白い背景に衣類でいっぱいの積み重ねられた金属洗濯かごの1列

圧倒的に片づけセンスがない人必見!元汚部屋の主が伝授する片づけルール4

2021/02/18

「片づけにルールがあるなんて知らなかった」とオギャ子。そんな彼女が収納上手なドキ子に導かれ、見事片づけられる人に!だれでも片づけられるようになる「オギャドキ式」片づけルールをご紹介!

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<教えてくれた人>
・オギャ子さん
元汚ギャルだから"オギャ子"。元汚部屋の住人だったが、ドキ子の指導で生まれ変わる。夫と長男(12歳)、二男(9歳)、三男(6歳)の5人家族。

・ドキ子さん
yuki名義でブログ「おうちと暮らしのレシピ」執筆。緊張しやすいのでオギャ子に"ドキ子"と呼ばれる。夫と長女(15歳)、二女(6歳)の4人家族。

2人による共著『片づけ下手でもおしゃれな部屋って言われたい!』(¥1,300/KADOKAWA)

※編集部注/初登場は20年9月号。オギャ子&ドキ子の名コンビっぷりが大好評!

1 片づけは「できた!」を感じやすい場所から始めよう

お片づけスイッチを入れるには、まず"達成感"を大切にしよう!

(オ)私、ドキ子に言われるまで片づけに順番があるなんて知らんかってん。だからドキ子に「どこから片づけたい?」って聞かれたときにピンとこなくて、「今すぐリビングとダイニングをスッキリさせたい」って言ったよな。
(ド)うん。オギャ子ちゃんは何でも「すぐ」にやりたい派やもんな。
(オ)でもさ、ドキ子は「広い場所は物の移動が多くて大変だから挫折しがち。最初は狭い場所からやろう」って言ってたやん。
(ド)うん。片づけでまず大事なのは「私にもできた!」っていう実感。いきなり100点を目指すんじゃなくて、小さな10点を積み重ねるほうが達成感を得やすいと思うよ。
(オ)私はキッチンの狭い場所から始めたら成功した!
(ド)で、ガッと片づけスイッチが入ったんやんな。

オギャドキ★オススメ 「できた!」を感じやすい場所

◆オギャ子オススメ
□自分がいる時間が長いキッチン

モダンなキッチンの白い部屋のインテリア。
mykeyruna/gettyimages

「キッチンは家で自分がいちばん長く過ごす場所。自分のテリトリーだから不用品のジャッジがしやすいし、引き出し1つでも『使いやすくなった!』って実感しやすいよ」。

◆ドキ子オススメ
□収納の場所が狭い洗面所

モダンな白いバスルームシンク(蛇口付)
Igor Vershinsky/gettyimages

「片づけの第一歩にオススメなのが洗面所。狭いから物の移動が少なく、短時間で作業が終わるから、達成感を得られやすいんです」。

2 つべこべ言わずいったん、ぜ~んぶ出してみる

自分で自分の背中を押すために、「何をどんだけ持ってるか」思い知ろう(笑)

(オ)最初、ドキ子に「いいからぜんぶ出し」って言われて「面倒でイヤや!」ってゴネてたよね、私。
(ド)ゴネてたね~(笑)。
(オ)でも確かにドキ子の言うとおりで、まず入ってる物をぜんぶ出してみて、収納場所をからっぽにする。で、使わない物を捨てて、よく使う物から取り出しやすい場所にしまったら……こんな私でも片づけられてん!
(ド)ぜ~んぶ出さないと、物の量ってわからないからね。"自分の目で自分の持ち物を把握する"ことは、片づけには大事なプロセス。
(オ)急がば回れ、って言葉はこのぜんぶ出しのためにあると思ったもん!
(ド)ぜんぶ出すと物の量がわかるのはもちろん、どこにしまえば使いやすいのかを一気に見直す機会にもなるからね。

ウゲ!と思っても、やる価値あり "ぜんぶ出し"のめっちゃいいこと

□後に引けなくなって一気に片づけられる
□ついでにいらない物が捨てられる
□今「使いづらい」収納を見直せる

ぜんぶ出すと最初は「なんじゃこりゃ!」と物の多さにうんざりするかも。でも、出したからには戻さねば!と"火事場のばか力スイッチ"がONに。ついでに物の量や収納も見直せて、いいことしかない!

