棚の下と決めた

食器棚の下の空きスペースにぴったりの箱をオーダーで作り、ホットプレート専用に。「出して」と言えば、家族のだれでも場所がわかっています。

自由に食べていい物は竹ざるにのせておく

いちいち確認しなくても、竹ざるにのっている物は、食べてもいいというルールを子どもたちと共有。1枚のざるにのっている量が1人分なので、兄弟の分まで食べてしまうこともありません。

しょっちゅう使うから振り向けば取れる位置にコップを収納

コップは、自分も家族もよく使うから、扉の中にしまい込むと手間が増えます。食器棚のオープン部分に、置くだけの収納ならラク!

3 動かず取れる場所にしまった

片づける&取り出すたびに動く必要があると、物が出しっ放しになりがちなので、動かずに出し入れできる場所に収納することに。

レシートは仕事イスの横に投げ込むだけだから管理できる

細かく確認はしないけれど、必要なときに見返せるよう、レシートは投げ込み式で保存。イスに座ったまま財布から抜き出して投げ込めば、移動は0歩。

その場で読めるから本のそばにイスを置く

本や雑誌は、別の場所に動かして読むと、元に戻すのが面倒になり、出しっ放しの原因に。イスを設置し、その場で読書。

レシピ本はキッチンの入り口に。

ここでしか使わない物をまとめてかごに収納する

かかとのケアや毛玉取りをするのはテレビを見ながらなので、必要な物はテーブル下が定位置。ソファ用のクリームもここに置けば、思い立ったときにすぐに取り出せるようになり、メンテの頻度がアップ。

家族みんなで使う物は動線上に置くとだれも探さない

「リビングに入ってすぐの場所が大事だと気がついた」と、廊下からつながる扉のすぐ横に、頻繁に使う+共有したい物を置くことに。必ず通る場所なので、取るのも戻すのもストレスなく、探さずにすみます。

参照:『サンキュ!』2020年11月号「STAY HOMEでもイライラしない家」より。掲載している情報は2020年9月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/加藤郷子 編集/サンキュ!編集部

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