44歳・フルタイム勤務・晩産…40歳で初めて家計を見直して「見栄」を捨てたら貯まった!
2021/07/02
お金は人脈に使うものという思い込みから、美容代や交際費などの見栄張り消費をやめて40歳で初めて家計を見直し!失敗と挫折を経て、シンプルがいちばんと気づいた現在のやりくり法を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Oさん(東京都 44歳)
夫(38歳)、長男(7歳)の3人家族。結婚8年目。住まいは、2DKの賃貸住宅。週5日、美容師として勤務。「就職してからずっと同じ会社で働いています」。
◎MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 53万円
世帯ボーナス(年間・手取り) 51万円
世帯年収(手取り) 687万円
月貯蓄額(保険除く) 15万円
年貯蓄額(保険除く) 約200万円
総貯蓄額 約1000万円
バブル世代の先輩からの刷り込みで、「お金は人脈に使うもの」と思い込んでいました(笑)
20年以上美容師として働くOさん。「年上の先輩から『人づきあいにお金を使うことが大事』と言われ、私も後輩などにおごるのが当たり前に。美容代、交際費だけで月10万円以上使っていました」。育休明け後、給料が減ったのを機に夫婦の財布を1つにし、家計の立て直しをすることに。「『サンキュ!』を参考にして、支出内容をすべて書き出してみました。今まで見栄を張って必要以上に使っていた支出が多いことに気づき、1つずつ改善。今では年200万円ペースで貯まる家計に変われました!」。
『サンキュ!』読者調査40代の月貯蓄額は?
※貯蓄型保険・投資を除く。
40代Oさんの1カ月の家計表
夫月収(手取り) 32万円
妻月収(手取り) 21万円
先取り貯蓄 15万円
貯蓄型保険料(学資保険含む) 1万9000円
住居費 11万2000円
水道・光熱費 1万8000円
通信費 2万2000円
子ども費(習い事代) 2万7000円
食費 4万円
日用品費 3000円
レジャー費 1万円
夫小遣い(通勤交通費、昼食代などを含む) 8万円
交際・イベント費 1万5000円
予備費(妻小遣い含む) 3万円
残し貯め 4000円
*残し貯めは翌月の予備費へ繰り越し
月15万円(保険料除く)×12+ボーナスから年18万~20万円貯蓄年約200万円貯まる!
交通便がいい今の環境で、家を探しています。
「通勤や通学にも便利で、自転車で大きな公園にもすぐ行ける今の環境が気に入っています」。現在の貯蓄ペースでもう少し頭金を貯めて、マンションを買うのが目標です。
Oさんのやりくりヒストリー
【10年 33歳 独身時代】
洋服や美容、飲み会などにガンガンお金を使っていた。
【13年 36歳 結婚】
夫婦別財布で、お互い何にお金を使っているか、全然わからず……。
【14年 37歳 長男誕生】
育休明けで、妻の月収が半分に!「このままじゃヤバイ!」と焦った。
【16年 39歳 復帰して2年目】
「簡単に貯まる!」と思っていたのに、から回りして貯蓄はそれほど殖えず。
【17年 40歳 『サンキュ!』を読む】
マイホーム購入のため、「1000万円貯める!」と本格的に見直しを開始。
【18年 41歳 夫の減収】
働き方改革で、夫の年収が70万円減!家計をさらにしぼり込んだ。
【21年 44歳 現在】
4年で貯蓄1000万円を達成!
失敗&挫折を経て、シンプルがいちばんと気づいた!現在のやりくり法
「家計簿アプリやポイントサイトは、手間がかかって自分には不向きでした」。支出額をざっくり書いたり、イベント費を分けるだけで、使いすぎを抑えられるように。
生活費はほぼキャッシュレス!現金で払うよりムダ買いしない
カード払いの支出額はアプリでチェック。仕事中の昼食代は月5000円ずつチャージしたWAONで支払います。「現金があるとうっかり買いすぎるので、持ち歩かないほうが節約に」。
スケジュール帳に支出額をメモするだけ。使いすぎ予防に
見開きカレンダーで買い物した日に支出額を記入し、食費とその他の支出でマーカーを色分け。「パッとひと目でわかるので、支出額を意識でき、自然と使いすぎをセーブできます」。
交際・イベント費を毎月分けたら、貯蓄がくずれない!
誕生日祝いや年払い保険料など、年間でかかる費用を書き出して、月1万5000円ずつ積み立て。「大きな支出があるときでも、安定して貯蓄できるようになりました」。
参照:『サンキュ!』2021年7月号「収入と貯蓄」より。掲載している情報は2021年5月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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