◆ドキ子オススメ
物の出し入れが多い所をやると一気にスッキリ!

家の中で、物の入れ替わりが特に激しいのが下の3ヵ所。定期的に"ぜんぶ出し"をすることで、不用な物が増えすぎるのを防止できますよ。

1 冷蔵庫
2 クローゼット
3 おもちゃエリア

3 「入れる物」じゃなく、「出す物」を意識する

収納は量より質!サッと出せないと意味ないねん

(ド)オギャ子ちゃんは最初、引き出し=「入れる場所、たくさん詰め込む場所」って思ってたやんな。
(オ)空いた引き出しがもったいなくて、わざわざ捨てる予定の物を持ってきて詰め込もうとしたら、ドキ子に怒られた(笑)。
(ド)「引き出しには物を入れな損!」って思ってる人、オギャ子ちゃん以外にも多いよね。だけど、物は「入れやすい」より「出しやすい」ほうが圧倒的に大事。パンパンで引き出しにくいとか、奥が見えないからまた同じのを買っちゃうとか、そっちのほうがよっぽど時間とお金のムダづかいやん。
(オ)ドキ子に「引き出しは入れる物じゃなくて出す物」って言われたときは名言すぎて「あんた天才ちゃう!?」って思ったわ。確かにサッと出せないと意味ないもんな。

小さな引き出しから練習してみよう

デスクトップドロワーの事務用品。ペン、鉛筆、ペーパークリップ、ノート用のカラーシートを書く。職場の秩序。自宅で働く。
Ekaterina Bondaretc /gettyimages

【出しやすい引き出し三カ条】
一、しまう量は8割以下
一、中の物が見渡せる
一、パッと3秒で出せる

開けたら中が見渡せて、サッと出せるのが引き出しのいいところ。その長所を生かすためには入れすぎず重ねないで、物を取り出すまでのアクション数を少なく!扉つきの収納内にさらに引き出しを入れるのはやめよう。

4 収納グッズはいちばんあとに買う

収納グッズに飛びつくのはNG★「ここが不便」を実感してから買おう

(オ)前は100均でよさげな収納グッズを見つけると「これいいやん」ってすぐに買ってたわ、私。
(ド)半透明の収納ケースの量もすごかったやんな。何個持ってたっけ?
(オ)ドキッ(覚えてない)。服が増えたら収納ケースを買いたせばいいやって思ってたからなあ。
(ド)しかもぜんぶの収納ケースの引き出しが中途半端に半開きやってんな(笑)。
(オ)片づけに困ったら収納グッズを買えばいいって思ってたし。でも今はほんまに買わへんくなった。
(ド)グッズ頼りは卒業したね。
(オ)ドキ子に「しばらく収納グッズなしで暮らしてみ。そしたら何が不便かわかるから」って言われてやってみたら、確かに「あ、箸が散らかるのはここに専用のケースがないからや」ってわかった。わかってから買うと失敗もない。

やってはいけない買い方の例

【×】しまう物がハッキリしてないのに買う
【×】見た目がおしゃれだからと買う
【×】サイズを確認せずに買う

収納グッズを衝動的に買うのは「やせてから着よう」と入らない服を買うのと同じ!とドキ子。その服が欲しいなら、買う前にその服に見合う自分になるべし。収納グッズも現状を把握してから買うこと。

正しい冷静な買い方の例

異なる形状のクローゼット組織ボックスと鋼線バスケットのトップビュー
Kostikova/gettyimages

【◯】しまう物をしぼってから買う
【◯】使う場所がハッキリしてから買う
【◯】サイズをしっかり測ってから買う

収納グッズの購入は、片づけの最後にやること。まず物を減らし、具体的にどの場所で何を入れて使うのかを決めてから購入を。上記3つをクリアーしていれば"元に戻しやすい収納"が手に入るよ~!

参照:『サンキュ!』2021年3月号「リバウンドせずに片づく家の作り方」より。掲載している情報は2021年1月現在のものです。イラスト/オギャ子(マンガ) 構成/竹下美穂子 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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