もしものときに、家族を守るために備えておきたいのが死亡保険。「何を選べばいいの?」「いくら必要なの?」という人のために、ムダなく、適した保障を得るための死亡保険の選び方をファイナンシャル・プランナーの畠中雅子さんに伺いました!
死亡保険は保障額を減らすことでムダをカット
死亡保険で備える保障額は、小学生以下の子どもがいる家庭で、大黒柱である夫が会社員の場合、2000万~3000万円が適正です。賃貸住まい、自営業の場合は、さらに1000万円増額しておくと安心。妻は、500万~1000万円を目安に。子どもの成長とともに必要な死亡保障額は減っていくので、それを踏まえて保険商品を選びましょう。
死亡保険は、「定期保険」「収入保障保険」が主流
死亡保険にも、いくつか種類がありますが、お子さんが小さい家庭の場合は、掛け捨ての保険でリーズナブルに保障を得るのがオススメです。加入する際は、掛け捨てタイプで割安な保険料の「定期保険」と「収入保障保険」を選ぶと、保険料負担を抑えられます。
「定期保険」は10年ごとの更新でお得に
定期保険の保障額受け取りイメージ図
「定期保険」は、万一のとき保険金が一括でもらえるというもの。契約時の保障額を高くし、保険期間を長く設定すると、適した保障額に見合わない保険料を払い続けることになります。そこで、10年満期のものを選び、更新するたびに死亡保障額を下げれば、保険料のムダを減らせます。
「収入保障保険」は、更新が面倒な人にオススメ
収入保障保険の保障額受け取りイメージ図
最近人気なのが、万一のときの保険金を給料のように毎月受け取れる「収入保障保険」です。契約時は最も保障額が多く、死亡時期が遅くなるほど受け取り期間が短くなるため、自動的に保障額が減っていくというタイプ。更新は不要なので、そのつど見直しするのが面倒な人にもオススメです。
死亡保険は、貯蓄が少ない家庭ほどその必要性が高まります。今は、ネット専用の掛け捨てタイプで、割安な保険も増えているので、最小限必要な保障額の保険を上手に選んで、大切な家族を守りましょう。
参照:『サンキュ!』9月号「今、入るべき保険。」より一部抜粋。掲載している情報は17年7月現在のものです。
監修/ファイナンシャル・プランナー畠中雅子、取材/秋山由紀、文/宮原元美(『サンキュ!』編集部)
『サンキュ!』最新号の詳細は
こちら!